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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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陰圧テント(1セット2台で1500万円) 

新型インフルエンザ対策と陰圧テント
inatutent.jpeg  厚生労働省は、新型インフルエンザ対策として、平成18年度予算で10/10の補助でチューブ膨張式エアテントを都道府県に配備することを決め、平成18年12月21日報道陣にこのテントを公開しました。1セット2台で1500万円です。
   テントは収納時は、直径70cm×1mで、90kgの重さです。チューブ上の柱に空気を送り込むと2-3分で展張し、4m×5m×2.8mとなります。
 テントは、二重天幕で、前室と、陰/陽圧状態にできヘパフィルターを備えた室の2室構造です。
 1テントに簡易ベッドを6床並べられる大きさで、冷暖房も備えることができます。

 新型インフルエンザが発生した場合、感染患者が医療機関直接を訪れると、他の患者に感染が広がってしまう可能性があるため、感染患者をトリアージするために使用します。
以上、全国保健所長会HPより引用・改変
若手医師セミナー:感染症診療の原則(http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/28cf05a64bd7af853b7144bfdf96236d)というblogから、誰の希望か「陰圧テント」という記事を見つけました。

実際に感染症の患者さんの診療・ケアを行うのは病院です。
その病院には「これこれこのようにしていただきたい」という依頼(要求)がきます。必ずしもProfessionalが考えたものではないため、ナンデダローと思うものによく出会います。

現在、いくつかの病院は○○指定病院、災害拠点病院などいくつもの役割を複数抱えていて、いっときに問題が複数発生したらどうなるのかということは誰も想定していなさそうです。
人の良さそうな医師が感染対策委員から災害対応委員、●●マニュアル作成委員といろいろないろいろな役割を負っていることはよくありますが。そのこと自体に無理がないか?という検討も危機管理のひとつのような気がします。

素人が考えるマニュアルには、患者はすでにその重大な病気であると判明していることが前提となっていたりします。

「患者は診断書をもってやってこない」
体調悪化で受診されるときには、それがのちに問題となる感染症であったとしてもその時点では「下痢」なり「呼吸器症状」で来ている。

「患者は整理券をもってやってこない」
1番目の患者は○○病院、2番目は○○病院に収容予定である・・・・。ひとりずつ感染して、あのー私●●っぽいんですけど、とは現れない。

「いきなり指定病院にはやってこない」
“エイズ拠点病院”などがよい例ですが、多くの医療関係者が「うちに患者はいない」「うちには来ない」という誤解を生みました。HIV陽性が判明するのはプライマリの医療機関です。最初に行くのは町の病院です。

医者や関係者は元気で通常通り動くと想定されています。

「医師も人間。病気で倒れるかもしれない」
新型インフルエンザなどが発生した場合医師やスタッフの曝露リスクはとても高くなるわけですが、緊急時対応に病院がフル稼働できるという前提は危うい・・。

「病院振り分けはうまくいかない」
地域対応が準備されていますが、実際には交通機関網が正常通りとは限らないので多くの人がイレギュラーな移動をすることが想定されます。
○○病院は○○地域の患者さんをお願いします、、といわれても・・。

最近の「AERA」にタミフル関連の記事がありました。ここで「陰圧テント」が紹介されていました。記事よると関係した専門家は誰も推進していないのにいつのまにか自治体が購入していたということです。

2つ1セットで1500万円という額もすごいですが。困って困って、誰かがほしい!といったわけでもないことと、全額国の予算で購入を促したというところが記事のミソのようです。

保健所の人に意見を聞いてみました。
「2つしかないとうばいあいになりますかねえ」
「いや、受け取ったところが最初に対応すべきところとなるからいやでしょうねえ」

ワクチンのように、ほしいものは不足、ほしいといっていないものがいつのまにかある。

国は、物品を購入する予算を確保するのは得意ですが、人材を育成したり確保したりするのは苦手なんだと思います。
「道路特定財源」により「道路を建設するための予算」を獲得するのは得意ですが、「生活保護に困っている人への福祉予算」「介護が必要な人及び施設への予算」へは配分が少ないのは関係ないでしょうか。

なお、全国には平成20年1月15日現在1,818の市区町村が存在しますので、
発熱外来を1つの市区町村に最低1箇所設置するとすると、
陰圧テントは1セットで750万円だから、
750万円×1,818≒136億円!かかります。

ちなみに、プレパンデミックワクチンは、600億円で1億人分を用意できるので、136億円あれば2200万人分のプレパンデミックワクチンが生産できます。まずプレパンデミックワクチンから開始した方がよいのではないでしょうか?

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[ 2008/07/26 00:00 ] 発熱外来 | TB(0) | CM(0)

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