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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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新型インフルエンザにかかった(?)人がいるようだ 

 今日は新型インフルエンザにかかったらしい人のブログを紹介します。

 http://www.angelina.co.jp/blog/archives/181

 タクシーの中で、はめていたマスクをずらすという咳エチケット違反を犯し、

 40度近くにまで発熱したため、病院へ行くと、なんと新型インフルエンザと診断されたようです。

 リレンザを処方され、事なきを得たということですが、巷では、このように新型インフルエンザと季節性インフルエンザの区別がついていないということ、咳エチケットを守らない事実が明らかになりました。

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[ 2009/02/28 00:00 ] 諦めの気持ち | TB(0) | CM(3)

子ども予防接種週間から考えるプレパンデミックワクチンの低い接種率 

 明日、平成21年2月28日(土)から3月8日(日)までの9日間は、子ども予防接種週間です。

【実施要綱】
1.目的
保護者を始めとした地域住民の予防接種に対する関心を高め、予防接種率の向上を図る。
2.主催
日本医師会、日本小児科医会、厚生労働省
3.後援
文部科学省(予定)、「健やか親子21」推進協議会
4.実施期間
入園、入学前で保護者の予防接種への関心を惹起する時期であることから、2009年2月28日(土)から3月8日(日)までの9日間とする(今年度は2回の土曜日、日曜日を含む9日間を実施期間とする)。
5.対象
予防接種法に基づく予防接種を原則とする。
任意接種については、かかりつけ医が十分に相談のうえ、実施する。
6.実施内容
種々の予防接種の相談に応ずるとともに、通常の診療時間に予防接種が受けにくい人たちに対し、特に土曜日、日曜日に予防接種を行う。麻しん及び風しんについて、今年度より第3期、第4期の定期接種が開始されたことから、対象となる者に対する啓発を行うなど、予防接種への普及・啓発に努める。
7.実施機関
賛同した医療機関、各地域の予防接種センター
8.広報
ポスターを作成、配布する。また、マスコミ、行政とも連携を図り、ホームページ(http://www.med.or.jp/vaccine/)等を活用して積極的にPRする。

 今年度は2回の土曜日、日曜日を含む9日間を実施期間とするのがポイントです。新型インフルエンザ対策では、ワクチン接種に関するガイドラインの公表は平成21年2月17日の他のガイドラインの発表があったにも関わらず先送りされましたが、そもそも、有効性が極めて低いインフルエンザワクチンと違い、麻しん・風しんワクチン(MRワクチン)の2回接種は、発症したら極めて致死率及び後遺症発症率の高い麻しんまたは風しんの予防にきわめて有効です。しかし、平成20年度から始まった中学1年生および高校3年生相当年齢の子どもに対するMRワクチンの接種率は約65%にとどまっています。

 有効性が明らか(重症化予防効果が90%以上)であり、無料で、予防接種法の対象であり万が一の後遺症に対する保障制度も確率されているMRワクチンでの接種率がたったの65%に過ぎないという事実は、今後の日本におけるプレパンデミックワクチンおよびパンデミックワクチンの計画に、大きな影響を与えます。
 
MRワクチン プレパンデミックワクチン
有効性 極めて高い 低いと予想される
費用 無料 未定(無料?)
後遺症に対する法的根拠 予防接種法
(とても手厚い生涯にわたる保障)
医薬品医療機器総合機構法
(極めて簡素な保障)
高校3年生に対する接種率 65%程度 ?(どう考えても65%以下)

 プレパンデミックワクチンを接種したいと叫びつつ、自分の子供にMRワクチンを接種させていない保護者が何十万人もいるという事実を、皆さんどう考えますか?

[ 2009/02/27 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(0)

新型インフルエンザ対策ガイドライン(案)に対するパブリックコメントの結果考察その2 

 「新型インフルエンザ対策行動計画」(改定案)及び「新型インフルエンザ対策ガイドライン」(案)に対する意見募集の結果について

 続編です。

 http://www.cas.go.jp/jp/influenza/kekka/pdf/090117bessi_2.pdf

医療体制に関するガイドラインに寄せられた主な御意見とその回答  
No 御意見 回答
1 発熱相談センターの対応は電話方式とすることを明記 していただきたい。 ご意見を踏まえ、「電話等により極力対面を避けて」と修正する。
2 慢性疾患等を有する定期受診患者だけでなく社会機能 維持に関わる者についてもファクシミリ等によるによ り抗インフルエンザウイルス薬等の処方せんの発行及 び服薬指導等を行うことができるようにすべき。 慢性疾患等を有する定期受診患者については、かかりつけの医師が日頃から患者の 病状等を把握しており、電話による診療が可能な場合もあるが、かかりつけの医師 を持たない者に対する電話による診療は、一度も対面したことがない診療となる等 患者に関する情報が不十分であるため診断が困難であり、かつ、抗インフルエンザ ウイルス薬を多数の医師から処方してもらう者が出る可能性があるため、原文どお りとする。
3 入院の基準について示すとともに、自宅療養にされた 結果、予後不良になった場合に刑事訴追の免除等につ いて法整備に向けた検討を行うことについて明記して いただきたい 「入院の基準」については、ガイドライン運用にあたっての課題であり、引き続き 検討する。
4 「電話による処方せんの発行」の内容について具体的 に記載していただきたい 医療機関を受診した患者について、受診した疾患に係る電話による診療、処方せん の発行等を行う趣旨であるため、文言を修正する。
5 国、都道府県、市、感染症指定病院、協力病院、発熱 相談センターに関して、備蓄薬の配分や、段階別の役 割分担の概要をフローチャートとして図示してほし い。 ご指摘を踏まえ、対策の概要を示す図を追加する。
6 慢性疾患等を有する定期受診患者について、新型イン フルエンザかどうかを電話で判断するのは難しいので はないか。 慢性疾患等を有する定期受診患者については、かかりつけの医師により病状等の把 握がされており、家族歴等を手がかりに新型インフルエンザの診断ができる場合が あると考えられる。
7 新型インフルエンザ流行時には平時よりも資源不足で 緊縮した医療しか提供できないことを前提とした、病 院運営の指針を策定するよう、ガイドラインに記載し ていただきたい 新型インフルエンザ流行時における医療機関の診療継続計画については、研究等を 通じて検討をしているところであり、別途、お示しすることとする。
8 新型インフルエンザ患者の入院は総合病院が行い、単 科病院や有床診療所は普段総合病院に入院している人 を受け入れて治療するなどの連携をとる方が実践的で はないか。 既に病病連携について示しており、今後、地域の特性に応じて検討を進めていただ くこととしている。
9 新型インフルエンザの治療に携わる医療従事者に万が 一、感染し、死亡する等のことがあった時の手厚い保 障制度をつくるべき。 医療従事者が安心して新型インフルエンザ対策に従事できるよう、感染症指定医療 機関におけるマスクやゴーグルなどの個人防護具の整備への支援や、プレパンデ ミックワクチンの接種、研修の実施、二次感染防止に係るガイドラインの策定等の 感染リスクに対する支援を進めているところである。また、勤務医が業務上新型イ ンフルエンザに罹患した際には、労災保険の適用がある。
10 発熱外来や発熱センターでのトリアージ法について、 地域の医師、看護師、保健師等に対して具体的な講習 会を開いてほしい。 ご意見を踏まえ、今後検討してまいりたい。
11 発熱外来における想定外の事態への対処についても考 えておくべき。 行動計画において、医療機関・薬局及びその周辺において、混乱による不測の事態 の防止を図るため、必要に応じた警戒活動等を行うこととしている。
 No.3の御意見「自宅療養にされた結果、予後不良になった場合に刑事訴追の免除等について法整備に向けた検討を行うことについて明記していただきたい」という部分は、完全に無視しているところがさすがです。

 No.6の回答「慢性疾患等を有する定期受診患者については、かかりつけの医師により病状等の把握がされており、家族歴等を手がかりに新型インフルエンザの診断が できる場合がある と考えられる。」という部分は、「できる場合がある」といってしまったらおしまいなのではないでしょうか。

   No.9の御意見「手厚い補償」は、切って捨てられました。これは当然だと思います。手厚い補償は必要ありません。

[ 2009/02/26 00:00 ] 国・国会・内閣官房 | TB(0) | CM(0)

大分県内発生なら入試・議会・選挙も延期? 

 大分県は2009年2月20日、新型インフルエンザ患者を同日に県内で初確認した想定の総合訓練を実施した。職員約200人が参加。訓練では全県立学校を休校し、高校入試や24日開会する定例県議会の延期を決定。県の新年度当初予算が審議されないため、暫定予算を組み直し、大分市議選も22日の投開票繰り延べを市選管に依頼するなど大きな影響が出ることが分かった。訓練後の会見で隣接県での発生時の対応について広瀬勝貞知事は、複数患者が出ている場合、県内発生に準じた扱いにする考えを示した。

 大分市在住で、別府市のスーパーに勤める男性が15日から東京へ出張し17日に帰県。19日午後からせきが出始め、20日に勤務先から病院へ運び込まれたとの想定。19、20日の両日、不特定多数と接触した機会(公共交通機関、スーパーなど)について、時間帯などが克明に報告された。入院中の男性から聞き取りしたとの想定だが、18日の行動は示されなかった点など、今後に課題も残した。

 選挙に関しては、告示後の日程延期を法が想定しておらず、任期満了後に職にとどまる規定もなく、超法規的措置が必要という。流行終息には2カ月程度かかるとされるが、広瀬知事は「警戒態勢の解除時期は、さまざまな要素を勘案するしかない」と、解除の基準はないことを明らかにした。【梅山崇】
(2009年2月21日 毎日新聞大分版より引用・一部改編)

 入試・選挙は「不要不急」であることは間違いありませんが、入試は1つの県だけで中止・延期をしても、他の県が実施していれば影響が大きいですから、日本国として統一した対応をとることが望まれます。

[ 2009/02/25 00:00 ] 学校・保育園・幼稚園 | TB(0) | CM(0)

新型インフルエンザ発熱外来を全診療所で 仙台市原案を医師会了承 

 新型インフルエンザ感染が起きた場合に備えた医療体制づくりに関し、仙台市の梅原克彦市長は2009年2月18日、同市医師会(山田明之会長)に市の対策方針原案を説明、協力を要請した。国が設置を求める「発熱外来」機能を地域の診療所すべてが担うとするなど、国のガイドラインより踏み込んだ内容で、市医師会はこれを了承。今後、県とも連携し具体的体制づくりを検討する。

 新型インフルエンザは感染力が非常に強く、厚生労働省は今月、海外で感染が起きた場合に国内への流入は避けられないという前提に立って新型インフル対策行動計画を改定。ウイルスが広範、急速に世界的規模で大流行する「パンデミック」は日本でも避けられないとして、未発生期▽海外発生期▽国内発生期▽感染拡大期、まん延期、回復期▽小康期--の5段階に分けて自治体などが取るべき対策を整理した。

 仙台市の対策原案では、国内または市内で患者が確認された段階をパンデミックとみなし、最初の患者が出た段階から感染拡大を防ぐ医療体制を確保すると規定した。

 発熱外来は、発症した可能性のある患者と一般の外来患者を分け、病院受診での感染拡大を防ぐと同時に、新型インフルエンザ患者を効率的に診療して混乱を最小限にするための専門窓口。国のガイドラインは「あらかじめ医療機関や公共施設等のリストを作成する」として、数や設置基準などには触れていない。

 これに対し、市は「発熱などかぜに似た症状を感じた場合、多くの市民はまずかかりつけ医など最寄りの診療所を受診する傾向が高い」と分析、すべての診療所の通常の外来診療が発熱外来機能を担うこととした。実際にどのような形で発熱外来機能を確保するかは今後検討する。

 対策ではこのほか▽重症者の入院治療施設の確保▽医療機関の連携を支援するメディカル・コールセンター設置▽市民からの相談に24時間対応する健康相談コールセンター設置--などを盛り込んだ。【藤田祐子】
(2009年2月20日 毎日新聞宮城版より引用・一部改編)

 仙台市の新型インフルエンザ対策の推進において、岩崎恵美子副市長の存在なし考えることはできません。

 1968年新潟大卒。
 1978年新潟臨港総合病院耳鼻咽喉科医長
 1996年タイ国MAHIDOL大学医学部熱帯医学衛生学ディプロマ取得
 1998年11月より厚生省仙台検疫所長
 2007年4月より仙台市副市長

 岩崎恵美子副市長が解説する「新型インフルエンザの予防対策」DVDは、幼稚園や小中高校、福祉施設など市内約900カ所に配布されたという。その内容は、新型とはいえインフルエンザの一つであり、過度におびえず、うがい、手洗いなどの予防対策や日々の備えをしっかりと、冷静に行うことだということです。  さて、 すべての診療所の通常の外来診療が発熱外来機能を担うこととした、というのはパンデミックになった時点では当たり前なのですが、いまだにその状態が理解できない開業医・医師が多いのが現状です。仙台市のように、医師会がその趣旨を理解し、協力していくというのが、今後の日本の医療の流れだと思います。

   もし協力しない医師、医師会がこれからも続くのであれば、行政は協力できないという発言を国民に対して堂々と公開していくしかありません。

[ 2009/02/24 00:00 ] 発熱外来 | TB(0) | CM(0)

新型インフルエンザ対策ガイドライン(案)に対するパブリックコメントの結果考察その1 

 「新型インフルエンザ対策行動計画」(改定案)及び「新型インフルエンザ対策ガイドライン」(案)に対する意見募集の結果について

 読んでいない人も多いと思いますので、時々紹介していきたいと思います。

 http://www.cas.go.jp/jp/influenza/kekka/pdf/090117bessi_2.pdf

水際対策に関するガイドラインに寄せられた主な御意見とその回答  
No 御意見 回答
1 在外邦人への抗インフルエンザウイルス薬処方を明確 に記載していただきたい。 海外で新型インフルエンザに感染したまたはそのおそれがある場合には、現地の医 療機関を受診し、現地の医師の判断により抗インフルエンザウイルス薬の処方を含 む診療を受けることとなる。ただし、現地で医療機関が対応能力を喪失した場合、 抗インフルエンザウイルス薬が底をついた等の緊急・特例的状況下において、他に 代替措置がない場合に、適切な治療を受けられない邦人に対し在外公館から抗イン フルエンザウイルス薬を授与等することを検討することとしており、その旨第3章 (3)に記述がある。
2 停留場所の確保について、確保の困難な場合が十分予 想され、船内停留が原則と明記しておくべきではない か。 船舶での停留も手段の一つとして検討しており、客船の活用についてガイドライン に記載しているところ。


検疫に関するガイドラインに寄せられた主な御意見とその回答  
No 御意見 回答
1 PCR検査以外の検査法についての情報も明記すべき である。 診断検査方法については、専門家による検討を踏まえ、感度・特異度が一定水準程 度あると考えられているPCR検査で行うことを現段階では考えている。
2 ライフラインに関する原料等の荷揚げについては、検 疫港以外の港においても、感染拡大の防止に配慮しつ つ荷揚げが可能となるような特別な措置をお願いした い。 公衆衛生上の観点から、原則検疫港において検疫することとしているところである が、ライフライン保持の重要性から、ライフラインに影響する場合は、別途協議す ることとしているところである。
現在、本船に新型インフルエンザを疑う有症者がいた場合も含め、ライフラインに 関係する船舶の取扱いについては、関係機関と対応を調整しているところである。
3 有症者がいる又はその可能性がある船舶に水先人が乗 船しなければならない場合には感染の可能性が高いこ とから、できる限り水先人乗船前の検疫実施をお願い したい。 検疫所は、新型インフルエンザ疑いの有症者が乗船している事がわかった船舶につ いて、水先人への十分な情報提供、船舶に対する感染防止策の指示を行うこととし ており、水先人には、指示事項(検疫に関するガイドライン(別添))の遵守をお 願いいたしたい。
 水先人乗船前の検疫は困難であることからも、具体的な感染防止策について、事 前に検疫所において防護服の着脱等指導を要請いただければ調整して参りたい。さ らに検疫所毎の訓練実施の際には水先人も参加いただく等、日頃からの連携をお願 いしたい。
 No.1の検査方法については、迅速診断キットについては現時点では否定的な見解を出したということです。

[ 2009/02/23 00:00 ] 国・国会・内閣官房 | TB(0) | CM(0)

ドライブスルー型発熱外来及び発熱相談センター設置検討に関する訓練 

 今日は鳥栖保健福祉事務所(鳥栖保健所)の実施した、ドライブスルー型発熱外来及び発熱相談センター設置検討に関する訓練を紹介します。

 http://www.phcd.jp/shiryo/shin_influ/pandemic_tosu_kunren.pdf

 非常に大規模かつ、ドライブスルー型発熱外来及び発熱相談センター設置検討に的を絞った、素晴らしい訓練であったといえます。このスライドを見る限り、他の自治体の模範となる訓練です。

 是非、平成21年度に訓練を企画している方は、参考にしてみてください。

 (補足)スライド番号20 DOTS(その場での服薬)は、DOTの誤りですね。DOTSはWHOの提唱した戦略のことであり、Sは Short courseの略です。

[ 2009/02/22 00:00 ] 訓練フェーズ5B・6B | TB(0) | CM(0)

「うがいなどの励行が効果」ではなく「手洗い・マスクなどの励行が効果」 

  「せこい、せこい。看護婦さん早よう診て」。二年前の2007年2月、徳島県立中央病院や県庁などを舞台に、政府の関係省庁と県が連携した新型インフルエンザの実動訓練が行われた。厚生労働省が同年1月にまとめた対策指針に沿った初の訓練。病院に設けられた「発熱外来」では患者にふんした多くの県職員が診察を受け、中には迫真の演技で看護師に突っ掛かる職員もいた。

 病院対応に限界

 新型インフルが県内で大流行した場合、発熱外来には高熱を訴える大勢の患者が押し寄せる可能性がある。中央病院は、この訓練を踏まえて新型インフルの対応マニュアルづくりを進めているほか、3月には独自の訓練を予定するなど取り組みを強化している。

 だが、こうした医療機関の取り組みだけでは対策に限界もある。県内の公的病院はここ数年の医師不足で、救急対応さえままならないところも少なくない。感染者が運び込まれても、糖尿病やがんなど定期診療が必要な病気への対応もあり、まん延期に十分なマンパワーを確保できるかどうか分からないのが現状だ。

 中央病院新型インフルエンザ対策作業部会長の坂東弘康医療局長は「新型インフルが想定されているような感染力を持つなら、ウイルスの封じ込めを含めて適切に対応できる入院患者は一けた台。それ以上になれば、ある程度の混乱は避けられないだろう」と話す。

 新型インフルのまん延防止には行政や医療機関の対策に加え、県民一人一人が備えをしっかりと考える必要がある。

 「新型といってもインフルエンザウイルス変異株の一種。ウイルスの特性を十分に認識して対策を考えるべきだ」という県医師会感染症対策委員長の馬原文彦医師。「感染症を完全に防ぐことは難しいが、正しい知識を持つことで広がりを最小限に抑えることができる」と力を込める。

 被害は対策次第

 馬原医師によると、インフルエンザウイルスは室内温度を20度以上、湿度を50%以上にすれば激減する。さらに、通常のインフルエンザ予防策と同様に、 できる限り人が集まる場所へ行くことを避け、うがいや手洗い、マスクの着用を励行することで一定の効果が得られるという。

 新型インフルは、ワクチンを作るのに発生から半年-一年かかるとされる上、治療薬タミフルなどが効かない可能性もある。ウイルスのまん延は二カ月程度続くと予想されており、発生直後からの対策が被害の大きさに直結する。

 公共交通機関の発達もあって早期の封じ込めが難しい都市部に比べ、徳島県は移動が車中心で人口も少ない。県医療健康政策局の佐野雄二次長は「二週間分程度の食料や医薬品を備蓄した上でまん延期の外出を控えるなど一人一人が対策を取れば、感染拡大のスピードを遅らせることも不可能ではない」と話している。(医療問題取材班) 「海外では、くしゃみやせき(の飛沫)を手の平ではなく服の袖で受けるように推奨している国もある。手で受けた場合、その手でつり革やドアノブを握ってしまうので、感染が広がる。しかし、袖で受けておけば、袖でつり革などを握ることはないので、感染が拡大しにくい」と語った。
(2009年2月12日 徳島新聞より引用・一部改編)

 この記事には
、 「第4部・忍び寄る危機【3】 新型インフルエンザ(下)一人一人の備え重要  うがいなどの励行が効果的
というタイトルがつけられています。

 本文中には、

できる限り人が集まる場所へ行くことを避け、うがいや手洗い、マスクの着用を励行
と記載がありますが、残念ながら、徳島新聞の記者は、この本文から うがいなどの励行だけを切り取り、タイトルにしてしまいました。せっかく色々な予防策が記事に書いてあるのに、最も効果がない行動が選ばれてしまいました。

 新聞記者に、そこまで求めるのは酷ですが、でも、これを読んだ読者(時間がなくてタイトルだけしか読まない読者も多い)は、効果にない うがいなどの励行を行うかもしれません。

 どうすれば、この日本独特の伝統、うがいよりも、手洗いの方が有効だと国民の多くに知ってもらうことができるのか、思いつきません。

[ 2009/02/21 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(0)

新型インフルエンザ対策ガイドライン(案)に対するパブリックコメントの結果 

「新型インフルエンザ対策行動計画」(改定案)
及び
「新型インフルエンザ対策ガイドライン」(案)に対する意見の募集(パブリックコメント)の結果について公表されました。

皆さんはもう読みましたか。

http://www.cas.go.jp/jp/influenza/kekka/090117kekka.html

厚生労働省ではなく内閣官房から発表されているのが重要です。
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/index.html

パブコメへの回答は、のらりくらりとかわされており、さすが役人の作った文章だと感心してしまいます(もちろん皮肉です汗とか)。

[ 2009/02/20 00:00 ] 国・国会・内閣官房 | TB(1) | CM(1)

新型インフルエンザに予防の一手 みんなで備え、みんなで防ぐ(東京都パンフレットより) 

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/sinpojiumu/riihuretto/index.html

 東京都が、新型インフルエンザ対策リーフレットを発行しており、ホームページからダウンロードできるようになっています。

 内容的には、公助の精神を訴える内容となっており、「みんなで備え、みんなで防ぐ」という公衆衛生的観点を訴える内容で好感が持てます。

 とかく、恐怖を煽るマスコミや作家に翻弄される国民対し、冷静な対応を求めてる印象を受けます。

 石原慎太郎都知事からのメッセージというのがあるのですが、このようなパンフレットをもし国が作った場合、印刷時と発行時で首相が代わりかねないので、国にはこのような首長自らメッセージを伝えるというパンフレットは作れないのかもしれません汗;

[ 2009/02/19 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(1)

インフルエンザの対策を誤らせる迷信(喜田宏教授語録その1) 

 喜田宏教授は、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター長であり、北海道大学大学院獣医学研究科・獣医学部の元獣医学部長です。

 鳥インフルエンザの研究を10年以上前から続けており、武田薬品工業株式会社でワクチン研究に関わった経験と、獣医としての深い憧憬は、北大講師時代の生徒であった東京大学医科学研究所の河岡義裕教授をもってしても尊敬に値するところであり、日本の鳥インフルエンザ研究及び、新型インフルエンザ対策への提言は説得力のあるところです。

 喜田宏教授の講演や資料を直接または間接的に目にする機会がこの1年の間にありましたが、非常に皮肉を込めた

「インフルエンザの対策を誤らせる迷信」

という話で、いつも会場を沸かしています。

今日はその一部を紹介します。

インフルエンザの対策を誤らせる迷信

H5N1ウイルスが変異してヒト-ヒト感染を起こすのは秒読み段階とNHKまでもが言っている。秒読みって、10年以上もするんですかね?10年以上もかかる秒読み段階ってあるんですかね。
(喜田宏教授講演内容より引用)

 この発言に対し、意見のある方も沢山いるでしょうが、自信を持ってこのような迷信の否定を日本各地で行っている喜田宏教授に敬意を表したいと思います。

 なお、10年は、
10(年)×365(日)×24(時間)×60(分)×60(秒)=315360000秒
つまり、約3億秒ということになります。3億秒からカウントダウンするのは疲れますね汗

[ 2009/02/18 00:00 ] 諦めの気持ち | TB(0) | CM(0)

うがいはインフルエンザ予防に効果ありません 

 風邪やインフルエンザの感染予防法として効果があるとされている「うがい」。しかし、実は全く科学的根拠がなく、予防効果はないかもしれない―。2009年2月6日に東京都内で開かれた講演会で、2人の研究者が「うがいの予防効果」に疑問を投げ掛けた。

 文部科学省の「振興・再興感染症研究拠点形成プログラム」の一環として開かれた公開講演会「新型インフルエンザ研究最前線~3人のトップ科学者が語る」(主催=文科省、理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター、東大医科学研究所)で、東大医科学研究所の河岡義裕教授と東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授が、それぞれうがいについての見解を示した。

 河岡教授は「わたしたちは、子どものころから『うがいと手洗いをしましょう』と言われているが、海外では風邪やインフル対策のためにうがいを推奨しているという話は、一度も聞いたことがない。うがい(で洗浄)できる範囲は限られており、鼻などからの侵入は防げない。1983年からインフルの研究をしているが、うがいで感染を防げるとは思えない」と述べた。一方で、「手洗いは重要。マスクはしないよりした方がよい」と指摘した。

 押谷教授は 「厚生労働省はインフル予防策としてうがいを推奨しているが、うがいによる予防効果は、エビデンスがない」とし、「それよりも手で顔を触らないようにすることが大切」と強調。「インターネット上では高い機能を備えたマスクや空気清浄機などが予防に効果があるという情報も流れているが、こういった情報にも疑問が残る」と述べた。  また、せきエチケットについても言及。 「海外では、くしゃみやせき(の飛沫)を手の平ではなく服の袖で受けるように推奨している国もある。手で受けた場合、その手でつり革やドアノブを握ってしまうので、感染が広がる。しかし、袖で受けておけば、袖でつり革などを握ることはないので、感染が拡大しにくい」と語った。
(2009年2月6日 キャリアブレインより引用・一部改編)

 やはり実りのある講演会だったようで、このような当たり前のインフルエンザ対策をもっともっと普及啓発することが、新型インフルエンザ対策への第一歩なのだと改めて感じさせられます。

[ 2009/02/17 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(0)

平成21年2月6日喜田宏・河岡義裕・押谷仁3教授が新型インフルエンザ対策を語った 

 文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」の一環として、公開講演会「新型インフルエンザ研究最前線~3人 のトップ科学者が語る」(主催=文科省、理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター、東大医科学研究所)が2009年2月 6日、東京都内で開かれ、3人の研究者が講演した。東大医科学研究所の河岡義裕教授は、「(通常の季節性)インフルエンザで 、熱が下がると薬を飲むのをやめてしまう人が多いが、調査によると、感染6日後でも1万個以上のウイルスを口からまき散らし ていることが分かっている。処方されたタミフル、リレンザはすべて服用してほしい」と呼び掛けた。

 河岡教授は、「パンデミック・インフルエンザ」と題して講演し、「インフルで発熱し、熱が下がるとすぐ会社や学校に行く 人が多いが、感染拡大を防ぐためにも、熱が下がってもしばらく自宅で安静にして」と語った。
 また、食べ物からの感染についても説明。「鳥インフルに感染した鳥が泳いでいた池などで捕れた魚や、鳥インフルに感染し ている鳥の肉、卵、豚の肉などを食べて感染することはない。しかし、ベトナムの伝統料理のカモの血で作ったゼリーを食べた 場合は、感染する危険性がある」とした。

 東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授は、「新型インフルエンザの脅威とその備え」の演題で講演し、政府が設置を呼び掛 けている「発熱外来」が、逆に感染拡大を引き起こす危険性について言及した。
 押谷教授は、「新型インフルが流行し、3000万人の人がいっぺんに医療機関を受診すると、医療現場は持たなくなってしまう 。そこで、『新型インフル患者』『新型インフル以外の発熱者』『感染も発生もしていない人』に振り分けて、交通整理をする 役目を期待されているのが発熱外来だ。しかし、その発熱外来の待合室こそが感染拡大の場所になってしまう危険性もある」と 指摘。「ファクス、電話などで対応する方法を考えていかなくてはならない」と述べた。
 また、新型インフル対策の基本的な考え方として、「社会機能を維持しつつ、感染リスクを最小限にすることが大切」と強調 。被害を軽減するための具体的な対策としては、▽早期段階での学校閉鎖▽発症者の自宅隔離▽接触者の自宅待機―を挙げた。 しかし、発症者の自宅隔離については「医療提供をどうするかという課題がある」、接触者の自宅待機については「実施できれ ばかなり有効だが、倫理的な課題もある」とした。

 北大人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏教授は、「鳥とヒトのインフルエンザ」と題して講演。「ユーラシア、アフリ カの62か国の家禽(かきん)と野鳥に感染が拡大し、このうち15か国で約380人の人が感染し、6割が死亡している。H5N1型ウイ ルスが10年の間、絶えないのは、中国、ベトナム、インドネシア、エジプトがワクチンに頼り、鳥インフルを制圧しなかったか らだ。このまま(鳥インフルの)淘汰(とうた)を怠っていては、この(新型インフルがいつ発生するか分からない)状態は今 後も変わらない」と指摘した。その上で、「H5N1高病原性鳥インフルウイルスを鳥の中だけで抑え込むことは、家禽産業の経済 被害や食の安全を超えて、パンデミック対策の最重要課題と言える」と述べた。
 また、ウイルスの存続メカニズムについても説明。「ウイルスが最初にどこから来たかは定かでないが、湖沼の水中のウイル スに、渡り鳥のカモが経口感染し、腸管で増殖したウイルスをふん便と共に排泄する。そのウイルスがカモの群れの移動によっ て運ばれ、家禽や家畜に感染する。さらに、湖沼中のウイルスは冬季に凍結保存され、存続する」と述べた。
(2009年2月6日 キャリアブレインより引用・一部改編)


[ 2009/02/16 00:00 ] 講演・セミナー | TB(0) | CM(0)

佐賀県インフルエンザ半減キャンペーン2008…目標達成せず 

 世界的な流行が懸念される新型インフルエンザ対策に関する市町担当者の会議が2009年2月2日、佐賀市のグランデはがくれであった。県は改定した新型インフルエンザの行動計画を説明し、早急に市町個別の行動計画を策定するよう要請した。

 県の行動計画の説明では、発生段階ごとのライフラインの維持や医療体制などについて説明。市町の計画に盛り込むことが想定される在宅要援護者への支援や火葬処理機能の確保など13項目を紹介した。その上で「発生時には住民から相当数の問い合わせがあることが予想される。職員へ対応マニュアルを徹底してほしい」と促した。

 佐賀市が計画策定の取り組みを報告。県内発生時の事業所への事業自粛要請、ごみやし尿処理など現場の防疫対策など課題が多く残っていることを紹介した。

 県によると、10市町が計画策定に着手しておらず、県では担当職員らが各市町を訪問して具体的にアドバイスしながら、早期の計画策定を促す。
(2009年2月2日 佐賀新聞より引用・一部改編)

 佐賀県インフルエンザ半減キャンペーン2008も虚しく、昨シーズンを上回る季節性インフルエンザ患者が発生している佐賀県です。

佐賀県感染症情報センター

 シーズンの終了する4月以降に、佐賀県インフルエンザ半減キャンペーン2008を振り返り、何が問題だったかを反省し、具体的な提言をすることが、佐賀県が平成21年度に行っていく新型インフルエンザ対策の基本だと思います。

[ 2009/02/15 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(0)

St. Valentine's Dayと新型インフルエンザ 

 今日は2月14日、バレンタインデー(St. Valentine's Day)です。世界各地で男女の愛の誓いの日とされています。

 バレンタインデーの祝い方は、世界各地で違いがあり、日本での習慣は、独特のもののようです。 ヨーロッパでは、男性も女性も、花やケーキ、カードなど様々な贈り物を、恋人に贈ったりします。

 バレンタインにチョコレートを贈る習慣は、19世紀後半のイギリスで始まりました。キャドバリー社が1868年に美しい絵のついた贈答用のチョコレートボックスやハート型のバレンタインキャンディボックスも発売。これらのチョコレートボックス等がバレンタインデーの恋人への贈り物に多く使われるようになり、後に他の地域にこの風習が伝わっていったようです。

 日本では、他の国と違う大きな特徴があります。 それは、女性から男性へ贈るのみで、男性から贈ることは珍しいということと、贈るものの多くはチョコレートに限定されているということです。女性が男性へチョコレートを贈る習慣は、日本で始まったものなのです。

 現在では、チョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されるといわれるほどの国民的行事となっています。

 健康第一を考えれば、バレンタインデーにマスクを送り、お互いの健康を誓い合う…
 なんていうのはやはりロマンティックではないですね。
 でも、新型インフルエンザが発生すれば、そういう時代が来るかもしれません。

[ 2009/02/14 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)

万能ワクチンは実はヒトには無効? 

bannouwakutin.jpg
 いろいろなタイプのインフルエンザウイルスに効くワクチンを厚生労働省研究班が開発した。

 従来のワクチンと違い、ウイルスが変異しても効果が続くのが特徴で、動物実験で確かめた。実用化までには数年かかるとみられるが、新型インフルエンザの予防にも役立つと期待される。

 研究班は、国立感染症研究所、北海道大、埼玉医科大、化学メーカーの日油。

 通常のワクチンは、ウイルス表面をとげのように覆うたんぱく質をもとに作る。接種後、ウイルスが体内に侵入すると、抗体がとげを認識して増殖を阻止する。だが、インフルエンザは、とげの形が異なる複数のウイルスが流行することが多いうえに、頻繁にとげの形が変異するため、毎年のようにワクチンを作り直す必要があった。流行する型の予測がはずれると、ワクチン接種の効果が薄れた。

 研究班は、表面に比べて変異しにくいウイルス内部のたんぱく質を人工合成。それに特殊な脂質膜をくっつけてワクチンを作った。このワクチンを接種すると、免疫細胞が、ウイルスの感染した細胞を攻撃する。

 実験では、新型インフルエンザウイルスに変異する可能性が高い高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1、Aソ連型、A香港型の3種共通の内部たんぱく質を調べ、ワクチンを作製。免疫に関与する人間の遺伝子を組み入れたマウスに接種した後、ウイルス3種をマウスに感染させても症状が表れず、増殖も抑えた。

 ただ、これまでにないタイプのワクチンなので、人間に使って重い副作用が出ないか、慎重に確認する必要がある。同じ仕組みのワクチンを英オックスフォード大も研究中という。

 研究代表者の内田哲也・感染研主任研究官は「人間に有効で安全な量を調べ、一刻も早く実用化につなげたい」と話している。
(2009年1月29日 読売新聞より写真を含めて引用・一部改編)

 誰もがその開発を望んでいる万能ワクチン。私も「これが開発されたらいいな」と思っていましたが、i以前、東京大学医科学研究所 河岡義裕教授が、人への応用に否定的な意見を話していたのを聞いて、「やはり無理かも」と思い始めました。

  「表面に比べて変異しにくいウイルス内部のたんぱく質」は、何もワクチンでわざわざ免疫誘導しなくても、季節性インフルエンザウイルスで我々は毎年毎年、その  「表面に比べて変異しにくいウイルス内部のたんぱく質」の抗体を産生しているのです。それなのに、我々は表面のタンパク質が変わるだけで、発病してしまいます。  「表面に比べて変異しにくいウイルス内部のたんぱく質」の抗体をいくら誘導しても、人は発病してしまうのではないかというのが、河岡義裕教授の意見でした。

 もちろん実用化できることを期待しますが、河岡義裕教授の意見ももっともです。もう少し、この万能ワクチン候補のメカニズムを勉強したいと思います。

[ 2009/02/13 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(1) | CM(0)

頼りになる自衛隊 

 新型インフルエンザ対策に関し、防衛省が初めてまとめた行動計画案が2009年2月2日、明らかになった。

 海外で発生した場合、民間の航空機や旅客船が運航を停止して邦人が帰国できなくなることが想定されることから、政府専用機を含む自衛隊の航空機を派遣し、保護にあたることや、自衛隊病院の活用などを盛り込んだ。3月にも公表する。

 計画案にはこのほか、海外の発生国から多くの日本人が帰国し、空港や港湾の検疫職員が足りなくなった場合、自衛隊の医官が協力することを明記した。

 国内での新型インフルエンザ流行の際は、自衛隊が感染地域に食料や生活必需品を運び、給水などの民生支援を実施する。

 自衛隊病院の活用に関しては、専用の感染症病床がないことから、患者増大で一般病院で対応しきれない緊急事態に、可能な範囲で引き受けるとした。

 政府全体の行動計画は2005年に示され、月内に改定される予定であることから、防衛省として独自の追加策をまとめていた。
(2009年2月3日 読売新聞より引用・一部改編)

 そもそも存在自体が日本国憲法に違反しているのではないかとか、田母神俊雄・元航空幕僚長の論文投稿をめぐるドタバタ劇とか、いろいろと防衛省・自衛隊は話題になりますが、われわれ国民の命と安全を守ってくれるという点においては、非常に頼もしい存在です。

 何度か、私自身も自衛隊の方と話をしたことがありますが、新型インフルエンザ発生時には、 「協力できることは何でもしますので、是非お声かけ下さい。」 と非常に心強い言葉を頂きました。  

[ 2009/02/12 00:00 ] 国・国会・内閣官房 | TB(0) | CM(0)

ネットで見られるBBC作成感染症番組「Survival」のススメ 

http://www.survival.tv/thebriefingroom/japanese/

 「Survival」は、途上国の貧困層が苦しんでいる最も致死率の高い病気や健康問題と、人々がそれにどう対処しているかをユニークな視点から取り上げています。

 世界の専門家が紹介するこのドキュメンタリーのビデオは、ダウンロード、インベッド、シェアすることもできます。しかも、とうとう日本語版が開設されました。

  「Survival」では途上国の人々の健康管理の向上における成功例を紹介しています。これらをもっと大きな規模で展開すれば多くの命が救われ、何百万という人々の生活の質が改善されます。こうした生命を奪う病気や健康問題を克服し、苦しんでいる人々を救うには新しいワクチン、新薬、一層の資金援助、援助活動の全体的な取りまとめ、政治的な意志が必要となります。

 「Survival」で取り上げている病気や健康問題で、毎年4人に1人が生命を奪われています。世界中で影響を受けていない国はありませんが、圧倒的に途上国の人々が苦しんでおり、貧困層の致死率が最も高くなっています。しかし、これらの病気、健康問題はすべて治すことができ予防も可能で、しかも比較的低コストの解決法がある場合が少なくありません。

 以上、 「Survival」のHP本文から引用して案内してみました。映画「感染列島」を観て、失笑した方も、このドキュメンタリーのビデオには心打たれると思いますので紹介してみました。

[ 2009/02/11 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(1)

三重県桑名で対策実施訓練 

   新型インフルエンザの発生が心配されるなか、桑名市中央町の「くわなメディアライヴ」で2009年1月21日、新型インフルエンザ対策実施訓練が行われた。「桑員地域感染症危機管理ネットワーク会議」(平田和男会長)に加盟の県や桑名、いなべ両市、東員、木曽岬両町、医師会、警察などの職員ら約170人が見守る中、臨時に設置した発熱外来に次々と訪れる患者への応対訓練などが繰り広げられた。

 訓練は「患者が増え感染症指定病院が満杯状態になった」との想定で行われた。既存の医療機関以外に発熱受付を設け、医師や看護師が待機。車や徒歩でやってくる感染者一人一人の症状を診て「タミフル」を処方したり、重症者を入院させるなどの流れを確認する訓練が進められていった。車で来た患者にはドライブスルー方式で対応、列を作った車に向かって保健師が症状を聞き、医師の診察を受けるかそのまま帰ってもらうか判断する訓練も行われた。

 会場では、防護服の着脱や専用マスクのフィットテストなども行われた。平田会長は「きょうの訓練の教訓を出し合い、今後に生かしていきたい」と話していた。【沢木繁夫】
(2009年1月22日 毎日新聞三重版より引用・一部改編)


[ 2009/02/10 00:00 ] 訓練フェーズ5B・6B | TB(0) | CM(0)

2009年2月4日(水)「ためしてガッテン」へのgoo@某感染症科さんのコメント 

要点をチェック

公式サイトの添削のようなコメントのようなものをつけてみました。
チェックの必要なところ多すぎで途中からいい加減です。
実はこの番組見ていないのですが、公式サイトの文章を読む限りでは かなりやばい番組だと思います。

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「インフルエンザ見極めの落とし穴」

・高熱が出ていなくても病院で検査を受けることをおすすめします。
→ 高熱が出ていなければできれば病院に行かない方がよいです。インフルエンザであれば周囲に感染させるリスクがありますし、インフルエンザでなければ周囲から感染するリスクがあります。

・高熱が出なくても、肺炎などに重症化する可能性はあります。
→ 重症化する可能性はゼロではありませんが、もともと健康な方であれば病院でインフルエンザを感染させる/感染する可能性よりははるかに低いです。また、突然重症化して倒れるわけではありません。「風邪のような症状」ですべて受診すると医療機関の負担も大きくなってしまいます。

・少し様子を見てから検査を受ける方が確実です
。 → インフルエンザの流行期には検査をやらずに診断されることも珍しくありません。また、インフルエンザであっても陽性になるとは限りません(どんな検査にも限界があります)。インフルエンザであれば検査を受けなくてはならないということは決してありません。

「タミフルは効くの?効かないの?」

・今年はタミフルが効かない耐性ウイルスが出現したと報道されています
→ 実験室レベルでタミフルの効果が落ちるような変化が認められているのは確かです。しかし、それが直ちに実際の効果低下につながるかどうかは今のところはっきりしません。また、とくにもともと健康な人であればタミフルを飲まなくても改善します。インフルエンザにかかってもすべての人に抗ウイルス薬が必要なわけではありません。重症化しやすい人たちをきちんと選んで投与することの方がはるかに大切です。

・リレンザを服用できる場合は、そのほうが効き目は確実です
→ インフルエンザは基本的には自然によくなる病気なので、必ず服用しなくてはならないものではありません。対象をきちんと選ぶことが大切です。

「家庭内感染を防げ!」

・ウイルスは長時間生きたまま空気中を漂い、感染拡大すると考えられるのです
→ このようにして感染拡大することは限られた状況と考えられています。適切な換気ができていればこのような状況は起こりにくいです。また、飛沫を飛ばさなければこのようなことを心配する必要もありません。さらに、鼻水や痰や唾液に含まれるウイルスが手や物を介して広がっていくことも重要と考えられています。
したがって、発症した人が飛沫を出さないためにきちんとマスクをすること、咳・くしゃみを押さえたあとや口や鼻を触れたあとを中心に手洗いをきちんとすることが大切です。これを咳エチケットといいます。

・クリーンルームに放出する実験
→ この実験の詳細はわかりませんが、換気をまったくしなければそうなるのかもしれません。適切な換気が重要だということを示している実験だと思います。

・看病する人もマスク・手洗いを徹底する
→ 発症者のマスク・手洗いがもっとも重要です。
・投与されたタミフルやリレンザは、熱が下がっても飲みきる
→ タミフルやリレンザによって症状のある期間が多少短くなることはわかっていますが、それによって感染力が落ちるのかどうかははっきりしたことはわかっていません。熱が下がってもウイルスはまだ体内にいるので、熱が下がっても職場や学校にあわてて行かないことが大切です。タミフルやリレンザを使って1日でも早く職場に戻ろうという人もいると思いますが、それがかえって職場にインフルエンザを広げることを忘れてはなりません。

「肺炎球菌ワクチンについて」
→ 自治体によっては高齢者の接種に補助を出していることを含めた方がよいと思います。

「発症率が10分の1に!意外な予防法」
→ 一般的な意味で口腔ケアが重要なのは言うまでもありません。この施設の試みがどのようなものかわかりませんが、きちんと科学的に比較して10分の1と言っているのか疑問があります。
たとえば2007-2008シーズンはその前のシーズンと比べて流行の程度がかなり小さかったので、何もしなくても前年より発症者が少なくて当然とも言えます。
また、これは介護保険施設ですので何らかの障害をもった高齢者が中心です。それを日ごろからそれなりに歯磨きをしている人と区別せずに報道することには疑問があります。
goo@某感染症科さん、的確なコメント、ありがとうございました。

[ 2009/02/09 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(4)

プレパンデミックワクチンは‘YES’か‘NO’か 

プレパンデミックワクチンは‘YES’か‘NO’か という記事が日経メディカル オンラインに掲載されています。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/200811/508503.html
菅谷 会議では、米国ミシガン大のアーノルド・モント(Arnold Monto)教授が「H5N1プレパンデミックワクチンは‘YES’か‘NO’か」という講演をされました。

 結論をいうと、WHOが定めた新型インフルエンザのフェーズ3、つまり現状の段階で接種が勧められるのは、東南アジアの養鶏関係者のみということです。ただし、医療関係者、検疫などに従事する専門職の人ら用のプレパンデミックワクチンは‘YES’で備蓄しておいた方がいいというものでした。致死率が60%と高いのがその理由です。それ以外の一般国民に対しては‘NO’です。

―― H5N1型がパンデミックを引き起こす可能性が低くなったからですか。

菅谷 それだけでなく、副作用の問題も心配だからです。私は繰り返し発言していますが、日本で開発されたプレパンデミックワクチンは、全粒子ワクチンなのです。全粒子というのは不活化したウイルスが丸ごと含まれているということです。これに対して、スプリット型のワクチンというのがあります。ウイルス原株からワクチンを製造するのに必要なタンパク質だけを抽出したもので、こちらの方が安全性は高いとされています。 (以下省略、引用元参照のこと)

 私自身の判断としては、プレパンデミックワクチンが任意接種である限り、自らの意思で接種することはありません。今、プレパンデミックワクチンと言われているワクチンが、何のウイルス亜型なのか、cladeは何か、よく考えて判断しましょう。決して魔法の薬なんかではありません。 

[ 2009/02/08 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(0)

手洗いを馬鹿にしてはいけない(15秒以上をCDCは推奨) 

 先日、看護学生がこんな会話をしていました。

A「なんか今度~、手洗いの講義と実習があるんだって~」

B「え~、手洗いなんて、小学生でもできるよね~」

A「ホントホント」


 これが現実なのです。

 正しい手洗い方法については、googleやyahooで「手洗い 方法」と検索すれば、いろいろな自治体、企業で写真や図入りで公開していますので、参考にしてください。

 ちなみに、CDCガイドラインでは、15秒以上の手洗いを推奨しています。

http://www.cdc.gov/handhygiene/

 動画で手洗いの方法を見ることもできます。
http://www.cdc.gov/handhygiene/Patient_Admission_Video.html

   お金をかける新型インフルエンザ対策をする前に、国民一人ひとりが毎日食事前と帰宅後に、15秒以上丁寧に手洗いを行う方が、遥かにコストがかからないと思います。  

[ 2009/02/07 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)

全国霊柩自動車協会 


reikyusha.jpg 全国霊柩自動車協会(坂下成行会長)はこのほど、記者会見を開催。新年度は特に「感染症・新型インフルエンザ対策」に力を入れていく。常設の車両委員会を「環境対策委員会」に名称変更し、低公害車導入の普及促進とともに新型インフルエンザ対策を進める。

 会長就任後初めての会見となった坂下氏は「病院で亡くなった後、火葬場に直行する『直葬』が増えるなど、わが国の『葬送文化』が薄れてきている。葬祭業と霊柩運送事業は車の両輪の関係。この厳しい時代、互いに協力し合うことが必要」と述べた。

 また「新型インフルエンザで死亡した場合、遺体でも1週間以上は感染力が残っているという。搬送業者として確実な感染防止対策が必要」と強調。新規事業ではこのほか、すでにガイドラインを設けている災害輸送について、さらに具体的な取り組みをまとめた「災害緊急輸送支援マニュアル」を作成し、地方自治体にPRしていく。(土居忠幸)
(2009年1月7日 物流ウイークリーより引用・一部改編)

 大量に死者が発生した場合の埋葬・火葬の具体的検討は、どの自治体においても後回しになっていることと思います。そんな中、全国霊柩自動車協会という団体が対策に力を入れていくというニュースは、非常に興味深いことだと思います。

[ 2009/02/06 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)

鳥の飼育を止めるなんて馬鹿げてる 

鳥インフルエンザ:「怖い」飼育やめる学校多く 専門機関が予防法を冊子に

 ◇「世話と観察が大事」

 鳥インフルエンザを恐れて、鳥たちを放置したり殺したりしないで--。家畜の衛生に関する調査・研究をする社団法人「全国家畜畜産物衛生指導協会」(全国衛指協、東京都文京区)が、学校や一般家庭で飼われている鳥類を高病原性鳥インフルエンザから守るためのパンフレットをまとめた。【田後真里】

 作製したパンフレットは、学校飼育用の鶏、チャボなどペット用の鶏、ダチョウ、アイガモの4種。A4判のカラー見開きで、それぞれの鳥の特性に合わせた病気の予防、病気の見分け方、対処法が具体的に示されている。全国衛指協は「鳥たちを避けるのではなく、毎日きちんと世話して観察することが大切」と訴え、文部科学省を通じて全国の小学校、幼稚園、保育園に配布した。

 高病原性鳥インフルエンザは世界各地で発生し、一部地域では人への感染例もある。世界保健機関(WHO)による報告では、死者はインドネシアなど世界各国で計252人(1月26日現在)に上る。

     *

 国内では04年1月に山口県の養鶏場で79年ぶりに発生し、その後も各地で散発的に報告されている。「高病原性」とは鳥に対して感染や死亡率が高いという意味だが、 「人への感染率が高い」などの誤った情報が飛び交い、多くの鳥が飼育を放棄される事態を生んだ。

 同協会と獣医などからなる全国学校飼育動物研究会によると、ペットが処分されるケース以外にも学校現場で当初、鶏舎の鳥を放置して死なせてしまうことがあった。その後は子どもに世話をさせず、教員だけで面倒を見る場合が多いという。

 しかし、国立感染症研究所(東京都新宿区)によると、鳥から人への感染は、病気にかかっている、もしくは死んだ鳥の体液や排せつ物との濃厚な接触でまれに起こるだけで、感染した人から別の人に容易に感染することはないと考えられている。

 全国衛指協の参与で農学博士の谷口稔明さん(61)は「学校現場の鳥やペットを遠ざけることは子どもたちの心の教育に逆効果なだけでなく、もしも鳥が病気になったときの発見も遅れる。感染の封じ込めもできなくなる」と話す。

     *

 学校で飼育されている鶏類についてのパンフレットには、毎日フンを掃除して新鮮な水とエサを朝と夕の2回与える▽こまめに様子を観察する▽暑さ、寒さ対策をする▽野生の水鳥やその生活水に触れないように囲う▽飼育舎に感染媒体であるネズミが入らないようにする▽手洗い、うがいを習慣づける▽不審死、大量死した場合はすぐに家畜保健衛生所に連絡すること--などが書かれている。

 学校飼育鶏の冊子の作製に携わった西東京市の中川美穂子獣医師は「鳥たちが食欲をなくして、うずくまっているときは何らかの病気にかかっている可能性がある。日々愛情を持って接し、小さな変化にも気付いてあげて」と呼びかけている。

 問い合わせは全国衛指協(電話03・3833・3861)。
(2009年1月28日 毎日新聞東京朝刊より引用・一部改編)

 新型インフルエンザに対する恐怖の煽りの影響が、実際に鳥を飼育している現場に理不尽に表れていることを丁寧に説明しているよい記事だと思います。そもそも、鳥インフルエンザと新型インフルエンザの区別もつかず、ただ「鳥は危険、トリは危険」というイメージだけが先行しているのが現状です。

 一般の人が、日本にいる鳥と、普通に接して、鳥インフルエンザに感染する可能性はゼロに近いです。小数点以下(例えるなら0.000001%)の確率で起こる感染の可能性を排除するために、鳥の飼育を止めるなんて馬鹿げてます。

[ 2009/02/05 00:00 ] 学校・保育園・幼稚園 | TB(0) | CM(0)

大流行の可能性低い-生物資源研究所の根路銘国昭所長- 

  名護市の民間研究機関「生物資源研究所」の根路銘国昭所長は2009年1月7日、鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への感染が、日本国内で大流行する可能性は低いとの調査結果を明らかにした。一方で、「来年春にも人に感染する新型インフルエンザが発生する可能性が高い」と予測し、開発を進めている沖縄に自生するセンダンやハンノキの成分を活用した消毒薬について説明した。県中小企業団体中央会が那覇市内で開いた新春講演会で語った。

 根路銘所長は人への感染可能性を調べるため、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子約三百個を解析した。

 その結果(1)ウイルスの表面にあり人の細胞にとりつくHAタンパク質が鳥の構造を持っている(2)ウイルスが持つ八本の遺伝子がすべて鳥型―であることが判明。「遺伝子にヒト型が入っていないと爆発的に流行する可能性は低い」と述べた。

 アジアではインドネシアなどを中心に鳥インフルエンザの感染による死者が出ており、国内でも不安が高まっているが、「マスコミや行政が不安をあおっている面もある」として冷静な対応を求めた。

 新型ウイルスは「鳥インフルエンザが収まった来年春ごろ、人間に向かってくることが予想される」と指摘。

 現在、大手電機メーカーと共同で噴霧器タイプの消毒薬を開発していることを紹介し、家庭や学校、病院、公共交通機関に対応する製品を今年中に実用化する方向性を示した。
(2009年1月8日 沖縄タイムスより引用・一部改編)

 根路銘国昭所長は1939年、沖縄県生れ。65年、北海道大学獣医学部卒業、66年、国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)入所。78年に日本を襲ったスペイン風邪ウイルスのルーツの解明、人工膜ワクチンの開発、カイコを使ったワクチン大量生産法の確立など、業績多数。同研究所呼吸器系ウイルス研究室室長、WHOインフルエンザ呼吸器ウイルス協力センター長などを経て、2001年より現職です。すなわち、田代眞人先生の前任者にあたります。

[ 2009/02/04 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(0)

2009年2月4日(水)「ためしてガッテン」が緊急生放送!! 

  NHK総合で放送中の生活情報バラエティー「ためしてガッテン」では、例年になく早いスピードで感染が拡大し、大流行の兆しを見せる今年のインフルエンザへの対策法を伝えるため、2月4日(水)に緊急生放送を行うことを決めた。

東京都では、1月に入ってからインフルエンザの患者数が急増。東京都福祉保険局によると、1月5日~11日のインフルエンザ患者の報告数は2855人にも上ったという。そのため、同保険局は15日、さらなる感染拡大を避けるために「流行注意報」を発令。これは、過去10シーズンで最も早い発令となり、今後の感染拡大が懸念されている。

番組では、最新情報とこれまでに紹介した内容を復習しながら、このインフルエンザへの対策法や新しい常識を教える。高熱・頭痛・関節痛などが診断基準とされてきたインフルエンザだが、インフルエンザ診断薬の登場で、たとえ感染しても成人の3割近くは38度以下の熱しか出ないことが確認されるなど、これまでのインフルエンザへの認識を変えるような新事実を次々と紹介する。

ほか、特効薬として知られるタミフル(ノイラミニダーゼ阻害薬)の盲点、家庭でできる効果の高い予防方法などを紹介する予定。

「ためしてガッテン」
毎週水曜夜8:00-8:45 NHK総合で放送
※インフルエンザの緊急生放送は2月4日(水)
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2009/01/20090123_02.html
 ためしてガッテンは、よく取材をして、分かりやすく視聴者に情報を伝えている印象がありますので、この番組に期待しています。

[ 2009/02/03 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(2)

東京都 BCP策定と家庭での準備呼び掛けのイベント 

  新型インフルエンザのパンデミック(大流行)を想定し、BCP(事業継続計画)策定や家庭での準備を呼び掛けようと、東京都は2009年1月24、25の両日、新宿西口広場イベントコーナーで、「新型インフルエンザ対策の現状と課題-先進事例に学ぶ事業活動のあり方」と題したシンポジウムを開いた。

 24日のシンポジウムでは、5人のパネリストが講演し、それぞれの立場から対策を呼び掛けた。

 NHK報道局科学文化部の虫明英樹さんは、同局の感染症対策を紹介した。同局では、放送機関としての責務を果たすためにパンデミック時でも放送を続けるという前提で、会長を責任者とした対策本部をつくり、局全体で対策に取り組んでいる。▽報道局でサージカルマスク36万枚、N95マスク3万6000枚を備蓄▽PPE(個人防護具)と消毒薬の備蓄▽PPEの脱着訓練▽パンデミック時のシミュレーションVTRの作成―などの準備を済ませたという。また、パンデミック時の事業計画には、▽ライフライン情報、感染予防情報の特番▽(人がたくさん集まる)イベントの自粛▽放送関連業務以外の事業縮小、休止▽報道スタッフへの優先的なプレパンデミックワクチン接種▽総合テレビ、教育テレビの再編成―などを盛り込んでいるという。

 NPO法人事業継続推進機構の深谷純子理事は「流行したら、安全な場所はなくなるし、(他国や他者からの)助けも期待できない。そういう意味で、事前対策が非常に効果的なものになる」と指摘し、「社会を破綻に至らせることのない、強い日本をつくっていきたい」と述べた。

 災害復興まちづくり支援機構の中野明安弁護士は、「事業者は、パンデミック時に事業を継続した場合でも休止した場合でも、いずれにせよ、責任を問われることになる」と述べ、あらゆるケースを想定した行動計画を構築すべきだと強調した。

 品川区保健サービス課の吉田道彦課長は、「都内には約69万の事業所があり、約870万人が働いている。また、事業所の本社の約60%が集まり、従業員300人以上の事業所の約21%が集中している」と都内の特殊な事情を指摘。「これまでは災害が発生してから対策をとってきたが、新型インフルに関しては発生前の対策が重要。単に備蓄を進めるだけでなく、地域、業務に応じた対策を」と訴えた。

 国立感染症研究所感染症情報センターの大日康史主任研究官は「せきエチケット」について言及した。近年、職場や外出先でのせきエチケットが浸透しつつあるが、大日主任研究官によると、従来の季節性インフルの感染防止にはある程度役立つとされているものの、新型インフルの感染防止の効果については分からないという。その上で、「新型インフルに感染してせきが出る場合は、外出そのものを控えた方がよい」と呼び掛けた。

 また、会場では民間企業の先進事例、ワクチン製造技術、東京都の新型インフル対策などのパネル展示や、事業者向けのBCP策定相談、咳エチケットマスクの配布、参加型クイズなども行われた。25日は東京慈恵会医科大の浦島充佳准教授、練馬区保健所の中西好子所長らが講演した。
(2009年1月26日 キャリアブレインより引用・一部改編)

 職場や外出先でのせきエチケットが浸透しつつあるという印象を私はまったくもっていません。相変わらず周囲に人が沢山いるところで咳をする人は沢山います。手で覆って咳を防いでも、その手で周囲の手すりやドアノブなどにすぐ触るようでは接触感染が起こり得ます。
 「新型インフルの感染防止の効果については分からない」という、 「分からない」というメッセージは、国民に不安を与えるだけであり、「○○の対策を絶対に行いましょう」というメッセージを伝えていくべきです。
 でも、「新型インフルに感染してせきが出る場合は、外出そのものを控えた方がよい」というメッセージは私も同意します。

[ 2009/02/02 00:00 ] 講演・セミナー | TB(0) | CM(0)

季節性インフルエンザの予防内服CDCガイドライン 

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr57e717a1.htm

季節性インフルエンザの発生が日本各地でピークを迎えつつある今、発生した場合の予防内服をどのような基準ですべきかについて、各保健所に様々な問い合わせが来ていることでしょう。

日本ではタミフル、リレンザの添付文章に使用上の注意が記載してある程度ですが 、

Prevention and Control of Influenza Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), 2008

Box 4 に記載があるので、ご確認下さい。

ちなみに、Prevention and Control of Influenzaは、毎年夏頃に公表されますの で、チェックしてみてください。

新型インフルエンザ対策における予防内服の方法を考える上で、まず必ず知ってお かない項目です。

[ 2009/02/01 00:00 ] 季節性インフルエンザ | TB(0) | CM(0)









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