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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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死亡率・致死率の定義を確認 

 死亡率が30%になるからとんでもない!と叫んでいる人が先日いました。

 その人は、死亡率 (mortality rate)致死率(case fatality rate, fatality rate)の違いも分かっていないでしょう。

 その違いを改めておさらいしましょう。

 死亡率=一定期間内における死亡数/一定期間内におけるある1日の総人口

 となります。

 厚生統計に用いる主な比率及び用語の解説(厚生労働省)によれば、

 死亡率=年間死亡数/10月1日現在日本人人口

 で表されます。

 新型インフルエンザの年間死亡率=新型インフルエンザの年間死亡数/10月1日現在日本人人口

 となります。単位は%ですが、ここに「一定期間内における」という概念が含まれていることに要注意です。「死亡率○○%」とかいう表現の奥に含まれた時間の概念、それが誤解の第一歩です。
 単位は(/年)となります。なぜなら、分子は「年間死亡数」だからです。分子の単位が(人/年)なのです。では、なぜ%での議論が独り歩きしているのでしょうか?

 一般的に死亡率を議論するときは、1年あたりの死亡率を使うのはもっとも一般的です。
しかし、もし1カ月あたりの死亡率を計算すれば、その単位は
(/月) となります。

もちろん1週間あたり死亡率を計算すれば、その単位は
(/週)となります。

 一方、


 致死率=Aという疾患のある一定期間内死亡数/Aという疾患にある一定期間内に罹患している患者数

で計算できます。

これは、分子、分母ともに(人/期間)が単位なので、割合なので%で表現して構いません。

 あと罹患率(incidence rate)という言葉もよく使用されますので、再確認しておきましょう。
 罹患率とは、ある一定期間における新たなる疾病の発症頻度 (その疾病に罹患していない人からの新たな罹患)です。

 もう難しい計算式は疲れたので今日はこの辺で終わりにします。涙っ

 新型インフルエンザの罹患率は25%であり、この計算が低すぎるとか文句を言う人がいますが、文句を言う人は自分で理論立ててその推測をしてみてください。少なくとも私は無理ですので、専門家の計算方法を信じます。そもそも、ある一定期間における新たなる疾病の発症頻度の「ある一定期間」がどの程度の期間であるか分かっていて文句を言っているのでしょうか?期間の長さを変えれば、罹患率なんて簡単に変化します。極論を言えば、その期間を平均寿命の80年くらいに設定すれば、罹患率99%にもなりえるんです。

 専門家の計算した数字に文句を言う人は、自ら理論武装してその意見への反論を提出しないと、ただの屁理屈人間だと思います。

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[ 2008/09/19 00:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)

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