TOP PAGE 210万人死亡イメージ 木村盛世等
新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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日常生活を送るなら総理大臣も天皇も感染のリスクをゼロにはできない 

 入門者さまに、医療従事者に発熱外来や入院時の対応を要請するのなら、PAPR(電動ファン付呼吸用保護具)の導入は必要最低限とご指摘をいただきました。 ご指摘ありがとうございました。

 SARS流行の際は、医師の診療拒否が問題になりました。後から振り返れば、PAPRを導入して診察の際のSARS患者との接触を防御すれば、医師はSARSコロナウイルスの感染をせずに済んだことになります。SARSコロナウイルスは、空気感染ではなく、あくまで飛沫感染が中心であり、感染力は強くなかったためです。

 さて、新型インフルエンザパンデミックの際に、PAPRを全ての医師に配布し、診療の際にそれを装着すれば医師は新型インフルエンザウイルスから逃れることができるのでしょうか?答えは 「No」 です。

 医師も通常の日常生活を送り、市中に出歩くのであれば、一般住民と同様に、市中で新型インフルエンザウイルスに感染することが予想されます。感染リスクとしては、診療時の方が高いのですが、感染確率としては、市中で感染する確率のほうが多いのです。

 すなわち、新型インフルエンザパンデミックの際には、他人と接触をする限り、医師も、国会議員も、内閣総理大臣も、天皇陛下も感染のリスクをゼロにはできないのです。

 なお、医師も、市中で新型インフルエンザウイルスに感染することには諦めがつくのであれば、PAPRを発熱外来に従事する医師の数だけ用意しておくということは検討に値します。

 不安や情報不足が先行しているため、「リスクがゼロにならない限り新型インフルエンザの診療はできない」という理論を展開する方がいますが、リスクはゼロになりません。無理です。そんなことができるのであれば、今頃すでに地球上から感染症が撲滅されています。

 新型インフルエンザパンデミック対策のポイントは、感染爆発開始から、感染する者のピークをできるだけ遅らせることにより、死亡者の数を減らすことです。医療従事者を含め、大量の死亡者が発生することは避けられないのです(本ブログのタイトルに記載していることです)。そういう疾患だということを前提にしないと、永遠に議論がかみ合いません。

 本ブログのタイトルも誤解を招くタイトルかもしれません。私が意図するのは、
「新型インフルエンザパンデミック対策の達人」であり、
「新型インフルエンザ早期封じ込め対策の達人」ではありません。
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[ 2008/05/15 00:00 ] 発熱外来 | TB(0) | CM(0)

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