TOP PAGE 210万人死亡イメージ 木村盛世等
新型インフルエンザで重症者や死者が多い理由を図解する
番外編 新型フル患者分布地図 国立感染症研究







1918年の新型インフルエンザウイルス罹患患者の収容の様子…こんなことにはならないのでご安心ください

厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

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記者のスタンドプレーにも気をつけろ 

政治家のスタンドプレーには気をつけろ
 科学部デスク 小川祐二朗
 年の瀬を迎え、この1年で得た教訓は何か考えた。教えられることが多かったが、最大の教訓はずばり、「政治家のスタンドプレーには気をつけろ」だ。

 新型インフルエンザが流行した今年、担当デスクとして振り回されたという思いがあるからだ。

 特に、深夜や早朝に緊急の記者会見を開いた舛添要一・前厚生労働相には、「何だかなあ」という感想だけが残った。非常事態で仕方がなかった面もあるにしても、会見時間の異様さが逆に、国民の危機感をあおる結果になった。専門家が決めたワクチン接種回数に駄目出しをし、医療現場を混乱させた足立信也・厚労省政務官にも同様の思いが残る。

 「何だかなあ」の政治家は古今東西を問わない。ワクチンがらみで重い教訓を残しているのは、米国のフォード元大統領だ。

 発端は1976年。ニュージャージー州にある陸軍施設で呼吸器症状を訴える兵士が急増し、これまで流行したことのないインフルエンザウイルスが検出された。今回の新型インフルと同じ豚由来で、1918年に大流行したスペインかぜの原因ウイルスにもよく似ていた。

 フォード元大統領は緊急の記者会見を開き、ワクチン接種の一大キャンペーンに乗り出すことを宣言する。専門家は対策として、「静観する」も含めて4案を事前に提案していた。ワクチンキャンペーンは、このうち最も積極的な対策だった。

 結果は予想外のものだ。流行拡大は起きず、代わりに、500人以上の人がワクチンの副作用と考えられるギランバレー症候群という難病を発症したのだ。

 副作用への懸念など反対意見があったにもかかわらず、元大統領が積極策に打って出た背景には、76年が大統領選の年だったからだと言われている。共和党の指名を獲得するのに対立候補のロナルド・レーガン相手に苦戦していた。

 30年後の2006年になって、キャンペーン失敗で更迭された米疾病対策センター(CDC)のデビット・センサー元長官らが、事件の背景を論文にまとめている。タイトルは「1976年豚インフルワクチンにおける反省」。高病原性鳥インフルエンザの流行に備えた論文だったが、そこには以下のような教訓が書かれている。

 ・予想外のことがいつでも起こりえることを予測しておくこと。

 ・大統領が招集した会議と記者会見、自身がワクチン接種を受けている写真を(パフォーマンスのために)公開したことは誤りだった。公衆衛生上の対応というより、政治的なもくろみがあるとの疑いを招いたからだ。

 ・科学の専門家ではない政治家からもたらされた科学的な情報は、熱狂ではなく懐疑論を呼び起こしがちだ。

 ・単にマスコミの疑問に答えるより、記者会見を定期的に開いた方が事はうまく運ぶ。

 勉強熱心な厚労官僚ならきっと、この論文にも目を通していたはずだ。推察するに、こわもての政治家の先生方には出し惜しみして、教えてあげなかったんだろう。

 もし事実なら、これはこれで官僚の行動パターンに関する教訓かもしれない。ちなみにフォード元大統領は、この年の大統領選に敗北している。
(2010年1月4日読売新聞より引用・一部改編)

 この記者は、行政が出したプレス原稿を鵜呑みにするタイプなのかなという印象を持ちました。、

 「勉強熱心な厚労官僚」と皮肉をこめて記載していますが、「勉強熱心な記者」であることを願います。

 最後に国民に情報を伝えるのは報道機関なのですから。

[ 2010/01/08 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(1)

インフルエンザ感染者数を計算する研究者たち 

マスク着ければ…ワクチン1600万人分?

 新型インフルエンザの患者1人が他人にうつす人数を1割減らすだけで、国内患者の総数は4分の3にとどまり、ワクチン1600万人分の効果に匹敵することが、田中剛平・東京大学助教(数理工学)らの計算でわかった。

 マスクの着用など患者のちょっとした心がけが、新型の蔓延(まんえん)防止に大きな効果を生むことを示す初めての結果だ。

 東大の田中助教と合原一幸教授は、新型インフルエンザの感染力が、通常の季節性よりやや強く、感染者1人が平均1・4人にうつすと仮定。感染者の半数が発症するとして、感染の広がりを計算した。

 その結果、特別な対策をしないと、最悪の場合、1回の大流行で国民の4分の1に当たる3300万人が新型インフルエンザを発症する。一方、マスク着用や外出を控えたりすることで他人にうつす割合を10%減らすと、25%の患者を減らせることがわかった。うつす割合を20%減らせれば、患者の減少は60%にも達した。

 仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長は、「患者全員がまじめにマスクをすれば、感染の広がりを止める力は大きい。簡単な実験では、せきなどの飛沫(ひまつ)は、マスクで20分の1から100分の1程度に減らせた」と強調する。

 慈恵医大の浦島充佳・准教授(公衆衛生)も「南半球の調査では、感染者の半数以上に自覚症状がなかった。少し具合が悪い、家族に患者がいるという人がマスクをすることで感染拡大を防げる」と話している。
(2009年9月24日読売新聞より引用・一部改編)

 咳エチケットは大変重要だとこのブログを含め、多くの関係者が訴えていました。

 しかし、その科学的根拠を明確に示すことは困難です。

 今回の田中剛平・東京大学助教(数理工学)らの計算も、科学的根拠とまではいえない、単なる模擬的計算と考えるべきでしょう。

 このような計算は、パラメーターを少し変えるだけで、結果が大きく変わる可能性があります。

[ 2009/10/01 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(1)

芸能人の新型インフルエンザ感染 

マキシマム ザ ホルモンのボーカルが新型インフル感染

 人気ロックバンド・マキシマム・ザ・ホルモンのボーカル兼ギタリスト・マキシマムザ亮君が新型インフルエンザに感染したことが2009年8月13日、バンドの公式サイトで発表された。本人の体調不良及び観客、関係者への感染を防ぐため、医師の判断により明日14日に出演予定だった夏フェス『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2009 in EZO』(北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ)を出演辞退、18日と20日のライブも延期する。

 彼らの出演辞退に伴い、14日開催イベントのタイムテーブルの追加及び変更はなく、チケットの払い戻しは行わない。18日の『地獄絵図2009』(東京・秋葉原GOODMAN)及び20日の『地獄絵図2009』(滋賀・LIVE HOUSE B-flat)の振替公演については後日、公式サイトで告知するほか参加者へメールで通知する。

 それ以降の公演については「本人の回復状況を踏まえ出演を検討してまいります。ファンの皆様には大変ご心配をおかけし申し訳ございませんが、一日も早くライブ活動を再開できるよう努めて参ります」としている。

(2009年8月13日 オリコンより引用・一部改編)

 ライブを中止しなくてはならないという状況は、プロとして体調管理に問題があったといわざるを得ないでしょう。

 しかし、誰もが新型インフルエンザにかかる可能性があるということを伝えることは重要です。

 これまでに、新型インフルエンザにかかった芸能人は沢山いるという話も漏れ聞こえてきます。プロ野球選手や衆議院議員候補者も感染したという報道がありました。

 敢えて公表する人、ひた隠しにする人、いろいろいるのだと思います。

 そもそも、感染症は誰もがかかるものであり、隠す必要は全くありません。

 それでも隠している人は、周囲で話題になった時に、どうリアクションするのですかね?

[ 2009/08/22 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(4)

国内初の死亡判明例に対する悪意のある記事 

 沖縄での死亡例に対する記事を比較してみましたが、朝日新聞の報道に虚偽の記載を発見しました。病院や保健所の対応が遅いという記事が書きたいのだなという悪意を感じました。
新型インフル:国内初の死者 沖縄の57歳男性

 沖縄県は15日、新型インフルエンザに感染した宜野湾市の男性(57)が同日朝、入院先の沖縄市内の病院で死亡したと発表した。男性は慢性腎不全で人工透析を受けており、心筋梗塞(こうそく)の治療歴もあった。死因は新型インフルエンザから肺炎を起こしたことによる敗血症性ショックだった。新型インフルエンザ患者の死亡は国内初。

 県によると、男性は9日にのどの痛みとせきが出て、10日に透析を受けた際、熱があったためインフルエンザの簡易検査を受けた。この時は陰性だったが、12日の透析の際に熱が39度まで上がり、再検査でA型陽性と判明。同日、沖縄市内の総合病院に入院したが、14日から心機能が低下し、15日午前6時54分に死亡した。同居家族に症状はなく、感染源や感染ルートは不明。

 感染症法施行規則は入院患者で重症者がいる場合、保健所に連絡すると定めているが、病院が通報したのは死亡後だった。また厚生労働省の指針では、重症者や基礎疾患がある患者にはすぐにPCR(遺伝子)検査をするよう定めているが、今回は死亡後のPCR検査で感染が確認された。【三森輝久、川名壮志】

(以下略)

(2009年8月15日 朝日新聞より引用・一部改編)

 感染症法施行規則は入院患者で重症者がいる場合、保健所に連絡すると定めている???

 第何条にそのような記載があるのですか?私はそのような感染症法施行規則の条文を読んだことがありません。

 もしかしたら、この文章のことでしょうか?

http://www.mhlw.go.jp/za/0804/a106/a106-01.pdf

 これは、「事務連絡」であり、「感染症法施行規則」ではありません。

 「事務連絡」(公印なし。係長レベルの裁量で出た文章もいくつかあり。)と「感染症法施行規則」(課長の公印あり。官報に掲載される国が認めた正式な文章。)では、文章の重みが雲泥の差です。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/08/dl/infuh0815-02.pdf 

感染症法施行規則は入院患者で重症者がいる場合、保健所に連絡すると定めていません

 この記事から、「行政批判・病院批判」の悪意を感じたのは、私だけでしょうか?

[ 2009/08/18 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(2)

もはや新型インフルエンザ患者発生にニュース性はないのでは? 

一時よりはニュースに出る頻度が激減したものの、現在でも新型インフルエンザ患者発生のニュース・新聞記事をみかけます。

ニュース・新聞記事になる基準というのは、それぞれの報道機関が決めることですので、仕方のないことなのですが、読者の側に立つと、情報量が少なくなっているということは、新型インフルエンザが発生していないという印象を受けます。

しかし現実は、日本において新型インフルエンザ患者は7月、8月になって6月と比べて激増しています。

なぜ、この事実をマスコミ(新聞)はなぜ大きく報道しないのか(時々小さくは報道される)?それは、自ら情報収集する能力に乏しいからです。

ですので、ヒントを差し上げます。

感染症情報センター 感染症発生動向調査 週報・月報 速報データ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/sokuho/index.html

のページに、

疾病毎定点当たり報告数-速報値(過去10年間との比較)

というデータがPDFとEXCELであります。

PDFのグラフを見ても、ゼロ近くを這っているグラフなので、多いのか少ないのかよく分かりません。

しかし、EXCELには数字が掲載されています。

    31週
99年 0.03
00年 0.01
01年 0.03
02年 0.01
03年 0
04年 0
05年 0.07
06年 0.05
07年 0.11
08年 0.01
09年 0.56

過去10年と比べて、09年の報告数が桁違いに多いことに気がつきますでしょうか?
PCR検査こそしていませんが、これはほとんど全て新型インフルエンザA(H1N1)です。

このような日本及び都道府県全体としての増減の違いには意味がありますが、もはや
新型インフルエンザ:△△の男子児童が感染--県内で○○人目
新型インフルエンザ:△△高、○○人発症し学級閉鎖

というニュースは興味本位以外にあまり意味がないと考えられます。

この定点あたりの数こそ、いま注目すべき値なのです。

2009年8月15日、沖縄で初の新型インフルエンザによる死亡者が報告されましたが、その事は第1番目だから注目されるだけであり、なんら珍しいことでもありませんので、注意しましょう。

[ 2009/08/16 00:00 ] テレビ・映画・雑誌記事 | TB(0) | CM(4)









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