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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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山梨県富士吉田市立病院の新型インフルエンザ課題討議訓練 

 未知のウイルスを迎え撃つ医療最前線の一例として山梨県富士吉田市の市立病院を紹介する。新型インフルエンザの流行を想定、全スタッフが参加して実施した机上訓練の話だが、議論を重ねると課題が次々にあぶり出された。(牧井正昭)

 訓練は、医師、看護師、医療機器を担当する技師に事務職員も含め計120人が参加。3回に分け40人ずつで行われた。コーディネーター役は前田宜包(よしかね)同病院医科部長(47)。「当院は県から(新型インフルエンザの)初期診療協力病院に指定されている。新型インフルエンザの疑いのある外来患者の診療を受け持たなければならない」と訓練の必要性を説明した。

 訓練では10人1グループで提起された課題(想定)を討議し、意見発表する方法が取られた。課題は「中国で死亡例が報告され、国内でも感染を確認。こうした状況で休日の昼間、5日前に中国から帰国した男性が発熱を訴え、救急入り口のインターホンを押した」「国内各地で感染し、朝から30人が抗インフルエンザウイルス薬タミフルの処方を求めて来院した」の2題。いずれも世界保健機関(WHO)が作成した6段階のパンデミック(世界的流行)警告表の「フェーズ4」に匹敵する。鳥から人への感染から1ランク高まり、人から人への感染が増加している状況を設定。およそ30分間、グループ討議が続いた。

 訓練の狙いを前田部長は「スタッフは訓練を通じ新型インフルエンザを共通理解する必要がある。それ以上に報道で新型インフルエンザの威力を知っても、対岸の火事では困る。医療の最前線に立つ自覚を養うことだ」。医師ばかりでなく事務職員まで新型インフルエンザと戦う気概を持つことの重要性を強調した。新型対策で最も重要なのは感染拡大防止。医療現場の混乱は感染拡大を意味する。スタッフ間で問答を重ねることでさまざまな状況が想定され、それらを整理することでいざというとき院内の混乱を回避できる。前田部長は訓練をもとに12月までには院内独自の対応マニュアルをつくるのだという。

 各グループの討議結果発表だ。「感染拡大を防ぐためには、新型インフルエンザの患者と接触する医療従事者を少なくする」「休日外来で新型インフルエンザの疑いがあれば院内に入れず、インターホンで(治療順位を判断する)トリアージを行い、新型インフルエンザなら(別棟の)感染症診察室に隔離、主要病院に転送する」「病院に自力でこれるのなら疑うほどではないが、医師の診察で疑いがあれば隔離する」。院内には入院患者がいる。見舞客もいる。各グループとも当然の処置で“隔離するしかない”とした。タミフル処方を求める市民には「状況しだい」としながらも「パンデミック状態では処方は不可能だろう」との意見もあった。

 全体討議の中では「平日昼間に感染者が受付ロビーに入ってきたらどうするか」の問題が浮上。「すぐさま感染症診察室へ患者を移動させることにつきる」と前田部長。また感染規模が初期段階なら(感染症指定医療機関の)県立中央病院に転送できるが、「パンデミックかそれに近い状態では県立中央病院がすでに満杯で患者を受け入れきれないことが想定できる」。では「市内で処置しなければ」「どこに患者を移すか」。この状況下では全診療科目の医師が出ていて手すきの医師などいないことが想像できる。「院内での対応は不可能」「市立看護学校に感染患者を移し、地元医師会の応援を求めるべきだ」

 一方、医師が感染防止で着用する防護服は体を密封し息苦しく、着用は3時間が限界といわれる。医師が長時間着用に耐えられるのか。また防護服は使い捨てが原則。国から300着が届くというが、「間に合わなければ病院にある分でアルコールをぶっかけて(消毒して)でも使わなければ」。わずかな時間の討議でも次々に出る疑問。

 未知のウイルスの対処方法ははっきりせず、フェーズ4以上では医療スタッフの健康に保証がない。タミフルをスタッフ用に4000錠を備蓄することなど院内での課題は訓練を通じてみえてきた。だがプレパンデミックワクチン(過去に発生した鳥インフルエンザに対するワクチン)配給計画はあるものの不透明という。ほかにも地元医師会との協力体制の構築、感染症指定医療機関との連携などは院内で処理できるものではない。「事態に即応できる環境整備は院外協力なくしては難しい」という課題が残った。
(2008.11.26 産経新聞より引用・一部改変)

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[ 2008/11/30 00:00 ] 入院・病院 | TB(0) | CM(0)

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