大相撲の露鵬(大嶽部屋)と白露山(北の湖部屋)の兄弟力士の大麻使用疑惑で2008年9月6日、東京都内の検査機関(三菱化学メディエンス)で2人の尿サンプルを精密分析した結果、当初の簡易検査と同じく大麻への陽性反応が出たことが明らかになりました。
三菱化学メディエンスは、日本で一つしかない国際機構(世界反ドーピング機関=WADA)公認の機関です。そこで大麻への陽性反応が出たことは、
「露鵬と白露山の尿中に大麻が確実に存在する」という事実が明らかになったということです。
一方、露鵬と白露山は、大麻の吸引をしていないと口述しています。
医療の世界で、
「問診で9割以上の病気の診断がつく」
「検査結果ばかりを求める医者になるな」と、何度もいろんな諸先輩方にアドバイスを受けたものです。
今回のように、
問診内容と検査結果が正反対の場合、医師はどのようにして診断を付けるのか、悩ましいところです。
新型インフルエンザの場合、現時点では、検査結果ではなく、最初は問診のみで「要観察例」というようにあたりを付け、そこで咽頭ぬぐい液を検査に提出し、約1日くらいで検査診断をつけることになります。
それと同時に、患者に問診をして、どこでどのような鳥や人と接触したかなどを聞き出します。
もし、H5N1インフルエンザ患者が、今回の露鵬と白露山大麻使用疑惑の時のように
問診と検査結果が相反する場合、現場はかなり困るだろうなと思います。
そのような観点で、今回のニュースに今後も注目しています。