TOP PAGE 210万人死亡イメージ 木村盛世等
新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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新型は弱毒 

インフル死は推計200人 史上3番目の低水準で「新型は弱毒」裏付け
 インフルエンザの流行によって増加した死者数を推計する「超過死亡」が、新型が流行した今シーズンは約200人に留まり、昭和62年の調査開始以来3番目に低い水準だったことが26日、国立感染症研究所の調べで分かった。例年は1万人程度で推移しており、弱毒性といわれた今回の新型インフルの毒性が、季節性インフルよりも低かったことが裏付けられた。

 超過死亡は、インフルが流行しなかったと仮定した場合の死者数と、流行時の実際の死者数を比較することでインフルによる死者を推計する手法。インフル感染者は毎年1千万人近くに上り、すべての死亡例を調べることが困難なため、毎年この手法で死者数を推計している。

 この手法で推計すると、今シーズンの超過死亡は約200人だった。例年の超過死亡は1万人程度で、インフルが大流行した平成10~11年のシーズンでは3万5千人を超えていた。
(2010年4月26日産経新聞より引用・一部改編)

 やっぱりね…という結果です。

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[ 2010/04/28 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(1)

感染症発生動向調査事業 

 感染症発生動向調査事業は、感染症法第12条から16条に基づいて、感染症の発生や流行情報を正確に把握し分析して、その結果を国民や医療関係者に迅速に提供・公開するため全国的に実施されています。

 調査対象感染症は、一類感染症7疾病、二類感染症5疾病、三類感染症5疾病、四類感染症41疾病、五類感染症41疾病、新型インフルエンザ等感染症に2疾病が指定され、合計101疾病が対象となっています。

   全数把握感染症は、一類から四類の感染症、五類の一部(16疾病)の感染症及び指定感染症が対象で、国内全医療機関から発生情報を収集しています。定点把握感染症は、五類感染症の一部(25疾病)が対象で、指定された医療機関の協力により情報を収集しています。

 また、どのような病原体が流行の原因になっているかを把握するため検査定点医療機関を指定し、採取された検体を地方衛生研究所で検査をしています。

(情報の公表)
感染症法第十六条 厚生労働大臣及び都道府県知事は、第十二条から前条までの規定により収集した感染症に関する情報について分析を行い、感染症の発生の状況、動向及び原因に関する情報並びに当該感染症の予防及び治療に必要な情報を新聞、放送、インターネットその他適切な方法により積極的に公表しなければならない。
2 前項の情報を公表するに当たっては、個人情報の保護に留意しなければならない。
 日本では、 インフルエンザウイルスを含めてこのようにサーベイランスが確立しており、都道府県の地方衛生研究所、国立感染症研究所感染症情報センターのHPでその情報が公開されています。

 このように、新型インフルエンザが発生しようがしまいが、地道な努力を地域の保健所が全国的に行っていることが、感染症の発生動向の異常を探知するのに役立っているのです。

 保健所の皆さん、日頃からの仕事にこれからも誇りを持っていきましょう!

 広島県感染症情報センターのHPに感染症発生動向調査事業のついて図入りで説明がありますので、ご覧下さい。

http://www.pref.hiroshima.lg.jp/hec/hidsc/doukoutyousa/kimage/flow.gif

[ 2009/07/16 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(0)

カテキンうがいでインフルエンザが激減? 

 インフルエンザワクチンを接種した高齢者76人がカテキンを100ml当たり20mg含む溶液で、48人が偽溶液で1~3月まで毎日3回うがいした。結果、偽溶液群では5人インフルエンザにかかったのに対し、カテキン群は発症者が1人と少なかった。ちなみに緑茶は100ml当たりカテキンを67.5mg含有している。(データ:J. Altern. Complement. Med.;12(7):669-672,2006)
(2009年4月10日 日経ヘルスオンラインより引用・一部改編)
 上の文献は、これです。
Gargling with tea catechin extracts for the prevention of influenza infection in elderly nursing home residents: a prospective clinical study. J Altern Complement Med 12: 669-672, 2006.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16970537

 新型インフルエンザの予防策で、いまでも手洗い・咳エチケットの次に、うがいを推奨しているところがありますが、そのうがいを支持する極めて貴重なデータです(うがいは欧米では全く推奨されておらず、日本でも推奨している専門家は少数派)。

 これをどう読み込みますか?統計上はodds ratio, 15.711と高い有意差が認められます。だから激減という表現を用いているのでしょう。

 ただ、症例対象研究の限界は見受けられます。サンプル数の少なさ、条件の違いなどです。

[ 2009/06/06 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(6)

佐賀県インフルエンザ半減キャンペーン2008の目標達成しない真の理由とは 

 ◇学級・学年閉鎖も過去最悪 県「取り組みの遅れ反省」  今季から始めた県のインフルエンザ半減キャンペーンが“失敗”に終わったことが9日、分かった。鳴り物入りの事業だったが、39医療機関で行っている定点調査の結果、患者数のピークが昨季の1・5倍になったほか、学級・学年閉鎖は記録が残っている02年度以来最悪の延べ55校だった。 県は取り組みの出遅れなどが原因と分析している。

 県健康増進課によると、今季の1定点当たりの患者数のピークは、1月25日までの1週間の40・54人。これに対して昨季の最高は27・36人(08年2月3日までの1週間)。今季は約1・5倍増になっており、「ピークを半減させる」とするキャンペーン目標を達成するどころか、まるで逆の結果となった。

 また学級閉鎖は、定点調査で今季より多い48・54人を記録した06年度(23校)の倍近くに上った。同課は「学校にキャンペーン取り組みを呼び掛けなかった」と反省点を挙げた。

 さらに「予防接種は10月にするのが効果的で、キャンペーンは1カ月ほど早く始めるべきだった」と11月スタートを悔やんでいる。

 一方で、キャンペーンに参加した計200事業所からは「意識向上に役立った」との評価が寄せられ、県庁では職員の罹患(りかん)率が前年の6%(推定)から2・9%に半減するなど一定の効果も見られた。

 半減キャンペーンは、新型インフルエンザへの対応に生かすため、予防接種やマスクの着用など予防意識を県民に徹底させようと2月末まで展開された。【上田泰嗣】
(2009年4月10日 毎日新聞より引用・一部改編)

 この県は取り組みの出遅れなどが原因と分析している。というコメントが本当か真意かどうかは甚だ疑問です。佐賀県だけが昨季より悪くなっているのであれば県の取り組みが悪いのかもしれませんが、 もしかしたら、佐賀県は患者数のピークが昨季の1.5倍だったけど、全国的には2倍であり、佐賀県はよくやっていたのかもしれません。

 このようなばあい、他都道府県すべてのデータと比較できるのだから、そこと比較して議論すべきです。疫学的にそう考えるのが基本です。

参考
佐賀県インフルエンザ半減キャンペーン2008…目標達成せず


[ 2009/04/14 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(1)

インフルエンザ集団発生が起こるのは、ウイルスのせいではなく一人ひとりの意識が低いから 

 宇都宮の警察学校でインフルエンザの集団発生がありました。

 外岡立人氏の主宰するホームページでは、
「A型であったなら、即、株の同定が必要だ。それが新型インフルエンザ対策の初動態勢だ。」
という記載がありましたが、私はその意見に同意できません。それは間違いです。私の意見は以下のとおりです。

 新型インフルエンザ対策は、季節性インフルエンザ対策の延長にすぎません。株が何であれ、一人ひとりのやることは全く同じなのです。

 何故、株の同定をする必要があるのでしょうか。それは、地域的なサーベイランスと比較して、初めて意味があることなのです。宇都宮の警察学校で集団感染した患者から検出したインフルエンザウイルスと、宇都宮市全体で流行しているインフルエンザウイルス、さらには栃木県全体から検出インフルエンザウイルス、日本全体で流行しているインフルエンザウイルスと比較して、初めて意味が出てくるのです。

 集団発生しているところは、あたかも問題のように見えますが、そもそも、それが本当に集団発生なのかを把握するところから考える必要があります。

 しかも、株の同定をして、その結果が出たところで、何か行政及び個人個人がすべき対策が変わるのでしょうか?私は変わらないと思います。しいて言えば、

 本来やらなくてはいけないとわかっていた感染症対策を、臨場感をもって再認識する。

 くらいだと思います。

 新型インフルエンザ対策は、季節性インフルエンザ対策の延長にすぎません。一人ひとりが、季節性インフルエンザ対策をなめているのが現状です。この現状を再認識することで、パンデミックによる被害は少なくできるのです。

[ 2009/04/13 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(4)









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