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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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冷静な対応の東京都 vs 自ら大騒ぎの奈良県 

新型インフル患者、東京―京都間新幹線で帰宅 都が指示

  東京都内で19日に新型インフルエンザ陽性と判明した奈良県在住の男性が都の指示を受け、「自宅療養」のため、新幹線の普通車指定席で東京から京都まで戻っていたことがわかった。都から連絡を受けた県は「周囲に感染する恐れがある」とあわてて夜に幹部が車で京都駅まで迎えに行く騒ぎに。こうしたケースを想定した国の指針はなく、自治体間で“温度差”が際立つ対応になった。

 県によると、男性は同県桜井市在住の20代の大学院生。11日からハワイに滞在し、16日に帰国。17日から東京に行き、18日に熱感を覚えた。19日朝に病院で受診した際は38.1度あり、遺伝子検査を受け、午後3~4時ごろに陽性の診断を受けた。

 男性は「1週間程度の入院か、自宅待機か」と尋ねられ、「帰宅する」と回答。マスクをして午後5時ごろ、同行の家族1人とともに新幹線の普通車指定席に乗り、京都に向かった。その後、東京都港区の保健所から連絡を受けた県はあわてて男性の携帯電話に連絡。車掌に頼んで2メートル以内に人がいないグリーン車両などに移るよう要請したが、やりとりしているうちに新幹線は京都に到着した。

 男性は電車で奈良に戻る予定だったが、県は「妊婦や子どもが乗っているかもしれないから」と駅で待つように説得。男性は、迎えに来た車で同県橿原市の病院に運ばれ、午後11時に入院。容体は落ち着いているという。

 都感染症対策課によると、都では6月10日ごろから、患者に「入院か自宅待機か」を選択させており、帰宅を選んだ場合、電車、バスなどの公共交通機関を利用しているという。「マスクをし、周囲に人が少ない席で帰宅したと聞いている。都外で感染し、公共交通機関で都内に帰ってくる例もいくつかある」

 一方、自ら迎えに行った奈良県の武末文男・健康安全局長は「陽性の診断直後に、他に多くの乗客がいる公共交通機関で患者を帰らせる措置は、感染症への対応としてもどうか。せめて2、3日でも、症状が落ち着くまで治療をまずしてほしかった」と話した。(吉岡一)
(2009年6月21日 朝日新聞より引用・一部改編)

 奈良県はこの時世、記者会見までしたようです。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/06/dl/infuh0620-01.pdf

 明らかに勝手に騒いでいるだけのように思えます。

 しかも、国から「原則自宅療養」の指針が出た後です。

 この、武末文男・健康安全局長がどんな人だか調べてみました。
 1965年福岡県生まれ。小学生の時に、ブラックジャックに憧れて医師となることを決意。へき地医療に従事することを念頭に外科学講座に入局。その際、日本で初めての死体肝移植を医療従事者として体験する。念願の離島医療に従事するも、自分自身の医学知識、診察能力の限界を感じて、再度修練のために大学病院に戻り、消化器外科および化学療法を中心とした緩和治療など末期癌患者の治療に従事。その際、日本の医療制度について関心を持ち厚生省に入省。現在は、地域医療改革のため奈良県に赴任する。
明治大学HPより引用・一部改編)
 厚生労働省の医系技官で、現在奈良県に出向中の方です。感染症の専門家でないようです。

 「奈良県立奈良病院の男性産婦人科医2人が、夜間宿直や休日などの勤務に対し、正当な労働対価が支払われていないとして、県に平成16~17年の割増賃金未払い分計約9230万円の支払いを求めた訴訟の判決が22日、奈良地裁であり、坂倉充信裁判長(異動のため一谷好文裁判長代読)は県に計約1500万円の支払いを命じた。」事例の際にも、武末文男・健康安全局長はコメントしています。

http://www.sankei-kansai.com/2009/04/23/20090423-009028.php

 厚生労働省から出向してきた医系技官の(感染症対策上説明がつかないのに)言うことが絶対的であり、感染症対策の立場から建設的な議論ができない一地方の哀れな現状がこのニュースから見て取れます。

 マスクの装着を指示して、新幹線に乗せることで、飛沫感染対策はできています。

 感染症の専門家に聞けば、99対1で東京都の対応を支持するでしょう。

 そんな奈良県も、自らのホームページで「新型インフルエンザの予防は従来のインフルエンザと同じです」と咳エチケットを推奨しています。

http://www.pref.nara.jp/secure/15556/1.pdf

 最新情報に基づく感染症対策対応ができない地方は、ダメな自治体とのレッテルがはられますのでご注意ください。

 他の自治体の皆さんは、反面教師としてこの奈良県の事例をよく学びましょう。

 冷静な対応とはなにか、よ~~く考えましょう。 

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[ 2009/06/22 00:00 ] 地域情報 | TB(0) | CM(8)

運転手が足りなくなる

秋からは、毎日のように、フル回転で何百人ものインフルエンザ患者を公用車で迎えにいくことになるなんて、奈良県職員は大変でしょうねぇ・・・
[ 2009/06/22 06:41 ] [ 編集 ]

菌?

奈良県の予防パンフレットのリンクを見ました

3.の文中「菌はこの経路で広がります。」
 ウイルスと細菌を区別せず表記する程度の理解(知識)だと言うことです。
[ 2009/06/22 08:55 ] [ 編集 ]

奈良県の職員の民意の低さを全国に露呈したようで、なんとも恥ずかしい。
今度、市長選挙もあるので、争点の1つにしてもらえればと思います。
[ 2009/06/22 13:04 ] [ 編集 ]

恥とは思いませんよ

 国の指針の改定があっても未だに感染症病棟への入院を指示したり、A+なら全数PCRにかけると言ってみたりする地域もあります。医師会が公設「発熱外来」の維持を求めたり、基本的に受診拒否をする医療機関だって沢山あります。
 この1月半で学習できていないDr.もいっぱいいるということの証ではないでしょうか?
 そこの説得に労力を費やしている県の担当部局もご苦労な事だと思います。それほど医師会は力がありますから。
[ 2009/06/22 22:32 ] [ 編集 ]

状況がわかりません

奈良県での新型インフルエンザの発生状況はどうなのでしょうか?
地域全体に新型インフルエンザが広く流行している状況と、地域での報告例がまったくない状況とでは、かなり違いますし、発熱以外の症状の程度とか、いろいろなことがあると思いますので、安直な批判はしたくないと思います。
ともかくも、御自分の善意で、京都まで行かれた武末文男健康安全局長には、そのことのみに対してだけでも、「ごくろうさま」と心から素直にいってあげたいというのが私の気持ちです。
[ 2009/06/23 13:19 ] [ 編集 ]

個人情報保護法違反では?

 さいたま市立病院の職員(研修医)が感染した報道がされていますが、診療医師が感染した事例の報道なら年齢・性別は不要のはず。
 さいたま市立病院を受診したことのある患者ならば誰であるか推測ができてしまいます。報道機関に対応した職員は個人情報保護法に関するQ&A(厚労省からインターネットに公開されている)を読んでいないんでしょうね。
[ 2009/06/23 15:27 ] [ 編集 ]

新型インフルエンザ対策以前の話でしょう

 新聞によると、発症1日目で、最も感染力強い時期です。、また、症状も咳や強い倦怠感、39℃近くの発熱とあります。
 新幹線は、金曜日の夕方、満員でギュウギュウ詰め、そこに、マスクひとつで2時間以上も新幹線に乗っていることは、感染症蔓延防止対策としていいことではありません。
 また、発熱があり、フラフラしている患者に対して、四時間近く離れた自宅に帰っていいという、医師の判断は、臨床医としてもあまり感心できないところです。
 そのような、現実的な患者さんに対する対応をせずに、四角しめんに「自宅待機」の指示をするのは、いかがなものかと思います。
 海外からの観光客だったら、飛行機にでも乗せていたのでしょうか?!
[ 2009/07/13 13:18 ] [ 編集 ]

適切な対応だと思います

明らかに周りに感染する恐れがあった事例であり、適切で冷静な対応であったと思います。
[ 2009/07/16 21:23 ] [ 編集 ]

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