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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
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1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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東京・品川区医師会アンケートからみる新型インフルエンザ対策への地域医師の問題意識(2) 

【livedoor ニュースPJ 2008年01月31日~02月07日より引用】
東京・品川区医師会アンケートからみる新型インフルエンザ対策への地域医師の問題意識(1)のつづき

【Q】今の時点で、発熱センター(発熱外来)に貴院看護師の派遣要請があった場合、協力できますか?=「協力する」4人(10%)。「協力できない」38人(88%)。「無回答」1人(2%)。

(1)「派遣できる」と回答した医師たちのコメント。
▽条件:全員参加であれば。▽看護師本人の意思があれば。▽「協力させたい」ので、感染予防対策は十分に整備してもらいたい。

(2)「派遣できない」と回答した医師たちのコメント。
▽看護師はいない。▽看護師が1名のみ。▽ナースの安全(確保)ができない。保障されない現状であるため。▽どの程度の危険性が高いのか分からず、不安が大きいと思われます。万が一感染した場合の保障もしっかりとした基準ができないと実際には派遣は難しいと思います。▽行政からの保障もないのに無責任にNsを派遣することはできない。▽看護師には子供がおり、学校や保育園が閉鎖された時は、子供の世話があり、協力は無理と思われます。また、絶対に安全とは言えない感染の危険があるところに、協力をたのむのは難しいです。▽感染の危険性があるため。さらに雇用者の補償問題の発生etcが出るためわずらわしい。▽他施設への派遣が雇用条件にない。Over Workになる。▽本人の自主性にまかせる。院からの要請はできない。

医師のコメントにある”パンデミック”とは、国立感染症健研究所感染症情報センター(HP)によると、インフルエンザ・パンデミックは、「新型インフルエンザウイルスがヒトの世界で広範かつ急速に、ヒトからヒトへと感染して広がり、世界的に大流行している状態」を言う。実際には、WHOフェーズの6をもって、パンデミックということになる。またこのときに分離されるウイルスを、Pandemic strainと呼ぶ。また最近は、「パンデミック」と言う言葉が、「インフルエンザ・パンデミック」と同じ意味に使用されることもある。日本語の「新型インフルエンザ」という言葉と必ずしも同じではない。日本語における「新型インフルエンザウイルス」に近い英語の語彙としては、“pandemic strain”という言葉がある。これは通常は、ヒトからヒトへ効率よく感染する能力を持ち、「パンデミック」を起こす能力のあるウイルスという意味で、通常WHOフェーズの6で用いられる。

【Q】「新型インフルエンザ流行期間に診療所(クリニック)の診療は続けますか?」=「診察を続ける」14人(33%)。「休診する」7人(17%)。「決めていない」20人(45%)。無回答2人(5%)。

(1)「診療を続ける」と回答した医師たちのコメント。
▽新型インフルエンザが疑われる患者の診療は別として、それ以外の患者さんの投薬を続ける必要があるため。「窓口の事務員への安全は十分考慮していただかないと」と考えているが具体的なことはまだ決めていない。▽流行時の状況に応じて診療を続けるかどうか決定します。可能な限り続けますが、都内流行期以後は発熱患者を診療するのは困難と考えます。院内に隔離部屋がない限り難しい。▽出来る限り続けたいと思います。もしかすると、流行しはじめたことも知らずに暢気に診察しているかも知れません。倒れてやっと気がつくということもあるかも知れません。 それが運命ならあきらめなくてはいけないでしょう。

(2)「休診する」と回答した医師たちのコメント。
▽健康に自信がない。▽①事務者の安全確保の為。現状では事務員の恐怖心を払拭できない。事務員無しでは医師一人では診察できない。②待合室での相互感染のおそれ。▽さらなる流行を防ぐため多分、休診する。感染拡大の1因となるため。▽職員出動させられないと思うので、自分も診察は無理だと思う(インフルエンザの治療をしたことがない)。

(3)「まだ決めていない」と回答した医師のコメント。
▽タミフル内服(予防)の徹底。高熱患者は事前連絡か、入り口で張り紙を出し別室にて診察。▽まだ決めていないが、もし診療を続けるとすれば、発熱患者はお断りせざるを得ない。▽感染対策が準備できていない。Openしたとしても、診療行為ができないなら開ける意味がない。逆に自分の病院が感染拡大の原因になりかねない。▽新型インフルエンザに対しての知識が不足している。▽パンデミック時、看護師や事務員などの職員が、通勤時、診療時に感染の危険があり、診療を縮小するか、場合によっては休診せざるを得ないかと思っています。▽感染予防に自信がないので、様子を見て患者数の多い時期には休診する。▽治療薬の有無。効果がはっきりしないため。感染の拡大の程度がはっきりしないため。できれば診療をつづけたいと思うが、状況がどうなるかわからないので「保留」とした。

【Q】「新型インフルエンザ流行期間中に休診しない場合、予防対策は考えておられますか?=「考えている」5人(12%)。「これから考える」17人(38%)。「考えていない」8人(19%)。「無回答」13人(31%)。

(1)「対策は考えている」と回答した医師たちのコメント。
▽PAPR、N95マスク、防護服一式は準備してある。事務員、診療補助を従事させることは出来ないから、私一人で診察を通常通りに続ける事は不可能である。おそらく往診専門として診療する予定。通常院外処方であるので、パンデミック時にどのように対処できるか不明である。(在庫をかかえる余裕はない)▽ 有熱者は院内に入らず、インターホンを押してもらって院外で簡単に問診する。 流行期であれば発熱センターに行ってもらう。隔離部屋を新たに作るのは難しい。

(2)「考えていない」と回答した医師たちのコメント。
▽新型インフルエンザに対する知識がないため。どう対策をとるかアイディアがない。▽(考えるのが怖い)タミフルを備蓄している。(とりあえず、スタッフイは確保している)

(3)「まだ決めていない」と回答した医師たちのコメント。
▽タミフル予防投与。マスクの徹底。患者さんにも来院時マスクを着用していただく。プレパンデミックワクチンの接種希望。▽滅菌セットの手配・消毒の具体的な方法。▽流行した時、感染予防具やタミフルが手に入らなくなると思われるので、準備を考えている。錠をしめて、インターホンで症状を確認し、新型インフルエンザが疑わしい場合は“発熱センター”に行っていただく、など……。▽電話にて事前に診療し、外出状況・合併状況を確認できたPt.のみ予約で診察する。待合室に複数人数のPt.を待たせないようにする。

新型インフルエンザ対策のアンケート調査では、品川医師会員の「意見と提案」をまとめている。回答者数は多くないが、どの地域でも共通の課題が提示されていると思う。回答中でのインフルエンザ「H5N1」とは鳥インフルエンザウイルスのタイプ。インドネシアで死者が101人になったという報道(ロイター、1月30日)がある。

○新しい情報や対応策について説明会を開いてほしい。

○『H5N1』拝読させていただきました。非常に興味深く、また恐ろしく読ませていただきました。H5N1の恐怖についてもっと事前に(マスメディア等を使って)知らせた方がいいと思いますが危機管理に弱いくせにマスコミに流れやすい国民性を考えると慎重にならざるを得ないと思えます。難しいですね。医療従事者として知識・理解を深め、万一に備える体制作りや心構えを持っていたいと思います。また。情報をいただけるとありがたいです。(看護師)

○医師会として派遣を断ることはできないであろう。しかし、医師が倒れてしまっては事態がますます悪化するであろう。医師の専門、年令、体力、健康その他を熟慮していただきたい。

○専門知識を持った人の医師・看護婦に対する講演会などを開催されれば助かります。

○正直言って不安は大きいし、現時点では新型インフルエンザの診療についての知識もあまりないのですが、何もしないわけにはいかないな…という所です。

○とにかく、大量の備品を事前に準備しておかなければ何もできないので、具体的な準備計画を区の方から明示して欲しい。

○発熱センター診療により感染の場合の医療補助や感染による後遺症や死亡した場合の保障を行政としっかり決めてもらいたい。それが決まらないと安心して協力が出来ない。

○1)従事者(医師、看護師etc)の安全面がどの程度与えられるのか、はっきりさせてほしい。2) 発熱センターに参加して、その結果病欠のときの所得保障は? どうなるのか決めて欲しい。 3)スタッフも同様。4)区としての予防対策を区民に実施させるような行動計画を作って欲しい。

○発熱センターの地図。始めはトリアージが主だと思いますが、病院が万床になった時の対策は? 臨時収容施設を作れるか?(野戦病院) 自治体の救急車による搬送が主だろうが、民間急救急車の動員が可能か。薬剤、医療材料の備蓄配給。また日常生活物質の備蓄配分計画は出来ているのだろうか?(2~3カ月分)

○準備に応じた対応が出来ないと思われます。どこまで考えて準備(人材、薬剤、場所)をするか、行政・上部医師会との緊急な連絡が必要と思われる。

○発熱センターへ派遣される医療従事者全員およびその家族にもタミフル予防投与とワクチンは打つべきだと思います。発熱センターで診療した医師や看護婦が、通常のクリニック診療をして良いのか疑問がのこります。

○実際に流行期になったら発熱センターは5ヶ所では足りないのでは? そうなった場合、発熱センター及び一般の診療所に患者が殺到すると思われ、自院での対応に追われると考えます。よって発熱センターへの出動は困難かと思います。もし発熱センターの数を増やした(すべての発熱患者に対応できる程度)場合には状況も変わってくると思います。

○現在の民衆が集中した東京では一度H5N1が流行してしまうと、未曾有の大惨事となる可能性があると思います。そのことは10年以上前から危惧されていた事態です。しかし、スーパーワクチン(すべてのインフルエンザに対して免疫力をもつ)の開発は思うようにできていないのが現状です。所詮、ヒトは自然には勝てません。 今まで人類が地球や自然界にしてきたことを考えれば、淘汰されても仕方ないことです。どうせ淘汰されるなら、自分の診療所で診察しながら淘汰されたいと思います。 (品川区医師会「新型インフルエンザ対策を考える」資料より)。

非常に興味深く、本音が出ていて、発熱外来構想が機能しないことを暗示しているアンケート内容です。

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[ 2008/06/22 00:00 ] 発熱外来 | TB(0) | CM(3)

新型インフルの個人防護具

医療従事者の個人防護具の準備だけは絶対必要ですが、SARSの教訓を踏まえPAPR(電動ファン付呼吸用保護具)を準備するべきです。SARSのときは、感染原因として院内感染が大問題となりました。N95マスクで対応していましたが、院内感染が発生するので、中国、シンガポール、カナダなどはPAPR(電動ファン付呼吸用保護具)を導入して、ほぼ完全に院内感染を予防することが出来た経緯があります。はっきりいって、コストがかかります。しかし、医療従事者に発熱外来や入院時の対応を要請するのなら、PAPR(電動ファン付呼吸用保護具)の導入は必要最低限の措置です。これをせずに診察にあたるのは、非常に危険です。(SARSの時に実証されてます。)
[ 2008/05/04 17:55 ] [ 編集 ]

診療所の雇われ院長やってます。昔感染症をもっぱらに診ていたので、
パンデミックに向けての準備マニュアル、パンデ後の対策マニュアルを
作って経営母体の理事長、院長、事務長に送りました。

結果、何の音沙汰もなし。その後直接念も押したが「先生は準備がいいですねえ」と薄ら笑いを浮かべられただけだった。
成田から入ってくる可能性の高い関東地区の医療機関でさえこんなもんです。
自分が日常診ている患者さんには最善を尽くしますが、そこまでですね。



[ 2008/05/08 00:10 ] [ 編集 ]

PAPR(電動ファン付呼吸用保護具)というものがあるのですね

SARSのときはベトナムでは 病室の窓を開けて 空気を入れ替えることでウイルスの濃度を下げ、院内感染を防いだという話を何かで読んだことがあります(間違っていたらスミマセン)

ウイルスの感染力で 対処は違うので 新型インフルエンザの場合はどうでしょうか?

減圧の病室などの設備があればいいのですがなければ 病院の空調も含めて見直す必要があるかもしれないですね。
[ 2008/06/28 07:25 ] [ 編集 ]

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