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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
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1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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福島県立大野病院事件の判決は新型インフルエンザ診療拒否を左右する 

 2008年8月20日、福島地裁で福島県立大野病院事件の判決が言い渡されます。この事件は、2004年12月17日、帝王切開手術時に女性が死亡したもので、同病院の産婦人科医だった加藤克彦医師が業務上過失致死罪と、異状死の届け出を定めた医師法21条違反に問われていた事件です。

 患者は、前置胎盤かつ癒着胎盤で、帝王切開手術後、大量出血を来して死亡しました。術前に前置胎盤との診断は付いていましたが、癒着胎盤であることは分かっていませんでした。

 検察側は、業務上過失致死罪で禁固1年、医師法21違反で罰金10万円をそれぞれ求刑しています 。

 これに対して弁護側はあくまで無罪を主張しています。

 公判の主な争点は以下のとおりです。
(1)帝王切開手術前に、超音波検査だけでなく、MRIも実施すれば、癒着胎盤を診断できたのではないか。
(2)胎盤剥離の際、用手剥離に加えて、クーパーを使ったのは問題ではないか。
(3)子宮と胎盤の剥離が困難になった時点で、剥離を中断し、子宮摘出手術に切り替えるべきだったのではないか。
(4)大量出血を来した時点で、他院の産婦人科医に応援を頼むべきだったのではないか(大野病院の産婦人科医は加藤医師1人のみだった)。


 2006年2月18日の加藤医師の逮捕により、産婦人科関係者だけではなく、医療界全体に大きな衝撃が走ったのは、あまりにも有名です。その後、医療事故が刑事事件に発展することへの懸念が、今に至る医療崩壊につながっているのは明らかですが、このやるせない事件以降、病院、医師、国、地方自治体、そして肝心の日本国民が不幸な方向に進んでいます。

 私自身も、加藤医師の無罪を強く信じています。医療行為には、一定の割合で致命的な結果(死亡するという意味)になることを、裁判官は理解する必要があるのですが、もし、検察の主張が認められ、無罪にならなかったら、医療崩壊はますます進行し、新型インフルエンザパンデミック期の診療を引き受ける医者なんて、よほどの正義感のあるごく少数の医師と、そのようなリスクを何も考えない医師だけになり、完全に崩壊します。

 裁判の結果が気になります。無罪を信じます。

無罪判決が出ました。ほっとしております。
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[ 2008/08/20 00:00 ] 医師不足・転職 | TB(0) | CM(0)

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