東大2次試験は追試なし 新型インフル、患者減少で
東大は22日、2月25日から始まる2次試験で、新型インフルエンザのために受験できなかった人を対象にした追試は実施しないと発表した。
見送った理由として東大は(1)患者数が昨年11月末以降、一貫して減少傾向(2)ワクチンの対象が拡大され、自主的な予防が可能―などを挙げ「追試は公平性確保の点で懸念があり、総合的に判断した」としている。
文部科学省によると、22日午前時点で、国立大82校のうち追試実施を決めたのは63校で、追試を見送ったのは東大、東京芸術大、三重大の3校。公立大は76校中62校が追試を決定、7校が追試は取りやめた。
(2010年1月22日読売新聞より引用・一部改編)
2次試験での追試は、大学の負担があまりにも大きいので、この決定に安堵している大学関係者も多いことでしょう。
なお、もう一度勉強したい方へお勧めの2冊を紹介しておきます。書いてあることはわかっちゃいるけどできないことばかりです。
四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)
三輪 裕範
「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
古市幸雄
’09現場から<3> 新型インフル 首都圏初感染の洗足学園 中傷で知った“きずな”
十二月上旬、川崎市高津区の洗足学園を訪ねた。生徒や学生らが談笑する“日常”から、半年前の重々しい空気は想像できない。
今春、世界各地に新型インフルエンザ感染が広がった。日本では感染を「水際」で防ごうと、海外渡航を自粛する動きが出た。関西で初めての感染確認を受け、県内の中学校では修学旅行のコース変更が相次いだ。そんな“新型インフルパニック”のさなか、洗足学園高校の生徒二人が五月下旬、首都圏で初の感染者となった。
感染発覚の直後から、「なぜこの時期にまん延国の米国に生徒を渡航させたのか」と非難の電話が同校に殺到した。ネット上には「生徒は観光で米国へ行ったのではないか」と、いわれのないことも書き込まれた。
同校の植田伊知郎事務局長は「生徒や保護者は心に大きな傷を負った」と言う。騒動の後も、同校では生徒らのカウンセリングを続けている。
植田事務局長は「新型インフル感染そのものより、ネットの怖さを当事者として体感した。真実でない中傷もあっという間に広まり、信じられてしまう。ネットがこれほど普及していなかったら、事態も少しは違ったのではないか」と漏らす。
一方で、批判の矢面に立ちながら前田隆芳校長は「子どもたちなりにインフルエンザに相当の対応をして、模擬国連参加に臨んだ。渡米させて良かったと今でも考えている」と強調。そんな校長らの姿に「世間が何を言おうとも、洗足は大好きです!」という在校生からのファクスをはじめ、市民から激励のメールも多く届いた。
授業再開後、前田校長は「今回、学園の強いきずなを知ることができたのは私の財産」と語った。
植田事務局長もこう振り返った。「非難の電話を受け続けたことよりも、温かい応援メッセージを受けたことのほうが印象深い」 (北条香子)
<新型インフルエンザ騒動> 4月末、メキシコで感染が確認され、世界中に拡大した。米国ニューヨークの「模擬国連会議」に参加した洗足学園高校2年の女子生徒2人の感染が5月20日、首都圏で初めて確認された。その後、全国に感染が広がり、現在も県内では、学年閉鎖やイベント中止などが相次いでいる。
(2009年12月25日東京新聞より引用・一部改編)
マスコミが当時の恐怖を煽る報道について反省の意味をこめて再点検しているのは、よいことだと思います。
しかし、
当時の異常とまで言える過熱した報道の傷がいえることは、担当者にはないと思います。
それほどまでに当時の取材合戦はひどいものでした。
「同じ受験生なのに」…新型インフルワクチン、浪人生は“優先”外 不満の声も
厚労省「社会混乱を防ぐためではない」
新型インフルエンザのワクチン接種で、厚生労働省が決めた接種順位では高校生は優先されるが、浪人生に配慮はない。このため、浪人生からは「同じ受験生なのに」と不満も漏れる。
新型の接種は、医療従事者、妊婦や持病のある人、小児を対象に始まっており、今後、1歳未満の幼児の保護者、小学校高学年〜高校生、65歳以上と続き、浪人生を含む「一般」への接種はそれ以降となる。
埼玉県所沢市の男子予備校生(19)は「接種が遅くなれば危機だ」と話し、東京都北区の女子予備校生(18)も「区切りを20歳以下とすればよかったのに」と訴える。
ただ、厚労省によると、高校生以下の優先は、学校で集団感染が発生しやすく、その分、重症者が出るリスクも高いため。同省は「接種目的は重症化を防ぎ、死者発生を抑えること。(受験などでの)社会的混乱を防ぐためではない」とし、接種順を変える考えはないという。
これに対し、全国予備学校協議会は「受験を目指す高卒生も優先対象に」とする要望書を同省に提出。大手予備校職員は「予備校には授業や模試で現役高校生も集まる。集団感染で重症者が出る恐れは浪人生も同じでは」と語る。
鳥取県の平井伸治知事は、浪人生を含めた優先枠を設けられないか検討すべきだという考えを表明。一方、宮城県は受験を控えた中3、高3の希望者の接種を前倒しする方針だが、浪人生は対象外の方向。仙台市の男子予備校生(19)は「予備校仲間は不満を漏らしているが、今となっては、健康に気をつけて頑張るしかない」と語る。
大学側は受験生の救済措置を検討中。文部科学省は1月16、17日のセンター試験について、例年は追試験は1週間後だが、今回は回復期間を考慮し、2週間後に設定。国公立大や私大も流行に応じて措置を講じる方針で、立教大や明治大などは追試実施を決めている。
(2009年11月25日読売新聞より引用・一部改編)
この問題は、厚生労働省の言い分に分があると考えます。
「浪人生」の定義が曖昧です。
仮面浪人、社会人受験など、高校卒業資格のあるものは、誰でも浪人生になることができます。
そういう社会的な対応で18歳以下と決めたわけではなく、医学的ということです。
「浪人生」を証明する公的な方法がない以上、全員に接種する以外に「浪人生」を選ぶ方法はないのです。
新型インフル、学級閉鎖の目安を緩和 県教委、授業時間数の確保に支障
新型インフルエンザの流行を受け、県内の学校で休校や学級閉鎖などの措置が拡大している問題で、県教育委員会は26日、同一クラスで閉鎖が繰り返された場合の閉鎖目安を緩和した。授業時間数の確保に悩む学校現場からの要請を受けた形だ。
県新型インフルエンザ対策本部で決めた目安は「クラス内に複数の患者が確認された場合は1週間の学級閉鎖」。これまでは、再び同じクラスで2人の患者が出ると、また1週間の学級閉鎖を繰り返していた。県教委教育企画室によると、23日現在、同じクラスで2回目の閉鎖となっているのは3校あるという。
緩和したのは、同一クラスで学級閉鎖が繰り返されることにより、授業時間数が確保できないなど学校運営に支障が出るケース。これを前提に、学級閉鎖を行ったことのあるクラスで、児童生徒数の約20%の患者が確認された場合は、学校長などが5日間程度の学級閉鎖を検討するとした。県教委は「今後、患者数は増えることが想定される。各学校は余裕を持って授業時間数を確保しているが、それでも足りないケースが出てくる」と判断。保健薬務課など協議し、目安の一部緩和を決めたという。
県に26日入った報告によると、新型インフルエンザの集団発生のため新たに22校が休校や休園、学年閉鎖を行った。新たに措置を取ったのは山形、米沢、鶴岡、酒田、上山、長井、東根、尾花沢、大石田、最上、真室川、庄内の学校など。内訳は小学校5校、中学校13校、高校3校、保育施設1カ所。23日現在で休校などを行っているのは91施設。累計では189カ所になった。
(2009年10月26日山形新聞より引用・一部改編)
これだけの流行状況で、学級閉鎖をすることは、もはや効果が低いといわざるを得ません。
現場の先生方はこの決定でほっとしてるでしょう。。