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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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2009年新型インフルエンザ対策総括 

 2009年は、日本の新型インフルエンザ対策にとって、大きな変革の年でした。

 このブログも、企業及び自治体の皆様を中心に、多くのアクセスをいただきました。本当にありがとうございました。しかし、多くの新型インフルエンザに関するHPやブログの出現により、このブログは設立当初の役割をすでに終えています。雑な作りになってしまっていることは自覚しています。

 当ブログ設立当初(2008年2月)のブログの紹介文は以下の通りでした。
 日本を中心とした新型インフルエンザ対策について情報発信するブログです。 新型インフルエンザは必ず発生し、どんな万全な対策をとっても必ず大量の死亡者が発生することを日本国民はもっと知るべきです。

 一方、私の自己紹介は以下の通りでした。
 私は新型インフルエンザウイルス発生を心配する市井の行政医師です。国・都道府県・保健所では新型インフルエンザ対策をしているものの、行政の政策に穴が多く、限界を感じています。個人的には人類が滅びるわけではないから、もうなるようになれと諦めてすらいます。
 その後、2009年1月1日からもっと前向きな内容とし、紹介文を以下のように変えました。
 新型インフルエンザ対策について現場から情報発信するブログです。 今の日本の新型インフルエンザ対策は間違っており、日本国民一人一人が日頃から手洗い・咳エチケットを心がけることにより、最悪の事態は絶対避けられることを知るべきです。

 一方、私の自己紹介は以下のように変えました。
 私は新型インフルエンザ発生に翻弄されつつ、現場で活躍中の市井の保健所医師です。国・都道府県・保健所では新型インフルエンザ対策をしているものの、厚生労働省の政策に穴が多く、限界を感じています。個人的には人類が滅びるわけではないから、気にしていません。むしろ、「根拠のない商品販売」「恐怖の扇動」「現場を全く知らない元○○という肩書の方の無責任なコメント」に怒りを感じています。

 先に述べたように、当ブログの設立当時の役割はすでに終えています。2010年1月1日からは、当ブログは私の新型インフルエンザ対策の忘備録として書き続けることにします。新しい考え方や知見を期待する方は、このブログから得るものはもはやないでしょう。

 1年間、ありがとうございました。来年も皆様にとって良い年でありますように。  

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[ 2009/12/31 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(2)

予防接種法改正へ 

予防接種法改正に向け議論 厚労省審議会が初会合
 来シーズン以降の新型インフルエンザ流行や新たな感染症発生に備え、予防接種法の改正を検討する厚生労働省の審議会が25日、初会合を開いた。

 新型ワクチン接種の法的な位置付けや副作用による健康被害の救済制度などについて議論し、来年2~3月をめどに法改正に向けた見解をまとめる。厚労省はこれを踏まえ、改正法案を国会に提出したいとしている。

 今回の新型インフルエンザ流行を受けた新型ワクチン接種は、従来の季節性インフルエンザのワクチンと同様、予防接種法に基づかない任意接種として行われている。一方、新型ワクチンの確保や接種の優先順位設定などは国が主導、接種による健康被害を国が補償する必要性が生じた。

 このため国は特別措置法を定めたが、今後の恒久的対応に向け、予防接種制度の全般的見直しが求められていた。
(2009年12月25日共同通信より引用・一部改編)

 近いうちに会議の資料が厚生労働省のHPにアップされると思われます。

 予防接種法が改悪されず、ちゃんと改正されるといいですね♪

[ 2009/12/30 00:00 ] 厚生労働省 | TB(0) | CM(0)

イヌから検査を行う体制 

イヌが新型インフル感染 米で初、飼い主も罹患歴
 【ニューヨーク共同】米獣医学協会のスポークスマンは22日、米ニューヨーク州で病気にかかった飼い犬から、H1N1型の新型インフルエンザウイルスが検出されたことを明らかにした。AP通信が伝えた。

 同通信によると、米国内でイヌから同ウイルスが検出されたのは初めてで、飼い主も以前、新型インフルエンザにかかったことがあるという。飼い主から感染したかどうかは不明。

 11月末には中国農業省が、病気のイヌから同ウイルスの陽性反応が出たと発表している。

 同通信によると、同州東南部ウエストチェスター郡の飼い犬は13歳の雄で雑種。呼吸障害があったが、現在は快方に向かっているという。

 新型ウイルスはこれまで人以外にブタや鳥、フェレット、ネコから検出されている。

 米疾病対策センター(CDC)によると、米国内における新型インフルエンザの人への感染は下火の傾向にある。
(2009年12月23日共同通信より引用・一部改編)

ソースはこれでしょうか。
http://www.recombinomics.com/News/12220901/H1N1_NY_Dog.html

 インフルエンザウイルスの特性から考えれば、ウイルスがイヌであろうがネコであろうが、感染するのは当然だと思います。

 知りたいのは、何故ゆえに米ニューヨーク州で病気にかかった飼い犬から、PCR検査を行うことになったのかという経緯です。

 動物でもサーベイランスをする体制があるということなのでしょうか。

 日本ではそのような体制は残念ながらありません。

 人畜共通感染症なのだから、常に動物での感染状況をサーベイランスするという視点が求められるでしょう。

[ 2009/12/29 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(0)

不平等契約 

副作用理由の解約不可=輸入ワクチン契約-新型インフル・厚労省
 近く承認審査が始まる外国製の新型インフルエンザワクチンをめぐり、厚生労働省が欧州の製薬大手2社と結んだ購入契約は、同省による副作用の評価を理由には解除できない条件になっていることが23日、分かった。一方、企業側には一定の条件下で解約を認め、日本政府に違約金を請求できるなど有利な内容となっている。
 同省には「交渉過程で足元を見られた」との指摘もあり、国内の供給態勢が脆弱(ぜいじゃく)な「ワクチン後進国」の実態が浮かび上がった。
 同省が契約したのは、グラクソ・スミスクライン(英、GSK)、ノバルティス(スイス)両社で、いずれも10月6日付。  関係者によると、企業側は副作用による賠償金などを国が肩代わりする法律が今月15日までに成立、発効しない場合か、国側に著しい契約義務違反があるときに契約を解除できるようになっている。
(2009年12月23日時事通信より引用・一部改編)

 なぜ厚生労働省は一般国民全体まで予防接種対象者を広げたのか。

 その理由は医学的理由ではなく、GSKは日本政府と、2010年3月までに7400万回分の新型インフルエンザワクチンを供給する契約を締結しており、余ることがすでに確定しているからです。

 その契約は不平等なものにもかかわらず、厚生労働省は足元をすくわれた格好となりました。

 その事実が、残念です。

[ 2009/12/28 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(7)

160倍以上の中和抗体価を保有していても新型インフルエンザウイルスに感染・発症する可能性がある 

抗体価高くてもインフル発症の可能性―研究で裏付け
 国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は12月21日、新型インフルエンザが集団発生した関西の中高一貫校で実施された血清疫学研究で、高い抗体価を保有していた人の一部が、後にインフルエンザを発症していたことが確認されたことを紹介。「ワクチン接種などで十分な抗体価が得られても必ずしも発病を防げるわけではないことが、この研究で裏付けられているのではないか」と話した。メディア関係者向けの勉強会で述べた。

 この研究は、大阪府立公衆衛生研究所が感染症情報センターの協力を得て実施。中高一貫校の生徒と教職員から8月下旬に採血し、中和抗体価の測定などを行った。
 その結果、新型インフルエンザウイルスに感染した可能性が非常に高いと考えられる中和抗体価160倍以上の人のうち3人が、採血後にインフルエンザを発症していることを確認。「160倍以上の中和抗体価を保有していても、新型インフルエンザウイルスに感染・発症する可能性がある」と結論付けていた。

 これについて岡部センター長は、注目すべき結果だとし、「ワクチンを接種して十分に抗体価が上がっても発病は十分に阻止できないが、重症化は防げるだろうということが、裏付けられているのではないか」と語った。

 同センター長によると一般的には、抗体価が40倍以上あれば発症しても重症化を防ぐ効果が期待できるとされている。
(2009年12月21日マイライフ手帳ニュースより引用・一部改編)

 ワクチン信仰者がこの記事を読んだらびっくりするんじゃないでしょうか。

[ 2009/12/27 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(1)

グラクソ儲かりすぎてインフルエンザ・レスポンス・センター設立 

グラクソ、科学的かつ医学的な情報とサービスの提供を目的にインフルエンザ・レスポンス・センターを設立
 グラクソ・スミスクライン(以下:GSK)は、治療と予防の観点から、インフルエンザに関する科学的かつ医学的な情報とサービスを総合的に提供していく活動の一環として、このほど、インフルエンザ・レスポンス・センター(IRC)を設立した。

 IRCは2つの機能を持つという。1つは医療従事者および患者・一般の人からの問い合わせに対応するコールセンター機能。もう1つはインフルエンザ情報を提供するポータルサイト「GSK-Influ.jp」。

 ポータルサイト「GSK-Influ.jp」は、インフルエンザに関する国内外の情報を提供するサイトとのこと。同サイトは、医療従事者用と患者・一般の人用に分かれており、いずれのサイトでも、厚生労働省、国立感染症研究所、WHO等、公的機関のウェブサイトに掲載されたインフルエンザ最新情報を随時掲載する他、インフルエンザに関する、よくある質問集も掲載している。また、GSKのインフルエンザ関連製品として、インフルエンザ治療薬「リレンザ」や、ウイルス撃退マスク、うがい薬に関する情報等も提供しているとのこと。「GSK-Influ.jp」は、12月17日に開設している。

 問い合わせ対応は、医療従事者および患者・一般の人からの問い合わせに対応するもの。専用の電話番号(0120-126-993)を設けているほか、サイト上の問い合わせフォームからも問い合わせを受け付けるという。

 GSKは日本政府と、2010年3月までに7400万回分の新型インフルエンザワクチンを供給する契約を締結した。日本がインフルエンザワクチンを輸入するのはこれが初めてとなる。GSKのアジュバント添加インフルエンザワクチンが使用されるのも初めてのこととなるとのこと。同ワクチンの承認取得後は、「GSK-Influ.jp」に関連情報を掲載し、IRCで問い合わせ対応も行う予定とのこと。

 GSKは、新技術の開発、臨床における専門性、製造規模、また日本における医薬品流通業者としての経験などすべてを網羅する企業であり、インフルエンザの予防から治療まであらゆるソリューションを提供できる企業とのこと。そこで、IRCを開設し、同社の製品やサービスに関する質問、集団接種に関する質問等、国や自治体との連携が重要な情報など幅広い範囲の問い合わせに対応していく考え。IRCは10月20日に設立したパンデミックインフルエンザ政策支援本部と連携をはかり、情報提供を行っていくとのこと。

グラクソ・スミスクライン=http://www.glaxosmithkline.co.jp/
(2009年12月21日マイライフ手帳ニュースより引用・一部改編)

 なぜ厚生労働省は一般国民全体まで予防接種対象者を広げたのか。

 その理由は医学的理由ではなく、GSKは日本政府と、2010年3月までに7400万回分の新型インフルエンザワクチンを供給する契約を締結しており、余ることがすでに確定しているからです。

 なのに、医学的に必要だというような言い訳をする姿がみっともないです。

[ 2009/12/26 00:00 ] 発熱相談センター | TB(0) | CM(5)

【おススメ】新型インフルエンザワクチン接種後の早期死亡事例を検証する 

上昌広(東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門准教授)の記事はとても示唆に富み、核心を突いたよい記事だと思います。

・持病をもつ高齢者には耐えられない副作用が出るかも知れない
・死因究明制度の充実を!
・新型インフルエンザワクチンは、高齢者では持病を悪化させるかも知れない
・持病をもつ高齢者には新型インフルエンザワクチンを薦めてもいいのか?
・新型インフルエンザワクチンは、あわや第二のエイズ事件か?
・もっと情報公開を!
・対照的なグラクソ・スミスクライン社の対応


以上のようなタイトルが並んでおります。

詳しくは、2009年12月16日日経メディカルを参照してください。

[ 2009/12/25 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(7)

年末年始の安心感 

新型インフル 年末年始の診療拡充
 年末年始(12月29日~1月3日)の新型インフルエンザ感染者らの診療体制について、自治体や医療機関に拡充を検討する動きが広がっている。感染者は減少傾向にあるものの、例年ならこれからインフルエンザの本格的な流行期を迎えるためだ。厚生労働省も患者は例年より増えるとみて、自治体側に診療体制を充実させるよう要請。専門家も「寒さが厳しくなれば感染者が再び増える恐れがあり、警戒は引き続き必要」と指摘している。

 「まだ、予断を許さない状況」。京都府は、現在平日のみの新型インフルエンザの電話相談窓口を、年末年始は無休で開設する一方、休日診療所を通常の2倍の22か所にする。京都市急病診療所では今月13日の日曜日、受診者476人の約半数が新型インフルエンザ患者だった。ピークの11月22日(受診者796人)の4割減だが、「年末年始は1日500~750人が受診する見込み。状況に応じて医療スタッフを増やしたい」という。

 奈良県は、医師会を通じて開業医に年末年始の診療を依頼中。奈良市休日夜間応急診療所では13日の受診者は132人に上り、待ち時間が最大3~4時間だったピーク(11月22日、155人)と大きく変わっておらず、同県は「例年以上に受診者が訪れる事態が予想される」と警戒する。

 定点調査の患者数が警報レベル(30人)を超えている徳島県も、県内約800医療機関に年末年始の特別診療が可能か、調査中だ。「重症患者への対応を優先できるよう、できるだけ多くの病院、医師を確保したい」と県担当者。大阪府でも、医師会と医療機関に休日診療所の医師増員などに応じられるかを確認している。また、和歌山、滋賀、鳥取などの各県では、休日診療所の医師増員体制を継続する方針。

 新型インフルエンザについて国立感染症研究所は、定点調査の患者数が2週連続で減少したことから、「今秋以降の流行はピークを過ぎつつある」と分析しているが、大槻公一・京都産業大教授(ウイルス学)は「寒さが厳しくなり、乾燥すると、ウイルスに感染しやすくなる。新型インフルエンザに一定の免疫があるとみられている高齢者も、寒さで抵抗力が落ちるため、感染拡大や重症化が心配だ。新型インフルエンザはもう安心、と言える状況ではない」と話している。
(2009年12月21日読売新聞より引用・一部改編)

 年末年始は、1年中で最も医療体制が薄くなる季節です。

 開業医の先生は長期間のバカンスで不在になりがちです。

 病院の救急外来は、比較的若手の医師が高いバイト代と引き換えに対応しているケースが多いのではないでしょうか。

 そんな中、休日夜間応急診療所のような医師会の先生方が中心となって対応している外来が充実するのは、地域住民にとって安心感を与えると思います。

[ 2009/12/24 00:00 ] 発熱外来 | TB(0) | CM(0)

タミフルの予防効果 

「タミフル」ドライシロップ剤、予防薬として承認
 厚生労働省は、中外製薬のインフルエンザ治療薬「タミフル」のドライシロップ剤を、予防薬として新たに承認した。

 予防投薬は保険適用外になる。

 治療用では1日2回、5日間投与するが、予防薬としては、15歳以上では1日1回を7~10日間、1~14歳では1日1回を10日間投与する。1歳未満には使用できない。

 また、タミフルのカプセル剤は、これまで予防薬としては対象を13歳以上に限定していたが、体重が37・5キロ以上なら13歳未満でも使えるようになった。
(2009年12月20日読売新聞より引用・一部改編)

 タミフルの感染予防効果については、議論の余地があります。

 今年の5月頃、タミフルを予防内服したにもかかわらず、新型インフルエンザを発病した人がいます。

 いったいいつまで予防内服をすべきなのか、そういう議論もあります。

[ 2009/12/23 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(3)

沖縄県第二派開始? 

インフル患者増傾向 県、流行注意呼び掛け 
 県新型インフルエンザ対策室は16日、第50週(12月7~13日)の県内58医療機関のインフル患者報告数が1466人、1医療機関当たり25・28人となり、2週連続減少していた前週から2・37人増加したと発表した。うち、新型とみられるA型患者は1259人。同対策室は「インフルエンザが流行しやすい季節を迎えている」と、注意を呼び掛けている。

 保健所別では南部保健所管内で1医療機関当たり43・67人と前週より約10人増え、県内で最多だった。中央保健所管内(30・76人)も警報発令基準の1医療機関当たり30人を上回って流行している。以下、中部(19・75人)、八重山(18・33人)、北部(12・40人)、宮古(9・5人)保健所管内の順に流行している。

 前週の第49週(11月30~12月6日)の全国の定点当たりインフル患者報告数は31・82人で、沖縄(22・91人)を8・91人上回った。
(2009年12月17日読売新聞より引用・一部改編)

 全国に先駆けて新型インフルエンザの流行が始まった沖縄の動向は、他の地域にいる者にとっては非常に気になるところですが、また増加に転じたとの報告がありました。

 第二派がやってくるのか、それとも単なる誤差の範囲なのか?沖縄県の今週の発表も気になります。
[ 2009/12/22 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(1)

1ヶ月前の取材に基づく記事 

[生活白書2009 新型インフル]接種予約 焦る親の列
ワクチン不足…騒ぎ続く

   11月中旬の朝。東京都世田谷区の小児科クリニックには、受け付け開始時刻より30分も早い午前8時過ぎに、50人の列が出来ていた。子どもの新型インフルエンザワクチン接種の予約を取ろうと、早朝から並んだ親たちだった。

 1歳の長女のために並んだ主婦の石原八重子さん(39)は、「ワクチンは30人分だけと聞いていたので心配した。何とか予約が取れてホッとしたけど、小児科に何件電話しても予約が取れなかった人もいる」と不安をのぞかせた。

 新型インフルエンザの感染で、国内初の死者が出たのは8月。その後、学校で2学期が始まると、子どもの集団を介して感染は全国に広まった。12月上旬までの累積患者数は、推計で約1414万人。国民のほぼ1割が感染した計算で、死者は100人を超えた。

 なかでも子どもが重症化するケースが相次いだため、国は急きょ、12月以降の予定だった「持病のない子ども」の接種の前倒しを決定。だが、ワクチンの量が足りないなど混乱が収まらず、親たちが予約に奔走する騒ぎが続く。


 今年、世界的大流行となった新型インフルエンザ。最初の患者は、メキシコで3月に発生したとみられているが、グローバル化の波に乗って瞬く間に世界中に広がった。ヒトもモノも病原菌も、たちまち国境を越えて往来する時代を印象づけた年だった。

 国内で確認された最初の感染者は、カナダから5月に帰国した大阪の高校生たちだった。当時、国は強毒性の鳥インフルエンザ用に策定した行動計画をそのまま適用。そのため、神戸市で国内感染の第1号が見つかると、市は、近くの保育所や小中高校などを一斉に休ませ、自宅待機となった子どもたちの親が出勤できないなど余波が広がった。

 一方、東京都感染症情報センターによると、今夏、咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)などの患者数が例年より顕著に減少。「新型インフルエンザの感染予防に多くの人が取り組んだ効果では」との見方もある。

 企業や学校に対策を助言する「インターリスク総研」主席コンサルタントの本田茂樹さんは「毒性の程度が分からない初期は、最悪の事態を想定して動く必要があり、混乱も仕方なかった」と振り返る。だが、国の軌道修正の遅れで国民が振り回された面もあるとみている。

 今後、強毒性のインフルエンザはまだ発生する恐れがある。「今回の経験を生かしたい」と話す本田さんは、例えば、緊急時の子どもの預け先を見つけておく、手洗いや「せきエチケット」など感染予防を徹底する――などを勧める。「たいしたことはないという油断が最悪の結果を招く」との警告を、忘れないでいたい。
(2009年12月17日読売新聞より引用・一部改編)


 ワクチンが足りない!足りない!と言っていた時代が懐かしいですね。この記事は、1ヶ月前の取材に基づく記事です。今は焦る親の列が見られる地域はほとんどないでしょう。

 今は「頼むからワクチンを打ってください!」とお願いする状況です。
[ 2009/12/21 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(1)

誰でもワクチン打てます 

ワクチン接種、19~64歳の健康な人も 全国民対象に
 政府の新型インフルエンザ対策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)は15日、医療従事者など優先接種対象者に限られていた新型の豚インフルのワクチンを、対象外の健康な成人にも接種することを決めた。成人の打つ回数を当初の原則2回から1回に変更したことで、ワクチンの供給に余裕が出たため、接種できる見通しがついたとしている。

 新たに対象となるのは19~64歳の健康な人。1回3600円の接種費用は自己負担だが、対策本部は、住民税の非課税世帯など、低所得者に対する接種費用の負担軽減策の実施も決めた。接種時期は厚生労働省が決める方針。

 政府は今年度内に、国内産ワクチンでは接種回数5400万回分(成人換算)を、海外メーカーからの輸入ワクチンは9900万回分(同)を、それぞれ確保する計画。ワクチンの調達が順調にいけば、希望するすべての国民が接種できることになる。

 いまの計画では、医療従事者や持病のある人、妊婦など約5400万人(子どもは2回接種)の優先接種対象者のうち、約4300万人に国内産ワクチンを打ち、残りの対象者(高齢者)の1100万人に輸入ワクチンを接種することになっている。(野瀬輝彦)
(2009年12月15日朝日新聞より引用・一部改編)


 ワクチンが足りない!足りない!と言っていた時代が懐かしいですね。

 今は「頼むからワクチンを打ってください!」とお願いする状況です。
[ 2009/12/20 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(1)

チグハグなワクチン対策 

予算編成の攻防経て綻び目立つ国産ワクチン強化策のチグハグ
 ワクチン行政も政権交代の余波を受けた。12月8日、閣議決定にこぎ着けた2009年度の第二次補正予算向け緊急経済対策。自公政権下の補正予算が10月に執行停止され、ここまでずれ込んだ。

 当初14.7兆円規模の予算を7.2兆円まで縮小したため、割を食った事案は多い。国産ワクチンの開発・生産体制の強化用予算も消えかけた。前政権の予算に計上された1279億円が、一部を除きいったん白紙となったのだ。

 あわてたのが、厚生労働省と国内でワクチン製造を担う4社のうちの1つ、大阪大学微生物病研究会(阪大微研)である。阪大微研は今年6月、5ヵ年計画で香川県観音寺市に16万平方メートルの新製造設備を設置すると発表したばかり。これまで500万人分だった製造規模を、新たな細胞培養法の採用によって効率化し6000万人分まで引き上げる計画である。

 しかしその投資額は350億円と、阪大微研の売上高208億円の規模に対し明らかに大きい。補正予算からの助成を当てにしていたとの見方がもっぱらだった。

 阪大微研側は「支援が受けられればありがたいが、もともと自前で投資する計画だ。蓄えもある」と説明する。今期すでに土地は購入ずみで、投資を続けるという。

 厚労省は、前予算で一部残った臨時特例交付金240億円で基金を設置し、来年度早々にも支援希望企業を募るという。二次補正での予算復活にも奔走し成功した模様で、おそらく阪大微研も応募すれば受けられるだろう。

 しかし無事に開発・生産体制だけ整えられたとしても、肝心なワクチン接種の有用性に対する評価や、制度設計は後手に回っている。法定接種化や重篤な副作用が出た場合の補償制度などについて、議論も尽くされていない。

 日本がワクチン政策に消極的になったきっかけに、副作用の発生と多額の補償問題がある。国防として感染症対策にワクチンを活用する政策に転換するには、過去直面した課題の予防と対応準備が不可欠だ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 柴田むつみ)
(2009年12月16日ダイアモンド・オンラインより引用・一部改編)

 日本のワクチン行政に対して、私はあきらめています。

 今後、10年、20年と同じ過ちを繰り返していくでしょう。

[ 2009/12/19 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(0)

ワクチン余ってます 

伊、ワクチン接種率低く廃棄も 新型インフル
 【ローマ共同】イタリアで、新型インフルエンザのワクチン接種対象となっている妊婦や医療関係者の接種率が極めて低いためワクチンが大量に余り、今後一般の人への接種が始まっても使われずに廃棄される可能性が高いことが分かった。14日付レプブリカ紙などが伝えた。

 ワクチンの副作用への不安や、季節性インフルよりも死亡率がはるかに低いなど「世界保健機関(WHO)は騒ぎすぎ」との認識が広まったことから接種希望者が少ないためで、同様の問題はオランダ、オーストラリア、ドイツなどでも発生。一部の国ではワクチンを他国に売却する計画も進んでいる。

 イタリアでは既に約743万本のワクチンを各自治体に配布。医療関係者や消防士、警察官のほか妊婦、糖尿病など基礎疾患(持病)のある人を対象に接種が行われているが、8日時点での接種者はわずか約68万9千人。医療関係者で全体の約14%、妊婦では約10%しか接種を受けていない。
(2009年12月15日共同通信より引用・一部改編)

 日本でも、同じ光景が2010年1月以降に見られると予想されます。

 余ったワクチン、日本ではどうするのでしょうね?

[ 2009/12/18 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(2)

感染性胃腸炎が激減 

新型インフル対策、思わぬ効果 東北で感染性胃腸炎が激減
 東北で感染性胃腸炎の発生件数が前年を大幅に下回っている。例年11月に入ると、ノロウイルスが原因とみられる集団感染で胃腸炎の患者が急増するが、今年は夏から少ないまま推移。自治体の感染症対策の担当者は「新型インフルエンザが流行して手洗い、うがいを徹底したためではないか」と、思わぬ効果に驚いている。

 仙台市衛生研究所の調査では、市内の定点医療機関当たりの感染性胃腸炎報告数は11月30日~12月6日の1週間で、3.12人。前年同期(12.69人)の4分の1程度だ。

 過去5年間を見ると、7月下旬~10月は5.0人以下(1週間当たり)で、11月ごろから急増、12月にかけてピークを迎える。08年の最多は20.50人、07年は31.38人だった。

 今年は東北各県でも同様の傾向が見られる。11月30日~12月6日の報告数は宮城が2.73人、青森は1.38人、山形は3.23人、福島は2.60人。岩手は4.18人、秋田は5.14人と保育園などで発生が増え始めたが、例年より約7~5人少ないという。

 激減の要因として、関係者が推測するのが、新型インフルエンザ対策として手洗い、うがいを励行している点だ。

 仙台市感染症対策室は「ノロウイルスの感染拡大を防ぐ手段としても、手洗いは有効だ」と話す。インフルエンザの流行で、体調が悪い時はすぐ休むといった行動が社会で受け入れられていることも、拡大防止に役立っているとみる。

 宮城野区の原町小(児童582人)の千葉茂仁校長は「夏休み前は、下痢や吐く子がちらほら出ていたが、今はいない。手洗い、うがいを徹底したからだろうか」と推測する。

 ただ、例年、12月の発生が最も多いだけに、泉区の「泉チェリー保育園」(園児217人)の大山道子園長は「ことしは胃腸炎にかかる子どもは少ないが、ノロウイルスは感染力が強いので油断はできない」と警戒する。

[感染性胃腸炎]ウイルスや細菌などによる胃腸炎。嘔吐(おうと)や下痢、発熱、腹痛などの症状がある。初冬はノロウイルス、春先はロタウイルスが原因となるケースが多い。ウイルス性の場合は手を介して感染が拡大する。
(2009年12月12日河北新報より引用・一部改編)


 全国的に感染症の報告が少ないことは、すでに当ブログでも報告済みです。
(参考)
インフルエンザ以外は流行してないのは何故?

[ 2009/12/17 00:00 ] サーベイランス | TB(0) | CM(1)

五輪選手ワクチン接種対象外 

五輪選手インフル不安、ワクチン接種対象外
 来年2月12日開幕のバンクーバー冬季五輪まで2か月に迫る中、4年に1度の大舞台に臨む選手たちが、新型インフルエンザ対策に苦慮している。

 カナダ・バンクーバー市当局は各国の代表選手らへのワクチン接種を求めているが、厚生労働省は、五輪選手が優先接種者のリストに含まれていないことから、「当面は無理」との立場だ。国内の競技関係者からは「五輪に照準を合わせてきた選手に何らかの措置を」という声も出ている。

 「季節性(インフルエンザのワクチン)は接種したけれど、できれば新型も打ちたい。選手村が一番感染しやすいと言われているし」。カーリング女子で五輪連続出場を決めたチーム青森の本橋麻里選手(23)は不安を訴える。

 同チームは、移動時のマスク着用やアルコール消毒などで予防を徹底しているが、阿部晋也コーチ(29)も「できる限り準備をしておきたい」とワクチン接種を望んでいる。

 国内での新型インフルは1400万人以上が感染し10日現在で110人が死亡した。世界各国でも感染が続いている。バンクーバー地域保健所は10月28日、出場選手らを対象に、「12月末までに予防接種を受けることを強く勧める」とする見解を明らかにした。これを受けて、日本オリンピック委員会(JOC)も対応を協議し、先月24日、各競技団体に対して「手洗い、うがいの徹底を」などという文書を送った。ただ、「健康な成人が優先接種を受けるわけにはいかない」などとして、国に要請はしなかった。

 新型インフルのワクチン接種は、厚労省の定めた優先接種者を対象に10月19日から、医療従事者や1歳~小学3年の子どもなどの順で始まり、来年1月以降は高齢者で、健康な成人については見通しが立っていない。
(2009年12月11日読売新聞より引用・一部改編)

 ワクチン接種の目的は「重症化防止」であることを知っていれば、このような意見はそもそも出てこないと思うのは私だけでしょうか。

[ 2009/12/16 00:00 ] 海外へ行く時 | TB(0) | CM(1)

献血からウイルス検出されず 

新型インフル感染者の献血、ウイルス検出されず
 日本赤十字社は10日、献血後に新型インフルエンザ感染が判明した96人について、献血の血液からウイルスは検出されず、輸血に使われても感染の可能性は極めて低い、との調査結果を明らかにした。

 感染者が未発症の段階で献血すると、輸血を通じて感染することが心配されていた。日赤は今年5月以降、献血後7日以内に新型インフルを発症したり、疑いがあると診断されたりした場合は連絡するよう献血者に呼びかけている。

 調査結果は厚生労働省の血液事業部会運営委員会で報告された。今後も献血者の新型インフル感染が判明した場合、血液の使用を控える措置は継続する。
(2009年12月8日産経新聞より引用・一部改編)

 5月の状況ならば、献血を控えるように感染者に指導することはやむをえなかったでしょうが、12月の今、まだ献血を控えるようになっていたとは驚きです。

[ 2009/12/15 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)

ワクチンキャンセル続出で悲鳴 

 先日、地域の先生に話しを聞く機会がありました。その先生によると、せっかく新型インフルエンザワクチンの予約を受け付けても、かなりの人がキャンセルしてしまうため、ワクチンが余っているとのことでした。意外な話でした。

 その先生の診療所には幸運にも1mLバイアル中心での納入であったため、被害は最小限で済んでいるようですが、キャンセルが続出してしまうと、10mLバイアルの場合、廃棄が生じてしまいます。

 受診者のモラルの低下もこのキャンセル続出の要因に挙げられるようです。

 どんなシステムを構築しても、決して思い通りには進まないのが現実なのでしょう。

[ 2009/12/14 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(11)

契約違反は氷山の一角 

新型インフルワクチン、院長が孫に“優先接種”…兵庫
医療従事者向け 厚労省に虚偽報告
 兵庫県宝塚市の小児科診療所の60歳代の院長が、医療従事者への新型インフルエンザワクチンを、国との接種業務委託契約に違反して、孫(6)に2回、“優先接種”していたことがわかった。情報提供を受けた厚生労働省が先月中旬、調査に乗り出したが、院長は、診療所に勤務する薬剤師の妻が接種したと虚偽の報告をしていたことも判明。読売新聞の取材に、院長は「ぜんそくの持病を持つ孫の健康が心配で、不正を承知で接種した。国にはうその説明をした」などと認め、9日、厚労省に電話でこうした事実を伝えたという。

 同診療所では現在、約300人の予約を受けており、契約が解除されれば、接種できなくなる可能性もある。

 院長の説明によると、診療所に初回の医療従事者用ワクチン2瓶(大人4人分)が配布されたのは10月20日。当初、看護師4人に接種する計画だったが、院長の判断で同22日夜、診察終了後の誰もいなくなった診療所に孫を来院させ、1瓶を開封してワクチンを接種、余った分は翌日に持ち越せないため、廃棄処分した。

 健康な小児(1歳~小3)は免疫がつきにくく、接種は2回必要。このため、11月12日夜に再び孫を呼び、医療従事者用を接種した。

 初回の接種後、孫は有名私立小学校を受験していた。院長は「受験よりも、ぜんそくがきつかったのが理由」と釈明している。

 同診療所の医療従事者は、院長と妻のほか、看護師4人と事務員6人の計12人。医療従事者用ワクチンは最終的に計4瓶8人分が配布されたが、孫への接種、廃棄するなどして大人3人分を使ってしまい、院長や看護師ら計5人しか接種できなくなった。

 同省近畿厚生局は複数の不正情報に基づいて、同月中旬、院長に対し、医療従事者が適正にワクチンを接種したことを証明するため、予診票の提出を要求した。

 院長は、孫への接種分は妻が接種したとする内容虚偽の予診票を新たに作成。さらに、廃棄処分したワクチンを看護師が接種したことにするため、この看護師の予診票の日付も、妻と同じ日に改ざんした。

 読売新聞社の取材に対し、院長は「医師のモラルに反する行為だった。たくさんの子どもたちがワクチンを待っているのに、申し訳ない」と話している。

 新型インフルエンザワクチンの医療従事者への優先接種用を巡る不正では11月中旬、鳥取県内の病院で余ったワクチンを病院職員の親族2人に接種したことがわかっている。

 接種業務委託契約 ワクチンの接種は国と委託契約を結んだ医療機関だけが行う。ワクチンの供給量に限りがあるため、医療従事者、妊婦や基礎疾患がある人、1歳~小学校3年生などの優先順に、接種することが義務付けられている。重症者の発生を減らすこと、必要な医療を確保するのが目的で、違反行為があれば、国は契約を解除できる。
(2009年12月9日読売新聞より引用・一部改編)

 新型インフルエンザ受託医療機関に違反行為があれば、国は契約を解除できます。

 しかし、複数の医療機関が違反行為を行っているのに、どうしてこの診療所だけがスクープされたのでしょうか。

 国は本当に契約を解除するのでしょうか。興味深いニュースです。

[ 2009/12/13 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(1)

北朝鮮 

【新型インフル】“隔離国家”北朝鮮でも感染広がる 韓国大統領も支援指示
 【ソウル=水沼啓子】韓国の対北朝鮮支援団体によると、北朝鮮で新型インフルエンザの感染が広がり、死者が続出しており、世界保健機関(WHO)が調査に乗り出した。韓国の李大統領は8日の閣議で「急速に拡散する恐れがある」と述べ、事実関係の確認と薬の提供など支援を関係機関に指示した。

 韓国の対北支援団体「良い友ら」によると、北朝鮮では11月に入り新型インフルが子供や若者らの間に急速に拡大。平壌市内で大学生ら7人が死亡し、平壌近郊の平城市内でも2人が死亡したという。

 中朝国境沿いの新義州では11月、20歳未満の約40人が、感染によって死亡したとみられている。国境地域では人の出入りが盛んで、感染を憂慮する声は以前からあった。北朝鮮は医療水準が低く医薬品が不足し、栄養状態も悪い。このため感染すれば「死に至るのは明白」(良い友ら)という。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は、国内の空港や貿易港、中朝国境の検問所などで、新型インフルの検査・検疫を徹底していると伝えていた。国際機関などの協力で治療薬タミフルも備蓄しているとされる。だが、2カ月ほど前に実施された南北離散家族再会の際、北朝鮮当局は韓国側が持参したタミフルを執拗(しつよう)に欲しがっていたという情報もある。

 統一省によると、患者が発生したとの北朝鮮の公式発表はまだない。脱北者らの証言によると、北朝鮮では、伝染病が発生しても大量の死者が出ない限り隠蔽(いんぺい)するケースが多いという。北朝鮮は隔離された閉鎖国家であるため、WHOなど国際機関へ報告することもほとんどない。

 「良い友ら」の関係者は「北朝鮮が現在掲げているスローガン『強盛大国』にとって、感染が広がっていることはふさわしくないため、内外に知られたくないはず。WHOに報告しないのもそのためだろう」としている。
(2009年12月8日産経新聞より引用・一部改編)

 北朝鮮では、感染すれば「死に至るのは明白」であるほど一般国民の栄養状態は悪いのかもしれません。

 しかし、栄養を取ることができない・・・

[ 2009/12/12 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(0)

輸入ワクチンは不人気の大瓶です 

「特定ロットに問題」=英社製新型インフルワクチンの副作用-長妻厚労相
 輸入を予定している英製薬大手グラクソ・スミスクラインの新型インフルエンザワクチンが副作用を理由にカナダで使用が一時中止された問題で、長妻昭厚生労働相は8日の閣議後会見で、「特定の(出荷)部分に問題があったとするカナダ政府の見解を受け止める」と述べた。同省は先月末にカナダに職員を派遣し、同社工場などを調査していた。
 長妻厚労相は現地調査を終えた職員から、「特定ロットについて通常より高い副作用が出たとの報告を受けた」と説明。ただし、ほかのロットより高率で副作用が発生した原因は、カナダ政府も把握していないとした。
(2009年12月8日時事通信より引用・一部改編)
「品質の問題考えにくい」 英社ワクチンで厚労省
 日本が輸入予定の英グラクソ・スミスクライン(GSK)社製の新型インフルエンザワクチンによる重い副作用がカナダで報告された問題で、厚生労働省は8日、「品質上の問題とは考えにくい」とする同省調査団の調査結果を発表した。原因は特定できなかったという。

 厚労省は「保管や接種の方法に原因がある可能性もある」として、引き続きカナダ政府と情報交換を進めるとともに、輸入に向けた承認手続きを慎重に行う方針。

 手続きを簡略化した「特例承認」の可否を検討する薬事・食品衛生審議会の部会を今月中旬にも開き、国民の意見(パブリックコメント)も募集した上で最終判断する。このため、当初は年内を予定していた承認が1月以降にずれ込み、年明けに設定されている健康な高齢者への輸入ワクチン接種開始が遅れる見通しとなった。

 調査団は、通常より高い頻度で重い副作用が報告された製品の製造過程のデータを検討した。この製品と同じ材料が使われた別の製品では異常が報告されていないため、品質上の問題ではないと結論づけた。
(2009年12月8日共同通信より引用・一部改編)

 特定ロットに問題が生じた原因は何だったのでしょうか。

 生産方法の問題?人為的ミス?テロ?

 おそらくその原因は分からないまま、日本に輸入が始まると思います。

 マスコミでは全く報道されていませんが、輸入ワクチンは、

GSKのものは1バイアルで10回分
ノバルティスファーマのものは1バイアルで17回分


のいわゆる大瓶です。

 現場に散々たたかれた国産の10mLバイアルと同じ問題が必ず起こります。

 輸入ワクチン(大瓶)、絶対余るでしょう。

 その費用は税金でまかなわれます。

[ 2009/12/11 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(4)

新型インフルエンザ予防接種の健康被害救済制度受付開始 

新型インフル、国がワクチン健康被害の救済受け付け開始
 厚生労働省は4日、新型の豚インフルエンザのワクチン接種による健康被害を救済する制度の受け付けを始めた。ワクチン接種によって死亡した人の遺族に一時金約710万円を支払うほか、入院治療が必要になった場合の医療費の自己負担分を支給する。

 遺族には一時金または、年額約230万円の遺族年金を最長10年間給付。入院治療が必要になった場合は、医療費以外の費用も約3万円支給する。18歳未満が障害を負った場合には、養育費として年額約68万~85万円を給付する。

 新型ワクチンは現行の予防接種法による救済の対象外だった。そのため臨時国会で成立した新型インフルエンザ対策特別措置法で、季節性インフルで65歳以上が対象になる定期接種の場合と同等の救済をできるようにした。

 救済対象の健康被害は、副作用や注射のミスなど。これまでに新型ワクチンを接種した人も対象になる。厚労省は電話相談窓口(平日午前10~午後6時、03・3501・9060)も設置した。
(2009年12月4日朝日新聞より引用・一部改編)

 季節性インフルで65歳以上が対象になる定期接種の場合と同等の救済をできるようにしたのですが、申請を直接厚生労働省に行う点は違うようです。

[ 2009/12/10 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(0)

手洗いの歌 mp3形式でダウンロードできます 

インフル対策で「手洗いの歌」CD配布 相模原市保健所
相模原市保健所がインフルエンザ対策で配布した「手洗いの歌」CD(同市提供) 神奈川県相模原市保健所はインフルエンザの予防のため、手洗いの習慣を身につけてもらおうと、「手洗いの歌」CDを作成し市内の保育園や小学校、高齢者施設などに配布した。

 歌は数年前に同市職員が作成。新型インフルエンザの流行などを受け、CD化して配ることになったという。「手洗いの歌」は、童謡「手をたたきましょう」の替え歌で、楽しみながら正しい手洗いを身につけることができる。歌は同市のホームページから、mp3形式でダウンロードして聴くことができる。
(2009年12月4日産経新聞より引用・一部改編)

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/hokenjo/341000/etc/tearaiuta.mp3

 現在の新型インフルエンザA/H1N1が発生する前に、以下の通り相模原市保健所は手洗いの歌を作成していますが、mp3形式でダウンロードできます。

 今年、全国的に感染性胃腸炎や眼疾患の定点報告が少ない理由は手洗いが普及したおかげだという人もいます。

 是非参考にしてみてください。

(参考)
手を~洗いましょう~♪ゴ~シゴシ♪ゴ~シゴシ♪

[ 2009/12/09 00:00 ] 使えるマニュアル・HP | TB(0) | CM(0)

誰もがとまでは言わないが、1歳以下の人の保護者の定義が曖昧 

「1歳未満の小児の保護者及び優先接種対象者のうち、身体上の理由により予防接種できない者の保護者等」
の接種が始まった地域もあるようです。

「等」が入っていると、対象者は何でもありの状況です。

厚生労働省の見解によると

「地域で柔軟に対象者の範囲を決めてください」

との回答が返ってきます。

つまり、
・里帰り出産の場合の祖父母
・ベビーシッター
・地域で代わる代わる乳児の面倒をみている

なども対象になりえるということです。
これは証明書があるわけではないので、医療機関では自己申告を信じるしかありません。

もう現場は大混乱です。

[ 2009/12/08 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(11)

日本医師会の要望書 

新型インフルエンザワクチン接種に関する要望書を提出
 日医は十一月十一日,新型インフルエンザワクチンの接種に伴い,国の適切な対応や情報提供を求める唐澤人会長名の要望書を,長妻昭厚生労働大臣宛に提出した.
 要望書は,(一)季節性インフルエンザワクチンの供給,(二)新型インフルエンザワクチンの接種順位・回数,(三)新型インフルエンザワクチンの供給体制の整備,(四)新型インフルエンザワクチンの適切な接種体制,(五)適切な情報提供の実施,(六)速やかな組織培養によるワクチン製造の実現,(七)受託医療機関の過剰な負担を解消するため,医療現場の意見の十分な施策への反映と,日医との事前協議の徹底─の七項目を柱とした内容になっている.
 同日の定例会見で要望書の内容を説明した飯沼雅朗常任理事は,今回の要望書を提出した理由について,費用負担や接種回数など国の方針が二転三転するなかで,現場の医療機関は,診療時間を延長するなど献身的な対応で,必死に地域医療を支えているが,このままでは,地域医療の崩壊は火を見るよりも明らかであったためだと説明.国に対しては,今後も国民が安心してワクチン接種を受けることの出来る体制の確保,受託医療機関の過剰な負担の早急な解消を求めていきたいとした.
 さらに,同常任理事は,季節性に比べ新型インフルエンザでは,小児の脳炎・脳症が多く見られることから,幼児,小学校低学年に対する前倒しの接種が必要だと指摘するとともに,二回接種の議論をするより,まずは全ての希望者への第一回接種を実現すべきと主張.加えて,ワクチンを無駄にしないよう,診療所には一ミリリットルバイアルのワクチン納入を徹底する等,受託医療機関の実情に応じた供給の確保を求めた.
(2009年12月4日日医ニュースより引用・一部改編)

 「地域医療の崩壊は火を見るよりも明らか」
 「国の方針が二転三転」


 その通りかもしれません。

 要望を受け取った長妻昭厚生労働大臣は、この要望の意味を理解できているでしょうか?

[ 2009/12/07 00:00 ] 厚生労働省 | TB(0) | CM(5)

日本では10人に1人が発病? 

インフル患者、増加続く=累計1200万人超-感染研
 11月23日から29日までに全国約5000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザ患者は1カ所当たり39.63人で、3週連続で増加したことが4日、国立感染症研究所の定点調査で分かった。1週間の推計患者数は約189万人で、夏以降の累積推計患者数は1264万人となった。
 検出されたウイルスは、これまでと同様、ほとんどが新型。
(2009年12月4日読売より引用・一部改編)

 日本では10人に1人が発病しているという推計となっていますが、これは推計。本当の患者数は闇の中です。

 国立感染症研究所には、定点報告からの推計患者数の計算方法を公開して欲しいです。

[ 2009/12/06 00:00 ] サーベイランス | TB(0) | CM(2)

誰もが浪人生になれる 

「同じ受験生なのに」…新型インフルワクチン、浪人生は“優先”外 不満の声も
厚労省「社会混乱を防ぐためではない」

 新型インフルエンザのワクチン接種で、厚生労働省が決めた接種順位では高校生は優先されるが、浪人生に配慮はない。このため、浪人生からは「同じ受験生なのに」と不満も漏れる。

 新型の接種は、医療従事者、妊婦や持病のある人、小児を対象に始まっており、今後、1歳未満の幼児の保護者、小学校高学年~高校生、65歳以上と続き、浪人生を含む「一般」への接種はそれ以降となる。

 埼玉県所沢市の男子予備校生(19)は「接種が遅くなれば危機だ」と話し、東京都北区の女子予備校生(18)も「区切りを20歳以下とすればよかったのに」と訴える。

 ただ、厚労省によると、高校生以下の優先は、学校で集団感染が発生しやすく、その分、重症者が出るリスクも高いため。同省は「接種目的は重症化を防ぎ、死者発生を抑えること。(受験などでの)社会的混乱を防ぐためではない」とし、接種順を変える考えはないという。

 これに対し、全国予備学校協議会は「受験を目指す高卒生も優先対象に」とする要望書を同省に提出。大手予備校職員は「予備校には授業や模試で現役高校生も集まる。集団感染で重症者が出る恐れは浪人生も同じでは」と語る。

 鳥取県の平井伸治知事は、浪人生を含めた優先枠を設けられないか検討すべきだという考えを表明。一方、宮城県は受験を控えた中3、高3の希望者の接種を前倒しする方針だが、浪人生は対象外の方向。仙台市の男子予備校生(19)は「予備校仲間は不満を漏らしているが、今となっては、健康に気をつけて頑張るしかない」と語る。

 大学側は受験生の救済措置を検討中。文部科学省は1月16、17日のセンター試験について、例年は追試験は1週間後だが、今回は回復期間を考慮し、2週間後に設定。国公立大や私大も流行に応じて措置を講じる方針で、立教大や明治大などは追試実施を決めている。
(2009年11月25日読売新聞より引用・一部改編)

 この問題は、厚生労働省の言い分に分があると考えます。

 「浪人生」の定義が曖昧です。

 仮面浪人、社会人受験など、高校卒業資格のあるものは、誰でも浪人生になることができます。

 そういう社会的な対応で18歳以下と決めたわけではなく、医学的ということです。

 「浪人生」を証明する公的な方法がない以上、全員に接種する以外に「浪人生」を選ぶ方法はないのです。

[ 2009/12/05 00:00 ] 学校・保育園・幼稚園 | TB(0) | CM(18)

ペラミビル 

厚労省、塩野義の抗インフル薬を優先審査品目に
 厚生労働省は30日、塩野義製薬が10月に製造販売承認を申請していた抗インフルエンザ薬「ペラミビル」を優先審査品目にすることを決めた。通常の医薬品と比べて優先的に審査を受けられるようになる。

 同日開いた薬事・食品衛生審議会の部会に報告し、了承を得た。ペラミビルは「タミフル」「リレンザ」など既存の治療薬と異なり点滴で使うタイプで、重症者などの治療に役立つとされる。

 新型インフルエンザへの効果もあると期待されており、厚労省は新型インフルの感染が拡大する中、同薬の審査は緊急性が高いと判断した。
(2009年12月1日読売新聞より引用・一部改編)

 経口、吸入に加え、点滴という投与方法が加わることは、インフルエンザ治療の選択肢に幅が出るという意味で、臨床現場でとても助かると思います。

[ 2009/12/04 00:00 ] ワクチン・タミフル | TB(0) | CM(4)

鳥インフル訓練がパニックを誘発してないか 

住民も参加 鳥インフル訓練
 鳥インフルエンザなど強毒性インフルエンザを想定した対策訓練が29日、横浜市都筑区の区役所と、隣接する昭和大横浜市北部病院を会場に行われ、地域住民や医師ら約150人が参加、本番さながらに診療や患者搬送などの訓練が行われた。「住民を含めて、各関係機関が一緒に取り組む合同訓練は、全国でも初」(区総務課)としている。

 訓練は、市内で強毒性のインフルエンザが発生し、同病院の周辺に、受診希望者が集中して混乱。患者を区役所に設置した臨時発熱外来へ誘導、医師会などによる医療チームが診察などにあたる一方、重症者は隣接する同病院へ搬送する――との想定で行われた。

 訓練には、患者役などとして地域住民約70人のほか、区医師会や同病院、都筑署、都筑消防署など計8関係機関からの約80人が参加。ゴーグルや防護服に身を包んだ医師や救急隊員、区役所職員らが、病院に直接向かう患者たちを、区役所に設置した臨時発熱外来へ誘導し、その場で診察したり投薬したりするなどの訓練に取り組んだほか、重症患者は設備の整った同病院へ搬送。また、受診希望者の列に割り込む者への対応なども訓練に盛り込まれた。

 区医師会の水野恭一会長は「強毒性鳥インフルエンザが発生すれば、パニックが起きる。その混乱の中で、各関係機関がどのように連携して対応すべきかを訓練でき、とても意味深い。毒物などのテロ対策に対しても有効な対応策になるので、きちんと検証していきたい」と話していた。

 区総務課では、今回の訓練で見つかった問題点や課題などを今年度内に整理し、新年度には、区の防災計画などへ反映させる予定。
(2009年11月30日読売新聞より引用・一部改編)

 実際に新型インフルエンザが発生し、我々は何かを学んだと思います。

 そのうちの一つに、「発熱外来の設置そのものが混乱の原因」であるという事実があります。

 発生初期に発熱外来に来る発熱患者の99%以上は、インフルエンザ以外の疾患です(特に小児)

 発熱外来は、「いやなものを他に押し付ける」典型例だと感じています。

 発熱外来が崩壊することは、神戸大阪ですでに実証されているのですが、何故それを学んでいないのか不思議です。

[ 2009/12/03 00:00 ] 訓練フェーズ4B | TB(0) | CM(5)

流行語大賞 

2009年12月1日ユーキャン新語流行語大賞 審査委員会は今年の新語流行語大賞のトップテンおよび大賞を発表いたしました。

トップテン
年間大賞
◆政権交代
内閣総理大臣 鳩山 由紀夫
トップテン
◆こども店長
俳優 加藤 清史
トップテン
◆事業仕分け

行政刷新会議と事業仕分け作業チーム

トップテン
◆新型インフルエンザ
受賞者厚生労働医系技官 木村 盛世
トップテン
◆草食男子
タレント 小池 徹平
コラムニスト 深澤 真紀
トップテン
◆脱官僚
衆議院議員 渡辺 喜美
トップテン
◆派遣切り
派遣ユニオン書記長 関根 秀一郎
トップテン
◆ファストファッション
タレント 益若 つばさ
トップテン
◆ぼやき
元楽天監督 野村 克也
トップテン
◆歴女(レキジョ)
女優


http://singo.jiyu.co.jp/

 いや~、びっくりしました。

 新型インフルエンザの受賞者。

 木村盛世氏です。ブログにもその記載があります。
http://www.kimuramoriyo.com/

 どういういきさつで、木村盛世氏に受賞者として白羽の矢が立ったのかを知りたいです。ブログに書いてくれれば嬉しいです。

 なお、足立信也厚生労働政務官は1日の厚労政務三役会議後の会見で、受賞者は「上田(博三)健康局長だと思うが…」と首をひねったらしいです。

[ 2009/12/02 00:00 ] 企業の動き | TB(0) | CM(4)









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