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新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
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1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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高病原性鳥インフルエンザの定義の確認(復習2) 

追跡2010:鳥インフルエンザ禍から1年 安全な豊橋ウズラ再生へ /愛知
 ◇160万羽を殺処分 出荷停止に風評被害
 愛知県豊橋市のウズラ農家で高病原性鳥インフルエンザが確認されてから1年が過ぎた。7戸に及んだ感染発覚、160万羽の殺処分、出荷停止措置に風評被害。ウイルスは、全国一の生産量を誇った農村地帯を深く傷つけた。一方で、農林水産省の調査チームはこのほど、防疫対策を盛り込んだ最終報告書を公表。ウズラの数も回復しつつある地元農家は、安全なブランドの再生を目指して歩みを進めている。この1年を振り返る。【加藤新市、高橋恵子】

 ◇農協売り上げ、今も15%減
 鳥インフルエンザ感染の第一報が伝わったその日のことは、地元の養鶉(ようじゅん)農家の間では、「2・27事件」として語り継がれる。

 全国唯一のウズラ専門農協「豊橋養鶉農協」(豊橋市西幸町)の木村政雄営業部長宅に、午前5時前電話が入った。「えらいことになった。鳥インフルエンザの疑いだ。すぐ来てくれ」。電話は、愛知県が実施していたウズラのモニタリング調査に協力した農家からだった。

 木村部長は農協幹部と協議し、卵の出荷見合わせを決めた。午前10時ごろ、県の担当者から、鳥インフルエンザウイルスが検出されたと正式連絡。取引先へインフルエンザ発生を連絡する間にも、「食べても安全なのか」などの問い合わせや、マスコミからの電話が殺到した。事務員や幹部ら8人が電話にかかり切りになった。

 県が全戸検査を始めた結果、農家のウズラから次々にウイルスや、過去に感染したことを示す抗体が見つかった。消毒用の消石灰がまかれた農場に、全身を覆う白い防護服を着た県職員らが立ち入る姿が連日、メディアで流された。

 感染農家を中心とする半径5キロの移動制限区域が指定され、エリア内の農家は、卵や鳥の移動が禁止された。農協で扱う卵の入荷量は激減、1週間は三つあるパック詰めのラインの稼働は一つだけに。卵の供給がようやく発生前の水準に戻ったのは10カ月後の年末。だが農協としての売り上げは、15%減の状態が続く。

 ◇徹底消毒で産卵率アップ
 3月4日午前、豊橋市高塚町のウズラ農家「東海有機」(内田秀司社長)の鶉舎(じゅんしゃ)を見学させてもらった。ここは昨年この日、2例目のウイルス感染が確定した。25人を雇用、1年前は、11のウズラ舎で、計27万羽のウズラを飼育していた。

 周辺はキャベツ畑が広がる。普段から一般の車や人はあまり通らない。あの日は規制が掛けられ、敷地内に立ち入れない報道陣でごった返していた。

 白衣に着替え帽子をかぶり、貸してもらった長靴を消毒してから鶉舎に入った。中に入ると、鳥独特のにおい。舎屋の中を、弱い照明が照らしている。上下8段に仕切られたケージの金網から、小さなウズラの成鳥が焦げ茶色の姿を見せた。ケージの前に設置された受け皿には、産んだばかりの卵が転がっている。ウズラは昨年6月以降、殺処分後の消毒が完了してから搬入されたものばかりだ。

 内田社長は、ウイルスで死んだウズラがいないのに殺処分されたことに今も納得していない。「大事に育ててきた鳥。愛着もあり可哀そうなことをした」と思っている。ただ、処分の後に徹底的に消毒した結果、ウズラは健康に育ち、産卵率は上がったという。

 まだ、ウズラの需要は回復したとは言い難い。3年後、インフルエンザ前の水準に戻すことが当面の目標だ。「卵だけではない。食肉に適した大型ウズラの開発も考えている」と内田社長。「安全な豊橋ウズラ」のブランドの再生を目指している。

 ◇強毒化の一歩手前だった
 豊橋の鳥インフルエンザウイルスを調べた農水省の疫学調査チームは、早期に発見されず、ウズラの中で感染を繰り返した場合「強毒タイプのウイルスに変異していた可能性がある」と指摘した。ウイルスはどのように変化したのか。

 地球上のインフルエンザA型ウイルスは、カモなどの水鳥の腸内にいるウイルスが起源。ウズラのウイルスも、1年間にわたって人間を振り回している新型インフルエンザも、祖先は水鳥の体内にいた。

 水鳥の中にいるうちはウイルスは変化せず、病気を引き起こすこともない。しかし、鳥のフンなどを介してニワトリやウズラなどの家きん、ブタや人の体内に入ってしまうことがある。普通なら、水鳥以外では増殖できないため、すぐに消えてしまうが、まれに遺伝子が変異し新たな宿主に適応する。それが変異を続けると水鳥以外でも病気を引き起こす。

 豊橋のウズラのウイルス遺伝子は、塩基性アミノ酸が3個連続しているのが確認された。水鳥が保有するウイルスでは通常1~2個。4個連続になると病気を引き起こすことがあり、5個以上は例外なく強毒化する。

 調査チームの伊藤寿啓座長の実験でも、ニワトリにH5型ウイルスを感染させ、別のニワトリに感染させ続けると、最終的にはニワトリを殺すまでに強毒化することが確認されている。最初は1個だった塩基性アミノ酸が感染を重ねるごとに増え、最終的に5個になっていくのだ。豊橋のウズラのウイルスは、強毒化する一歩手前だったといえる。

 3農家で見つかったウイルス一致率は96%で、一つのウイルスが分化したものだと考えられている。

 ◇地元経済界が「応援団」
 豊橋市は、終息宣言(5月11日)が出た後の09年度6月補正予算で、家きん農家への支援策として総額2億5798万円を計上した。防疫対策、経営支援を柱とする内容。風評被害対策としても、PR費用など600万円を盛り込んだ。

 昨年10月には市を挙げてウズラの卵を使った弁当コンテストを開催。コンテストの優秀5作品のレシピをイベントで配布している。また応援マスコットキャラクター「うずラッキー」も製作、イベントなどに登場し、消費拡大に努めている。

 地元経済界も支援を続けた。昨年3月には「豊橋うずら応援団」を結成。洋菓子店やフランス料理店などの加盟店でウズラ製品を購入した人に、ぬいぐるみやウズラ卵割り器が当たるキャンペーンを実施している(12日まで)。

 佐原光一市長は、「生産は順調に回復しているが、消費の回復が遅れ気味」と述べる。ウズラ卵は日々の食卓の必需品とまでは言えず、消費マインドが冷え込んだままなこと、中国産などの外国製品が進出してきたことなどがその理由。ただ「ウズラ産業は、歴史的にみても豊橋の生産者が中心になって発展してきたと自負している」と佐原市長。地域ブランドの消費拡大に向けて、生産農家との連携を深めていく。

 ◆ウズラ

 ◇古事記や万葉集にも登場 本格飼育は1921年ごろから
 ウズラは古事記や万葉集にも登場する日本人になじみの深い鳥だ。豊橋市で食用ウズラの飼育が本格化したのは1921年ごろから。飼育に適した温暖な気候のおかげなどで養鶉業者は増えた。1932年には全国80万羽の飼育数中、愛知県が65万羽、41年には全国200万羽中、愛知160万羽が飼育されて、卵を産んでいた。しかし、戦中の食糧難でウズラは相次いで食べられ、豊橋から姿を消した。

 戦後再び飼育が始まり、70年代からは400万羽を超えた。08年には298万羽で、全国のウズラ総数の5割を占める。

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 ◆09年の豊橋鳥インフルエンザ感染の経過
2月27日 豊橋市南部の農家で最初の感染確認
  28日 神田真秋知事が現地視察。殺処分始まる
3月 1日 ウイルスを国内初のH7N6型と断定
   4日 2例目の感染確定
   7日 農水省疫学調査チームが現地入り
  10日 3例目の感染確定
  18日 農家1戸で感染歴のあるウズラを確認
  29日 農家3戸でも感染歴のあるウズラ確認
4月 8日 確認された3ウイルスは遺伝子が違うと判明
4月10日 豊橋市で「愛知のうずら再生会議」
5月11日 神田知事が終息宣言

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 ◇調査報告書の骨子
1 発生の特徴

 他地域のウズラ農場では発生は無かった。消毒の不徹底などが確認された。

2 ウイルスの性状

 3農場のウイルスの一致率は96%。近縁ウイルスは国内外で見つからなかった。ニワトリ、アヒル、ブタ、マウスにも感染したが、ウズラに比べニワトリにはうつりにくい。

3 感染経路

 ウズラが発症しないため、ウイルスの侵入時期、経路とも特定は困難。由来も不明。

4 提言

 鶉舎を空にする期間を設け、消毒を実施する。
 安全なヒナの供給体制の確立。
 鶉舎や器具の消毒、農場に出入りする人、物、動物に適切な策を。
 流通、加工分野まで含めた地域全体での連携を。
 野鳥の鶉舎への侵入防止策を。
(2010年3月7日毎日新聞地方版 より引用・一部改編)

高病原性鳥インフルエンザの病原性が弱毒性…言葉の定義が分かりにくいですね。

この際、高病原性鳥インフルエンザの定義の確認をしておきましょう。

(参考)
H7N6型キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
高病原性鳥インフルエンザの定義の確認(復習)
高病原性鳥インフルエンザの病原性が弱毒性…分かりにくい言葉の定義

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[ 2010/03/13 00:00 ] 鳥インフルエンザ | TB(0) | CM(0)

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