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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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仮想パンデミック防護服着用記者会見なんてしないでほしい 

 テレビ番組で取材を受けたり特集の取材を受けたりする関係者は、「普及の役に立つのなら」と最初は期待し、熱心に協力しますが、番組や特集が完成すると、ほとんどの場合その番組編成に呆然とし、「こんなはずではない」「こんなことではない」と裏で愚痴をこぼすといいます。

 私も当初一般国民向けの知識の普及のために大いに期待していた感染列島ですが、残念な方向に驀進しているように見受けられます。

kansenrettoubougohuku.jpg
http://kansen-rettou.jp/report/index.htmlより引用

2008年10月2日(木)東京・帝国ホテルで、映画感染列島政策報告会見が行われました。

【出席者】
妻夫木聡さん、檀れいさん、国仲涼子さん、ダンテ・カーヴァーさん、藤竜也さん、瀬々敬久監督、平野隆プロデューサー

 映画『感染列島』は、映画史上初めて、感染爆発の模様を描くパニック・エンターテイメントです。そしてこの日、世界でも初めて、 想定パンデミック・防護服着用による映画製作報告記者会見が、東京・帝国ホテルで行われました。出席したマスコミの皆さん、そしてスタッフはもちろん、出席されたキャストスタッフの皆さんも劇中の衣装や、防護服着用で登場し、まさしく映画の中の1シーンのような雰囲気の中、記者会見が行われました。
 ああ、やってしまった。

 想定パンデミック・防護服着用による映画製作報告記者会見。

 ビジュアル優先主義。

 こんな恥ずかしいこと、日本以外ではしない。
 「世界初」は恥ずかしいこと。


 我々制作人は、むやみにパニックというものを助長していくつもりは全くなく、この作品が将来起こるかもしれない脅威に対する警笛を鳴らすことができればと思っております。一旦新型インフルエンザが発生すれば、この映画が描いているように、日本全土が恐らく戦場のようになると思われます。皆様には、こういう極限状態の中でも本当に強い意思と勇気を持って、ウィルスに立ち向かっていった、ここにいる登場人物たちの姿をご覧になっていただき、我々がこの映画を通じて描きたかったもう一つのテーマである、本当に美しい日本人の姿をご覧になっていただきたいと思います。
そういう意図で、この映画を制作してまいりました。
 この平野隆プロデューサーの言葉(赤太字部分)を信じたい。そう願う。しかし、下線部は違う。そうはならない。絶対そうならない。1918年と2008年の違いが分かっていない。医療の進歩が考慮されていない。ワクチンの開発、抗生物質の発見、タミフル、リレンザの存在が考慮されていない。

 残念ながら、行政は儲けるためにCMをあらゆるマスコミを利用して放送することはできないため、このような民間の力の前では無力です。年末はこの映画のCMが頻繁に放送されるでしょう。スペリオールの漫画第3話を読む限り、この感染列島の感染症は新型インフルエンザではないようですが、未知の感染症に対して無用な恐怖心を煽ることには変わりがありません。その恐怖心の矛先は、誰に向けられると思いますか?
 2009年1月以降、全国の自治体・保健所には不安に駆られた国民からの電話の嵐が予想されます。覚悟しておく必要があるでしょう。

 (ちなみに、もし私が映画プロデューサーの仕事をしていたら、やっぱりこのような映画を企画提案するかもしれません。現代の新型インフルエンザ対策の流れにぴったりですし、話題性も高いですし。映画を作成する立場からは、行政の受ける影響なんて考えもしないでしょう。それを考えていたら、どんな映画やドラマも作成できません。お互いの立場というものをわきまえ、意見をぶつけ合っていけるのが民主主義のいいところだと思います。従って、このブログではどうしても批判的な意見を述べていますが、行政の立場上、そう考えるのが自然なんです。)

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[ 2008/10/16 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(4)

毎日拝見しております。
「不安に駆られた国民からの電話の嵐」、まったく同感です。
さらに言うならば、その「不安感」の影響は、常に被害妄想に苛まれている人々に、より一層顕著に表れます…。そう、統合失調症や精神を患う人たちが繰り返し自治体の窓口に押しかけ、職員を捕まえて数時間延々と話し続け、その業務を妨害することでしょうね。
現に今でさえ、あの1月のNHKの「感染爆発」を引き合いに出して「何も対策をしないで、住民を殺す気か!」と因縁をつけて新型インフルエンザ担当窓口巡りをしている輩がいるのですから。
こういう映像を作った人は、結果として行政の感染症対策の仕事の妨害をし、ひいては税金の無駄遣いを助長しているにほかならないのです。
その罪は、決して表に現れることはないでしょうが、非常に重いと思いますよ。
[ 2008/10/16 01:53 ] [ 編集 ]

いつも情報をありがとうございます。
この「感染列島」は最初にCMを見たときに「このご時世にこんなものをやるか!?」と目をむきました。
メディアが真摯に冷静な情報を流してくれるなら歓迎なのですが、かつての「アウトブレイク」のように、ワクチンが1夜にしてすべての患者さんにいきわたるほど生産されて、めでたしめでたし、なんていう幻想を植え付ける映画も過去にはありましたし。
個人的には若い人に人気のマンガ「もやしもん」あたりで、正しく薀蓄を語ってくれないかな、などと思っているのです。
この作品では「インフルエンザは死ぬ病気だということを知っておきなさい(だからちゃんと予防しなさい、医療を正しく受けなさいというニュアンスがはいるのですが)」!などという表現が、作品のあちこちでさりげなく使われていたりします。
・・・まあ、今の日本人がきちんとメッセージを受け取ってくれるのかは疑問なのですが。
[ 2008/10/16 12:05 ] [ 編集 ]

パニくるのは・・

SARSのとき、まさに”電話の嵐”にさらされた経験者です。 実は、電話を殺到させるのは「統合失調症や精神を患う人たち」とは180度対極にある人たちです。これらの人々は、遠慮して結果的に自然に外出自粛要請に従う、むしろありがたい存在です。 そうでなく、「責任回避のアリバイ作り」に一応役所に電話しておくタイプ・「役所になんか一言言ってストレス解消したい人々」、それに辟易しかけた所に合間に「本当に真面目な人・真剣に対応すべき電話」も多数交じってくるという状況が本当にしんどい。まあ、映画の上映を取りやめというわけにもゆかないわけですから、全国の窓口は覚悟して心の準備をということなんでしょうね。
[ 2008/10/20 10:20 ] [ 編集 ]

映画での描かれ方(ネタバレあり)

はじめまして。
昨日、映画を見てきましたので、感想を含めて書かせていただきます。
予告編やTVCMだけでは解らないところもあると思いますので。

初めて予告を見たのは、数ヶ月前でした。
ボクは、医療に従事するのもではありませんが、鳥インフルエンザとは近いところに位置する、家畜の飼料のかかわる仕事に就いています。
なので、この映画は、どう描かれているか見ておきたかった映画でした。

ネタバレですが、映画の中で感染爆発を起こすウイルスは、インフルエンザではありません。
南の島から人を介して日本に持ち込まれてしまった、謎のウイルスという設定です。
感染者が広がるとの同時期に、近くの養鶏場で鳥の大量死が発生したこともあって、新型インフルエンザの疑念を抱くところから始まります。
映画の描写としては、養鶏場への風評被害、養鶏場経営者の自殺(その後、インフルエンザではないとわかる)、ワクチンを製造しいきわたらせるには半年かかることなど、ストーリーを重視することで根拠を欠く描写をしているところは少ない印象でした。
養鶏業者の自殺を描いているところは、仕事柄つらいものもありましたが、風評被害の怖さを描いてくれていると、良いように解釈しています。

とはいえ、医療従事者が見れば、荒唐無稽なところもあると思います。
一病院の救命救急医が原因を特定するために患者であふれかえっている病院を離れ、南の島まで調べに行くのですが、そこはやはり映画ですね。

この映画は、冒頭でインフルエンザを疑っているときには、かなり誇張されたと思われる患者の状態に息を呑んだ観客も多いでしょう。
そんな空気が漂っていました。
しかし、最終的にインフルエンザではないので、見終わった人の多くは、インフルエンザへの恐怖は少なくなっていると思われます。
なので、窓口がパニックになるような、問い合わせの嵐はないと考えます。
原因は謎のウイルスであったため、結果的にインフルエンザについては、何も語られていません。
見終わった後、そこはモヤモヤしたものが残りました。
ボクの立場では、養鶏業者への風評被害が描かれていたことは、ありがたかったですが、これもどこまで伝わったか解りません。

この映画で、どんな感染症にしろ、一地域に多くの患者が発生したとき、一番大変なのは、医療従事者だということを改めて認識しました。
恐怖や葛藤と戦いながら治療にあたる、医療従事者の苦悩は多くのシーンで描かれていたと思います。

もうひとつ。
映画館は、インフルエンザ感染のリスクが高いところですね。
映画が始まってそう思った人も少なくないと思います。
さすがに、映画の中に映画館は出てきません。
そんなシーンが出てくると、それこそ、体調を悪くしてしまう人が出そうです。
[ 2009/01/18 12:57 ] [ 編集 ]

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