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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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新型インフルエンザとは何ですか 

I-1 新型インフルエンザとは何ですか。

ダウンAnswer
 新型インフルエンザウイルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと効率よく感染できるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患が新型インフルエンザです。
 新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。人間界にとっては未知のウイルスでほとんどのヒトは免疫を持っていませんので、これは容易に人から人へ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。
 現時点で、こうした性質を持つ新型インフルエンザの発生は確認されていません。

 新型インフルエンザの英語訳は、Pandemic Influenza2008年9月19日に公開された新型インフルエンザガイドライン(フェーズ4以降)英語訳versionではなっています。New Influenzaではありません。

 新型インフルエンザと鳥インフルエンザは別の疾患概念です。英語訳すればその違いにすぐ気がつきます。

 新型インフルエンザ=Pandemic Influenza
 鳥インフルエンザ=Avian Influenza(Avian Flu)

 Pandemic Influenzaは「状態」を表すのに対し、Avian Fluは「疾患」そのものを表します。

だから、
「新型インフルエンザとは、~~」という説明が必要になってしまうのです。
パンデミックインフルエンザという訳にしておけば、
「パンデミックとは、~~」という説明だけで済んだのです。

日本で最初にPandemic Influenzaの英語訳を新型インフルエンザにしてしまった人の罪は重いと思います。

 
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[ 2009/01/04 00:00 ] Q&A | TB(0) | CM(1)

25年間隔で新型インフルエンザパンデミックが起こるとは確率論からいえない 

厚生労働省の新型インフルエンザに関するQ&Aに以下の質問があります
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html#1-4
I-4 なぜ、新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)の可能性が指摘されているのですか。

answer.gif
 I-3に記載があるように、人から人へ感染する新型インフルエンザの世界的流行は10年から40年程度の周期で起こるとされていますが、この数十年間は発生がありません。さらに、現在地球規模で発生している高病原性鳥インフルエンザのウイルスが、新型インフルエンザウイルスに変異することが懸念されています。これらの理由から、新型インフルエンザの世界的流行の可能性が示唆されています。
 新型インフルエンザがもし発生した場合、基本的にすべての人が、そのウイルスに対して抵抗力(免疫)をもっていません。そのために新型インフルエンザはヒトの間で、広範にかつ急速に拡がると考えられます。さらに、人口の増加や都市への人口集中、飛行機などの高速大量交通機関の発達などから、短期間に地球全体にまん延すると考えられます。この世界的流行をパンデミックといいます。  ただし、新型インフルエンザウイルスがどのくらい強い感染力をもつのかについては、現段階では予測できません。

 厚生労働省のanswerは「可能性が示唆されています。」「現段階では予測できません。」と適切に記載がされていますが、時々、

「人から人へ感染する新型インフルエンザの世界的流行は10年から40年程度の周期で起こるとされてい」るので、次回のパンデミックもその周期付近で発生すると思われる。

 という理論を展開する人がいます。今日はこの理論の誤りについて指摘します。

 ある事象が発生することに関して、まずその発生頻度が正規分布に従うのか、ベキ分布に従うのかという点を区別することが必要です。大地震や、大きな台風などの自然災害は、ベキ分布に従うというのが一般的です。

 正規分布に従うのであれば、10年から40年程度の周期というより、平均周期の25年という値があり、それの±○年(標準偏差に相当)の間にパンデミックが発生する確率が95%であるという表現ができるはずです。

 しかし、ベキ分布に従う事象の場合、平均値は不定であり、標準偏差は無限大になることもあります。極端な現象(この場合はパンデミック)が重要な意味を持ち、平均周期や標準偏差を考えることは無意味なのです。

 したがって、
「人から人へ感染する新型インフルエンザの世界的流行は10年から40年程度の周期で起こるとされてい」るので、次回のパンデミックもその周期付近で発生すると思われる。という理論展開は、誤りであり、正しくは、

「人から人へ感染する新型インフルエンザの世界的流行は10年から40年程度の周期で起こるとされてい」るが、その発生頻度は正規分布よりもベキ分布に従うと推測されるので、次回のパンデミックがいつ発生するのかを推定することは不可能である。という理論展開が正しいと思います。

 厚生労働省のanswerは「現段階では予測できません。」という答えそのものは正しいのですが、そこに行きつくための過程を大事にしたいです。なお、もし私の理論に誤りがありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。

[ 2008/10/17 00:00 ] Q&A | TB(0) | CM(2)

210万人の死亡推計を視覚的にイメージする 

 厚生労働省によると、過去に流行したアジアインフルエンザやスペインインフルエンザのデータに基づき推計すると、死亡者は17万人~64万人と推定されています。また、オーストラリアの研究機関は、日本で最大210万人の死亡者がでると想定しており、国立感染症研究所研究員の岡田晴恵氏はこの210万人で準備を進めるべきだと警告しています。
 しかし、ほとんどの国民にとっては、「64万人」も「210万人」もピンとこないのではないでしょうか?ですので、簡単にグラフ化してみました。
64-s.jpg
210-s.jpg
 どうでしょう?「64万人」、「210万人」の死者が出るというインパクトを実感していただけましたか?さらに働き盛りの世代が失われてしまうのです。

 なお、何度かこのブログで国会議員の重要性について記述いたしましたが、国会会議録検索システムで会議録が検索できますので、時間のある方は一度覗いてみてください。

[ 2008/08/12 00:00 ] Q&A | TB(1) | CM(3)

N95マスクの正しい装着方法についての通知 

http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-46/hor1-46-4-1-0.htm
基発第0207006号

第1
2(4) 防じんマスクの顔面への密着性の確認
   粒子捕集効率の高い防じんマスクであっても、着用者の顔面と防じんマスクの面体との密着が十分でなく漏れがあると、粉じんの吸入を防ぐ効果が低下するため、防じんマスクの面体は、着用者の顔面に合った形状及び寸法の接顔部を有するものを選択すること。特に、ろ過材の粒子捕集効率が高くなるほど、粉じんの吸入を防ぐ効果を上げるためには、密着性を確保する必要があること。そのため、以下の方法又はこれと同等以上の方法により、各着用者に顔面への密着性の良否を確認させること。
   なお、大気中の粉じん、塩化ナトリウムエアロゾル、サッカリンエアロゾル等を用いて密着性の良 否を確認する機器もあるので、これらを可能な限り利用し、良好な密着性を確保すること。
  ア 取替え式防じんマスクの場合
    作業時に着用する場合と同じように、防じんマスクを着用させる。なお、保護帽、保護眼鏡等の 着用が必要な作業にあっては、保護帽、保護眼鏡等も同時に着用させる。その後、いずれかの方法により密着性を確認させること。
   (ア) 陰圧法
     防じんマスクの面体を顔面に押しつけないように、フィットチェッカー等を用いて吸気口をふさぐ。息を吸って、防じんマスクの面体と顔面との隙間から空気が面体内に漏れ込まず、面体が     顔面に吸いつけられるかどうかを確認する。
   (イ) 陽圧法
     防じんマスクの面体を顔面に押しつけないように、フィットチェッカー等を用いて排気口をふさぐ。息を吐いて、空気が面体内から流出せず、面体内に呼気が滞留することによって面体が膨張するかどうかを確認する。
  イ 使い捨て式防じんマスクの場合
    使い捨て式防じんマスクの取扱説明書等に記載されている漏れ率のデータを参考とし、個々の着用者に合った大きさ、形状のものを選択すること。

上記に基づき、フィットテストを行う必要があります。

[ 2008/07/15 00:00 ] Q&A | TB(0) | CM(0)

新型インフルエンザ対策の心得と決意 

現状と課題
 新型インフルエンザは今後必ず発生する(それは明日かもしれないし、20年後かもしれない)。そのために、感染症外来協力医療機関の整備、パンデミックワクチンの確保などの対策が国及び都道府県、市町村のレベルで議論されている。

国民が受け入れなければならない真実
 新型インフルエンザが発生した際、感染爆発は「必ず」起こる。プレパンデミックワクチンの接種やタミフルなど予防薬の投与によって被害規模を抑えることは出来ても、感染爆発そのものを防ぐ手段はない。新型インフルエンザによる死亡者をゼロにすることは絶対に出来ない。まず、この事実を国民は受け入れなければならない。
 しかし、新型インフルエンザによる死亡者を、対策を何もしないときと比較して「少なく」することはできる。公衆衛生関係者は、死亡者を「少なく」するために対策を講じている。頑張っている。努力している。

死亡者を「ゼロ」にするためではなく、「少なく」するために国民が受け入れなければならない現実~命の選別~
 国は、新型インフルエンザ発生時に「発熱外来」を市町村単位で開設し、そこで患者をトリアージする計画を立てている。トリアージとは、JR福知山線脱線事故の際に有名となった、災害医療の際の患者のふるいわけである。「発熱外来」を受診した患者も、「入院治療が必要」「現時点で緊急医療は必要なく、タミフルを服用して自宅安静」などとふるいわけを行う。これは、限りある医療資源(医師、看護師、入院ベッド、人工呼吸器など)を効率よく利用するために必須である。この際「人の命の重さは平等だ」という、日本人の心に刷り込まれている概念を捨てなければならないという苦渋の決断が現場で必要だということである。
 ~命の選別~国民はこの現実を受け入れる心の準備をしておく必要がある。

houkouzu.jpg
[ 2008/06/13 00:00 ] Q&A | TB(0) | CM(0)









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