TOP PAGE 210万人死亡イメージ 木村盛世等
新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

マスクをつけて一斉に下校する訓練 

 新型インフルエンザの発生を想定し、全校児童がマスクをつけて一斉に下校する訓練が2008年12月3日、東京都荒川区立ひぐらし小学校で行われた。

 政府は先月末、1人でも患者が発生すればその都道府県の学校を一斉休校とする指針案をまとめたが、こうした訓練は全国的にもほとんど例がないという。

 同小ではこの日、給食終了後に各学級でマスクを配り、正しいつけ方を指導。その後、児童たちは校庭に集まり、集団下校した。
(2008年12月3日 読売新聞より引用・一部改編)
 外岡立人氏は、「これは非常におかしいと、僕は思う。状況には流れがあるわけで、突然空からウイルスが撒かれたなら、そうしたこともありえるかな、とは思うけど、たまたま都内で新型インフルエンザ患者が見つかったからと言って、そのような集団下校をさせる意味があるだろうか。公衆衛生学的にそのような判断となるのだろうか?子供達や父母に誤った恐怖感を植え付けるのが目的なのだろうか?
  こうした訓練を正当化するためには以下の問いに答えられる必要がある。
  ・どのようなときに集団下校するのですか?
  ・マスクを着ける意味は何ですか?
  ・学校から家庭までの間の大気中にウイルスがいるのですか?
  ・顔とか、髪の毛、服、ランドセル等は家に帰ってから消毒するのですか?」

との感想を日記で書いています。

公衆衛生士Misaki氏
・・・この訓練、私は無意味と見た。

 疑問なのは、下校した子供たちの行動だ。
・親の共働きが多くなっている社会で、集団下校をした児童が、おとなしく親の帰りを待つのか。最近は、ゲームに夢中の子供が多いらしいから、外出する率は昔に比べ低いのだろうが。
・塾や習い事に行く子はいないのか。学校以上に閉鎖された空間がたくさんあるのに。
・親が帰宅するまで、彼らを自宅に留めておく方法は通達されたのだろうか。
・親に連絡するシステムは万全だろうか。もちろん、学校周辺の地域住民への通知も必要になってくる。

との感想を日記で書いています。

 私は、このように感想を持ち、意見提起することこそが大切だと考えます。荒川区の訓練は決して無意味はありません。この訓練にはマスクくらいしかコストがかかっていません。それなのに全国紙が引用しただけでも、リスクコミュニケーション上意味があります。少なくとも外岡立人氏と公衆衛生士Misaki氏が訓練の意味を考えただけでも意味があります。「時間の無駄、手間の無駄、お金の無駄。」と切り捨てるのは簡単です。

 すべての行政機関が、完璧ではないことを認めるべきです。
 何事も、まず行動することが大切。この訓練が正当化される必要性はありません。この訓練から、物事を学び、考察し、自らの地域の計画に生かすことこそが大切です。行政であってもTry and Errorを繰り返さざるを得ないのが新型インフルエンザ対策だと思います。

スポンサーサイト
[ 2008/12/12 00:00 ] 学校・保育園・幼稚園 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://newinfluenza.blog62.fc2.com/tb.php/303-56e27575










上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。