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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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発病したら隔離されるか? 

新型インフルエンザを発病したら、隔離されるか否かは、患者の数により変わってきますので、それぞれ説明します。


①新型インフルエンザを封じ込められる可能性が高い国内発生初期
→隔離されます。


日本には、二次医療圏ごとに、第二種感染症指定医療機関という病院が必ず存在し、そこに感染症病床という特別な病床があります。感染症指定医療機関が自分の住んでいるところのどこにあるかは、厚生労働省のホームページに掲載されているので、確認しておくとよいでしょう。平成19年3月末現在、日本全国で315医療機関(1,635床)あります。


しかし、この第二種感染症指定医療機関という病院は実は曲者で、「名ばかりの感染症の専門病院」であることはしょっちゅうあります。感染症の専門ドクターはそんなにはいません。


日本で第一号の新型インフルエンザ患者は、第一種感染症指定医療機関(26医療機関(49床))もしくは特定感染症指定医療機関(3医療機関(8床))に入院することは間違いないでしょう。これらの病院には、本当に頼りになる感染症の専門ドクターがいます(いるはずです)。

説明が長くなりましたが、ここで分かるように、日本全国でこれらの病床は1635+49+8=1692床しかないことがわかります。だから、新型インフルエンザ患者がこの数を超えたら、隔離しようと思ってももうできないのです。


そこで、次の段階になります。


②新型インフルエンザを封じ込めに失敗した国内発生後期(パンデミック)→隔離されません。
というか、隔離するための病床が足りないので物理的に隔離できないといえます。このとき、軽症患者にはタミフルが処方され、「自宅で安静にしていてくださいね」といわれて自宅に帰されてしまうのです。
重症患者は、先ほどの感染症指定医療機関などに優先的に入院されますが、隔離というより、恐らく意識もなく、人工呼吸器による手厚い医療をうけていて、それど頃はないでしょう。


結論:新型インフルエンザを発症した場合、患者が少ないときは封じ込めのために隔離されるが、患者が約1700人を超えると封じ込めることができないため隔離されない。



「隔離」というのは「=入院勧告または入院措置」を指して記載しました。
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[ 2008/07/06 00:00 ] 移送・搬送・隔離 | TB(0) | CM(4)

そうなんですか?

「隔離」というのは「=入院勧告、就業制限」のことでしょうか?「=物理的な隔離」という意味でしょうか?
現行法上、緊急時には感染症指定医療機関以外でも「入院勧告」は可能と考えますが。物理的に可能かどうかは、入院する病院がまるまる1棟使えるとか、まるまる1フロア使えるとか、という問題だと思います。ぜんぜん筋違いだったらすみません。
[ 2008/07/06 22:47 ] [ 編集 ]

隔離≠感染制御

第2種感染症指定医療機関に勤務しています。
5月の改正で新型インフルエンザの対応をすることになりましたが、施設の整備基準は指定されていません。特定や第1種はきちんとした空気感染隔離室を含めた感染制御設備を持っています。しかし、第2種は、もともと赤痢など消化器感染症を想定したためか、空気感染隔離室は必須の設備にはなっていません(法的には、設置が望ましいと記載)。SARSの時に空気感染対策施設を急きょ設置した施設も多いようですが、自分のところにはありません。東京都は国に設備基準を示すように要望しました。
隔離といってもきちんとできるのは特定ないし第1種までで、第2種を使用するようになるときには実質的に隔離は解除せざるを得ないと思いますが、どうでしょうか?
[ 2008/07/07 12:18 ] [ 編集 ]

そうなんですか?その2

管理者の方が、「「隔離」というのは「=入院勧告または入院措置」を指して記載しました。」と記載されておりますので、その方向でコメントします。入院勧告・措置は感染症のまん延を防止するための措置であって、必ずしも「他者、社会からの絶対的隔離」を意味しないと思います。「隔離」の定義があいまいですが、それが「多数との接触の防止」というものであれば、一般社会から断絶された入院は隔離にあたるだろうし、「医療従事者・他の入院患者に絶対に感染させない体制」という定義であれば、第2種では隔離不可能となると思います(空気感染が否定されていないため)。
現在の国の対策では、パンデミック前については、医療機関の感染症指定医療機関の種別に関わらず、入院勧告・措置により一般社会から断絶し、その後、パンデミックでは症状の重篤度によってのみ入院することとなるため入院勧告・措置を中止することとしていると思います。
いやー、どこまでいっても私のコメントは筋違いでしょうか?
[ 2008/07/08 23:07 ] [ 編集 ]

>現在の国の方針では、パンデミック前は感染症指定医療機関の種別に関わらず入院勧告・措置により一般社会から断絶し

この通りですが、感染症指定医療機関の種別(施設の院内感染対策の状況)によっては、かえって院内感染を生じてしまい、医療従事者や一般の患者に感染を拡大させてしまうと思います。感染症指定医療機関とはいっても、感染症に特化しているのではなく、通常の病院としての機能も行っているので。
厳密に一般社会からの隔離をするには、入院よりも自宅待機の方が適切かもしれません。現在の病院環境はある程度閉鎖された空間になっていて、かえって(通常のインフルエンザでも)一般の事業所と同じように感染を生じてしまいます。そうすると、新型インフルエンザ以外の患者に感染したり医療従事者に感染してしまい、病院としての機能が果たせなくなると思います。自宅の方が接触する人を家族のみに制限しやすく(その代り家族には感染しやすい、か?)、病院機能の維持という観点からは望ましいとも考えられます。このあたりの線引きをどこに持って行くのかがガイドラインを読んでいてもよくわかりません。
へんなコメントですいません。
[ 2008/07/10 01:48 ] [ 編集 ]

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